設計フェーズの前半では、Warehouse Builderの設計オブジェクトを使用してターゲット・システムの論理モデルを定義しました。この章では、マッピングとプロセス・フローに物理プロパティを割り当てるためのリファレンス情報を提供します。構成プロパティは、Warehouse Builderユーザー・インタフェースに表示される順序で示されています。
この章の内容は次のとおりです。
マッピングを適切に構成すると、ETLのパフォーマンスを向上させることができます。そのためには、この項を参考にして、Warehouse Builderによるデータのロード方法とコードの最適化方法を制御する構成パラメータを設定します。
このトピックには、次の項目が含まれます。
マッピングの物理プロパティを構成する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・エクスプローラでマッピングを右クリックし、ポップアップ・メニューから「構成」を選択します。
Warehouse Builderにはマッピングの「構成プロパティ」ダイアログが表示されます。マッピングのプロパティおよびマッピング内の演算子を構成できます。
「配布可能」を選択します。これにより、Warehouse Builderでは、配布可能としてマークされたエンティティについて一連のマッピング用スクリプトを生成できるようになります。
「配布可能」はデフォルトで有効化されています。無効化すると、そのマッピング用のスクリプトは生成されません。
「言語」を、選択したマッピング用に生成するコードのタイプに設定します。
選択できるオプションは、マッピングにおける演算子の設計と使用に応じて異なります。Warehouse Builderでは、マッピングに応じて「PL/SQL」、「SQL*Loader」、「ABAP」(SAPソース・マッピングの場合)などの適切な値に設定されます。
あらかじめ定義したスケジュールに基づいてマッピングを実行するように設定する場合は、「参照カレンダ」をクリックします。
スケジュールの作成および使用手順は、第28章「ETLオブジェクトのスケジューリング」を参照してください。
「ランタイム・パラメータ」を開き、マッピングを配布用に構成します。
各ランタイム・パラメータの詳細は、「ランタイム・パラメータ」を参照してください。
「コード生成オプション」を開き、マッピング用に生成されたコードを最適化するパフォーマンス・オプションを有効化します。
各オプションの詳細は、「コード生成オプション」を参照してください。
マッピングの各演算子を表すノードに移動して、それぞれの物理プロパティを設定します。
マッピングのソースとターゲットの構成方法は、「ソースとターゲットのリファレンス」を参照してください。フラット・ファイルのソースとターゲットを使用してマッピングを構成するには、「フラット・ファイル演算子の構成」を参照してください。
マッピングのランタイム・パラメータの構成時に、マッピングのデフォルト動作を設定します。これらのパラメータは、コントロール・センター、プロセス・フロー・エディタまたはOracle Enterprise Managerでマッピングを実行する際に上書きできます。
「ランタイム・パラメータ」には、次のパラメータがあります。
「バルク・サイズ」を使用して、PL/SQLバルク処理の各バルクの行数を指定します。Warehouse Builderで「バルク・サイズ」パラメータが使用されるのは、「バルク処理コード」オプションを選択し、オペレーティング・モードを「行ベース」に設定している場合のみです。詳細は、Oracle PL/SQLリファレンス・ガイドを参照してください。
「表分析文」オプションを選択すると、Warehouse Builderではターゲット表の統計の収集時期が予想されます。データがターゲット表にロードされた後、各ターゲット表についてコストベース最適化に使用された統計が収集されます。このパラメータは、各ターゲット表でこの分析に使用された行の割合に設定できます。
コミット頻度は、非バルク・モードのマッピングにのみ適用されます。バルク・モードのマッピングは、バルク・サイズに従ってコミットされます。
「デフォルト・オペレーティング・モード」を「行ベース」に設定し、「バルク処理コード」を「FALSE」に設定すると、パッケージの実行時には「コミット頻度」パラメータが使用されます。このパラメータで指定した行数が処理された後に、データがデータベースにコミットされます。
「バルク処理コード」オプションを選択した場合は、「コミット頻度」を「バルク・サイズ」と同じ値に設定します。2つの値が異なる場合は、「バルク・サイズ」により「コミット頻度」がオーバーライドされ、Warehouse Builderではバルク・サイズごとにコミットが実行されます。
PL/SQL実装を使用したマッピングについて、デフォルト・オペレーティング・モードを選択します。選択したオペレーティング・モードは、マッピングのパフォーマンスに大きく影響する可能性があります。オペレーティング・モードがパフォーマンスに及ぼす影響の詳細は、「セット・ベースと行ベースのオペレーティング・モードの比較」を参照してください。次のオペレーティング・モードから1つ選択できます。
セット・ベース: Warehouse Builderでは、すべてのデータを挿入し、そのデータに対してすべての操作を実行するSQL文が1つ生成されます。これにより、データ操作言語(DML)操作が高速になります。セット・ベース・モードは最適なパフォーマンスを提供しますが、生成される監査詳細は最小限となります。
行ベース: Warehouse Builderでは、データを1行ずつ処理する文が生成されます。SELECT文はSQLカーソルです。以降の文はすべてPL/SQLです。データが1行ずつ処理されるため、行ベースのオペレーティング・モードではパフォーマンスが最低ですが、監査は最も詳細になります。
行ベース(ターゲットのみ): Warehouse Builderでは、CURSOR SELECT文が生成され、カーソルにできるだけ多数の操作が含められます。ターゲットごとにPL/SQL INSERT文が生成され、各行がターゲットに個別に挿入されます。
セット・ベースから行ベースへのフェイルオーバー: Warehouse Builderでは、マッピングがセット・ベース・モードで実行されます。エラーが発生すると実行に失敗し、マッピングが行ベース・モードで再開されます。このモードはテスト環境で使用する場合にのみお薦めします。本番環境での使用はお薦めしません。
セット・ベースから行ベース(ターゲットのみ)へのフェイルオーバー: Warehouse Builderでは、最初にセット・ベース・モードでマッピングが実行されます。エラーが発生すると、実行が行ベース(ターゲットのみ)モードにフェイルオーバーします。このモードはテスト環境で使用する場合にのみお薦めします。本番環境での使用はお薦めしません。
「デフォルト監査レベル」を使用して、パッケージの実行時に使用する監査レベルを指定します。監査レベルは、パッケージの実行時にランタイム・スキーマ内で取得される監査情報の量を示します。監査レベルの設定は、次のとおりです。
なし: 実行時に監査情報は記録されません。
統計: 実行時に統計監査情報が記録されます。
エラーの詳細: 実行時にエラー情報と統計監査情報が記録されます。
完了: 実行時にすべての監査情報が記録されます。監査レベルを「完了」に設定してマッピングを実行すると、大量の診断データが生成され、割当済の表領域がすぐにいっぱいになってしまう可能性があります。
「デフォルト・パージ・グループ」はパッケージの実行時に使用されます。ランタイム・スキーマ内の各監査レコードは、指定したパージ・グループに割り当てられます。
このオプションを選択すると、Warehouse BuilderではANSI SQL構文が生成されます。このオプションを選択しなければ、Oracle SQL構文が生成されます。
自動: これはデフォルト設定です。Warehouse Builderでは、マッピング設計に基づいてデータがロードされ、自動的にコミットされます。この設定は、すべてのマッピング・タイプに有効です。1つのマッピングに複数のターゲットが存在する場合、データはターゲット単位の処理(INSERT、UPDATE、DELETE)に基づいてコミットされます。
自動相関: 自動相関コミットは特殊なタイプの自動コミットであり、複数のターゲットを持つPL/SQLマッピングにのみ適用されます。Warehouse Builderでは、すべてのターゲットが集合的に考慮され、データはすべてのターゲット間で均一にコミットまたはロールバックされます。
マッピング動作は、選択したオペレーティング・モードに応じて異なります。相関コミットの詳細は、「単一ソースから複数ターゲットへのデータのコミット」を参照してください。
手動: 手動コミット制御を選択するのは、複雑なビジネス・ロジックを示したりデータのコミット前に検証を実行する必要のあるPL/SQLマッピングの場合です。
手動コミットを指定するには、2つの方法があります。「マッピングへのコミット・ロジックの埋込み」の説明に従って、マッピング内でコミット・ロジックを定義できます。
また、「マッピング設計に依存しないデータのコミット」の説明に従って、プロセス・フローまたはSQL*Plusセッションでデータをコミットする方法もあります。
このオプションを選択すると、Warehouse Builderでは、ロード後のターゲット表が元のサイズの2倍または半分の場合に、ターゲットのロード後にターゲット表を分析するためのコードが生成されます。
このオプションを選択すると、Warehouse Builderでは実行時にパラレルDMLが有効化されます。DML文をパラレルに実行することで、データ・ウェアハウスに存在する大規模データベースにおけるデータ集中型操作のレスポンス時間が短縮されます。
このオプションを選択すると、スプリッタ演算子が含まれていて複数のターゲット表に挿入するマッピングのパフォーマンスが向上します。このオプションを選択してOracle9i以降でマッピングを実行すると、Warehouse BuilderではSQL文が1つ(multi_table_insert
)生成されます。このSQL文は、同一のソース・データ・セットに基づいてデータを複数の表に挿入します。
Warehouse Builderで複数表挿入が実行されるのは、このパラメータが選択されていて、Oracleターゲット・モジュール・データベースがOracle9i以降の場合のみです。また、マッピングにスプリッタ演算子が含まれていて、スプリッタとターゲットの間にアグリゲータ演算子やジョイナ演算子などのアクティブな演算子が存在しないマッピングに対してのみ、複数表挿入が実行されます。なお、複数挿入を使用できるのは表の場合のみで、ビュー、マテリアライズド・ビュー、ディメンションまたはキューブには使用できません。各ターゲット表の列数は999以下である必要があります。複数のターゲットを使用するマッピングの作成手順の詳細は、「例: 複数のターゲットを使用するマッピングの作成」を参照してください。
行ベース・モードで実行するマッピング、またはOracle8iサーバーで実行されるマッピングの場合は、このパラメータを「FALSE」に設定します。監査が必要な場合にも、このパラメータを「FALSE」に設定できます。このオプションを選択すると、すべてのターゲットについてSELECTとINSERTの合計カウントが1つ戻されます。
コードの生成時に使用するAUTHIDオプションを指定します。オプションは「Current_User」、「Definer」または「None」のいずれかを選択できます。
複数のターゲットを持つPL/SQLマッピングの場合は、ターゲットのロード順序を定義するコードを生成できます。この順序は、マッピングの複数のターゲット間に親子関係が存在する場合に重要になります。このオプションはデフォルトで選択されます。
このフィールドで、エラー・トリガー・プロシージャの名前を指定します。
この構成パラメータを選択し、オペレーティング・モードを「行ベース」に設定すると、Warehouse BuilderでPL/SQLバルク処理コードが生成されます。PL/SQLバルク処理では、行を1行ずつではなくバルク単位で収集、処理して書き込むことにより、行ベースETLのパフォーマンスが向上します。各バルクのサイズは、構成パラメータ「バルク・サイズ」により決定されます。最適なパフォーマンスが得られるのはセット・ベース・モードで、続いてバルク処理、最後が行ベース・モードです。詳細は、Oracle PL/SQLリファレンス・ガイドを参照してください。
Warehouse Builderでは、マッピング用のコードの生成時に、デフォルトで可能な全オペレーティング・モードのためのコードが生成されます。つまり、「生成モード」が「すべてのオペレーティング・モード」に設定されている場合は、「デフォルト・オペレーティング・モード」を「セット・ベース」に設定しても、可能な全オペレーティング・モードのためのコードが生成されます。これにより、実行時にテストの目的でオペレーティング・モードを切り替えることができます。
表、ビューおよびキューブなど、リレーショナルおよびディメンショナルなソースとターゲットの場合、Warehouse Builderでは演算子ごとに次の一連のプロパティが表示されます。
この設定はデフォルトで有効化され、Warehouse Builderでは使用可能であればLCR APIを使用してDMLが実行されます。使用可能なLCR APIがなければ、標準DMLが使用されます。
このパラメータは、下位互換性のためにのみ維持されています。
以前のリリースのWarehouse Builderでは、データベース・リンクをドロップダウン・リストから名前で選択できました。スキーマとデータベース・リンクについてソース演算子は構成できましたが、ターゲットを構成できるのはスキーマの場合のみです。ソースとターゲットを異なるスキーマに置くことはできますが、両者は同じデータベース・インスタンスに存在する必要があります。
この設定では、Warehouse Builderでソース演算子またはターゲット演算子へのアクセスに使用するロケーションを指定します。
この設定を有効化すると、LCR APIを使用したDML中に生じる可能性のある競合を検出して解決できます。
このパラメータは、下位互換性のためにのみ維持されています。
以前のリリースのWarehouse Builderでは、「スキーマ」フィールドをクリックして名前を入力すると、マッピングを特定のスキーマにリンクできました。
このセクションの設定を使用して、ターゲット表へのパーティション交換ロード(PEL)を有効化します。それぞれの設定に固有の情報と、PEL用のマッピングの設計方法の詳細は、「パーティション交換ロードを使用したパフォーマンスの向上」を参照してください。
ロードまたは抽出のヒントを定義します。アプリケーション開発者は、データを処理する方法を絶えず発展させていくものです。たとえば、開発者は、一連の表をどのような順序で結合すると問合せの実行速度が大幅に向上するかを把握しています。Warehouse Builderでは、このような処理方法を、生成済SQLコードのパッケージにSQLオプティマイザ・ヒントとして組み込むことができます。
「ヒント」ダイアログからヒントを選択する場合、ヒントは「既存のヒント」フィールドに表示されます。「付加テキスト」列に適切な付加テキストを入力します。エディタによってマッピング定義にヒントがそのまま追加されます。このテキストの検証やチェックは行われません。
INSERTまたはUPDATEモードでデータをロードするマッピングに対して、ロードのヒントを定義できます。デフォルトでは、Warehouse Builderにより、APPENDやPARALLELなどの一般に使用されるヒントが追加されます。INSERTを除くすべてのロード・モードでは、APPENDヒントは無効であり、削除するように選択できます。
マッピング構成時に、ヒントは使用可能です。ヒントを構成する手順は次のとおりです。
プロジェクト・エクスプローラで、「データベース」フォルダを開きます。
「データベース」で、「リポジトリ」モジュールを開きます。
「リポジトリ」モジュールで、「マッピング」を開きます。
「マッピング」で、必要なマッピングを選択します。
「マッピング」を右クリックして、「構成」を選択します。
構成プロパティ・ウィンドウで、必要な演算子を開きます。
ファンクション演算子を選択します。
「インライン・ビューのヒント」ウィンドウを開くには、「構成プロパティ」ウィンドウで使用可能な「インライン・ビューのヒント」オプションの横にある省略記号ボタンをクリックします。
オプティマイザ・ヒントとその使用方法の詳細は、Oracle 9i Designing and Tuning for Performanceを参照してください。
次の制約管理パラメータを構成します。
例外表名: 再有効化中に外部キー制約に違反したすべての行が、指定の例外表に記録されます。ロード前後には、この表の自動切捨ては実行されません。制約違反はランタイム監査エラー表にもロードされます。
SQLおよびPL/SQLロードの場合、例外表を指定しなければ、無効な行はデフォルト表領域にある一時表にロードされてから、ランタイム監査エラー表にロードされます。ロードが終了すると、表が削除されます。
SQL*Loaderのダイレクト・パス・ロードを使用している場合は、例外表を指定する必要があります。詳細は、SQL*Loaderのマニュアルを参照してください。
制約の有効化: このオプションを選択すると、データのロード前にターゲット表の外部キー制約が維持されます。このオプションを選択しなければ、データのロード前にターゲット表の外部キー制約が無効化され、ロード後に制約が再有効化されます。再有効化中に検出された制約違反はランタイム監査エラー表で識別され、指定した場合は例外表でも識別されます。
制約を無効化すると、制約チェックが実行されないためロード時間の短縮になります。ただし、再有効化中にいずれかの行で例外が発生すると、その行に対する制約は未検証状態のままになります。この種の行は、ランタイム監査エラー表にROWIDで記録されます。エラー行を手動で検査し、必要な訂正処置を行う必要があります。
「制約の有効化」を「FALSE」に設定するには、次の制限を伴います。
「セット・ベース」オペレーティング・モードの場合、「FALSE」に設定すると、ターゲットの外部キー制約がロード前に無効化され、ロード後に再有効化されます。このプロパティは、ターゲット表を参照する他の表の外部キー制約には影響しません。ロードにSQLまたはPL/SQLパッケージではなくSQL*Loaderが使用される場合は、.ctlファイルに再有効化句が追加されます。
オペレーティング・モードが「セット・ベースから行ベースへのフェイルオーバー」および「セット・ベースから行ベース(ターゲットのみ)へのフェイルオーバー」の場合、「FALSE」に設定すると、ターゲットの外部キー制約がロード前に無効化され、セット・ベース・モードによるロードに成功した場合は再有効化されます。この設定は、他の表を参照している外部キーには影響しません。ロードが行ベースにフェイルオーバーした場合は、行ベース・モードでロードが繰り返され、すべての制約は有効化されたままになります。
注意: 再有効化中に制約違反が作成されると、ロードはセット・ベース・モードから行ベース・モードにフェイルオーバーしません。 |
「行ベース」または「行ベース(ターゲットのみ)」オペレーティング・モードの場合は、このプロパティを「FALSE」に設定しても、すべての外部キー制約は有効化されたままです。
TRUNCATE/INSERT DMLタイプの場合は、「FALSE」に設定すると、デフォルト・オペレーティング・モードに関係なく、ターゲット表を参照する他の表の外部キー制約がロード前に無効化されてロード後に再有効化されます。
フラット・ファイルからの入力を含む表演算子を使用する場合は、次の「SQL*Loaderパラメータ」プロパティを構成する必要があります。
パーティション名: ロードがパーティション・レベルであることを示します。パーティション・レベル・ロードでは、表で指定した1つ以上のパーティションまたはサブパーティションをロードできます。完全データベース、ユーザーおよびトランスポータブル表領域の各モードによるロードでは、パーティション・レベル・ロードはサポートされていません。増分ロード(増分、累積および完了)を実行できるのは完全データベース・モードの場合のみで、増分ロードにパーティション・レベル・ロードは指定できません。どのモードでも、パーティション化されたデータは、パーティションまたはサブパーティションを選択的にロードできるような形式でロードされます。
ソート済索引句: データの事前ソートに使用される索引を識別します。この句を使用できるのは、ダイレクト・パス・ロードの場合のみです。ある索引用にソートされたデータの順序は、通常、他の索引には適切でないため、SORTED INDEXES句には索引を1つのみ指定します。複数の索引でデータが同じ順序の場合は、一度にすべての索引を指定できます。SORTED INDEXES句に指定する索引はすべて、ダイレクト・パス・ロードの開始前に作成しておく必要があります。
単一行: システムのメモリーに制限がある場合や、大きい表に少数のレコードをロードする場合に、ダイレクト・パス・ロード中にAPPENDとともに使用することを意図しています。このオプションを選択すると、各索引エントリは一度に1レコードずつ索引に直接挿入されます。SQL*Loaderでは、デフォルトで表にレコードを追加するためにSINGLEROWが使用されることはありません。索引エントリは一時領域に格納され、ロードの終了時に元の索引とマージされます。この方法ではパフォーマンスが向上して最適な索引が生成されますが、余分な記憶域が必要になります。マージ中には、元の索引、新規の索引、新規エントリ用の領域が、すべて同時に記憶域を使用します。SINGLEROWオプションを使用すると、新規索引エントリや新規索引のための記憶域を必要としません。生成後の索引は新規にソートした索引ほど最適でない可能性はありますが、生成に使用される領域は少なくなります。また、索引の挿入ごとにUNDO情報が追加生成されるため、所要時間も長くなります。このオプションは、使用可能な記憶域がかぎられている場合や、ロード対象のレコード数が表のサイズに比べて小さい(1:20以下である)場合にお薦めします。
後続NULL列: SQL*Loaderを、レコードに存在せずに相対位置を持つ列をNULL列として処理するように設定します。
スキップ対象レコード: SQL*LoaderでSKIPコマンドを起動します。SKIPでは、ファイルの先頭を基準にしてロード対象外となる論理レコードの数を指定します。デフォルトでは、レコードはスキップされません。このパラメータを指定すると、なんらかの理由で中断されたロードが続行されます。これは、すべての従来型パスによるロード、単一表のダイレクト・ロード、各表にロードされるレコード数が同一の場合の複数表のダイレクト・ロードに使用されます。各表にロードされるレコード数が異なる場合、複数表のダイレクト・ロードには使用されません。
データベース・ファイル名: インポートするエクスポート・ファイルの名前を指定します。デフォルト拡張子は.dmpです。複数のエクスポート・ファイルをエクスポートできるため、インポート対象ファイル名の複数指定が必要になることがあります。インポートされたファイルへの読取りアクセス権限が必要です。また、IMP_FULL_DATABASEロールも必要です。
「構成プロパティ」ダイアログには、マッピングでの演算子の使用方法によっては、フラット・ファイルのマッピング演算子に関する追加設定が表示されます。
ターゲットとしてのフラット・ファイル演算子: Warehouse Builderでは、PL/SQL配布コード・パッケージが生成されます。ターゲットとして使用するフラット・ファイルのマッピング演算子に関連するパラメータの構成については、「ターゲットとしてのフラット・ファイル演算子」を参照してください。
ソースとしてのフラット・ファイル演算子: Warehouse BuilderではSQL*Loaderスクリプトが生成されます。ソースとして使用するフラット・ファイルのマッピング演算子に関連するパラメータについては、「ソースとしてのフラット・ファイル演算子」を参照してください。
フラット・ファイルをターゲットとして使用するマッピングに固有のプロパティを構成する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・エクスプローラでマッピングを選択し、メニュー・バーから「設計」→「構成」を選択します。
または、構成するマッピングを右クリックしてポップアップ・メニューから「構成」を選択します。
Warehouse Builderに「構成プロパティ」ダイアログが表示されます。
構成するパラメータを選択し、パラメータ名の右側の空白をクリックしてパラメータ値を編集します。
パラメータごとに、リストからオプションを選択するか、値を入力するか、または省略記号ボタンをクリックして別のプロパティ・ダイアログを表示できます。
「配布可能」オプションを選択します。これにより、Warehouse Builderでは、配布可能としてマークされたオブジェクトについて一連のマッピング用スクリプトを生成できるようになります。このオプションを選択していないマッピングの場合、スクリプトは生成されません。
「言語」を、選択したマッピング用に生成するコードのタイプに設定します。選択できるオプションは、マッピングにおける演算子の設計と使用に応じて異なります。マッピングに応じて、「PL/SQL」、「ABAP」(SAPソース・マッピングの場合)または「SQL*Loader」から選択できます。
マッピングの配布先ロケーションを指定します。
「ランタイム・パラメータ」で、「デフォルト・オペレーティング・モード」を「行ベース(ターゲットのみ)」に設定します。このタイプのマッピングの場合、他のデフォルト・オペレーティング・モードではコードが生成されません。各ランタイム・パラメータの詳細は、「ランタイム・パラメータ」を参照してください。
「コード生成オプション」の説明に従って「コード生成オプション」を設定します。
「ソースとターゲットの参照」の説明に従って「ソースとターゲットの参照」を設定します。
「アクセス指定」では、「ターゲット・データファイル名」にフラット・ファイル・ターゲットの名前を指定します。「ターゲット・データファイルのロケーション」では、Warehouse Builder Runtime Platformがインストールされているマシンにあるターゲット・ファイルを指定します。出力をxmlファイルにする場合は、「XMLファイルとして出力」を選択します。
フラット・ファイル演算子をソースとして使用するマッピングを構成する手順は、次のとおりです。
プロジェクト・エクスプローラでマッピングを選択し、メニュー・バーから「設計」→「構成」を選択します。または、構成するマッピングを右クリックし、ポップアップ・メニューから「構成」を選択する方法もあります。
構成するパラメータを選択し、パラメータ名の右側の空白をクリックしてパラメータ値を編集します。
各パラメータについて、選択するかどうかを指定するか、リストからオプションを選択するか、値を入力するか、省略記号ボタンをクリックして別のプロパティ・ダイアログを表示できます。
SQL*Loaderスクリプトが生成されるように「配布可能」オプションを選択します。
「ログ・ファイルのロケーション」と「ログ・ファイル名」を指定します。
「ロード継続」を選択します。
SQL*Loaderによりデータ行または索引エントリのための領域がすべて使用されてしまうと、ロードが中断されます。「ロード継続」オプションを選択すると、Warehouse Builderは中断されたロードを継続します。
「NLSキャラクタ・セット」で、CHARACTERSET句に置くキャラクタ・セットを指定します。
「ダイレクト・モード」を選択して、ダイレクト・パス・ロードが実行されるように指定します。このオプションを設定しなければ、従来型パスによるロードが実行されます。通常はダイレクト・モードの方が高速です。
「リカバリ可能操作」を選択してロードがリカバリ可能になるように指定します。このオプションを選択しなければ、ロードはリカバリ不可能になり、レコードはREDOログに記録されません。
フラット・ファイル・ソースを使用したマッピング用にWarehouse Builderで生成されるSQL*LoaderスクリプトのOPTIONS句に影響する次のパラメータを構成します。
パラレル・ロードの実行: このオプションを選択すると、ダイレクト・ロードを複数のコンカレント・セッションで実行できます。
エラー許可: 0(ゼロ)より大きい値を指定すると、ERRORS = nオプションが生成されます。SQL*Loaderは、このエラー上限に達した後の最初の一致ポイントでロードを終了します。
スキップ対象レコード: 0より大きい値を指定すると、SKIP = nオプションが生成されます。この値は、ファイルの先頭を基準としてロード対象外のレコード数を示します。値を指定しなければ、レコードはスキップされません。
ロード対象レコード: 0より大きい値を指定すると、LOAD = nオプションが生成されます。この値は、ロード対象の最大レコード数を示します。値を指定しなければ、すべてのレコードがロードされます。
コミットごとの行: 0より大きい値を指定すると、ROWS = nオプションが生成されます。ダイレクト・パス・ロードの場合、この値はデータの保存前にソースから読み取る行数を識別します。従来型パスによるロードの場合は、バインド配列の行数を指定します。
読取りサイズ: 0より大きい値を指定すると、READSIZE = nオプションが生成されます。この値は、読取りバッファのサイズ指定に使用されます。
バインド・サイズ: 0より大きい値を指定すると、BINDSIZE = nオプションが生成されます。この値は、バインド配列の最大バイト数を示します。
読取りバッファ: 0より大きい値を指定すると、READBUFFERS n句が生成されます。READBUFFERSでは、ダイレクト・パス・ロード中に使用するバッファの数を指定します。READBUFFERSの値は、必要な場合にのみ指定してください。
空白を保持: このオプションを選択すると、PRESERVE BLANKS句が生成されます。この句により、オプションの囲みデリミタが存在しない場合に先行の空白が保持されます。また、事前に決定済のサイズでフィールドが指定されている場合も、後続の空白がそのまま保持されます。
データベース・ファイル名: このパラメータを使用すると、ロード対象の物理ファイルの特性を指定できます。これらのパラメータの初期値は、マッピングに使用するフラット・ファイルのプロパティから設定されます。
このパラメータを空白以外の値に設定すると、FILE=オプションが生成されます。指定した値は、生成コードでは一重引用符で囲まれます。
制御ファイルのロケーションおよび制御ファイル名: 監査詳細に必要な制御ファイル名。
各SQL*Loaderオプションおよび句の詳細は、Oracle Databaseユーティリティ10gを参照してください。
「ランタイム・パラメータ」を開き、マッピングを配布用に構成します。
監査: このオプションを設定すると、パッケージの実行時に監査が実行されます。
デフォルト・パージ・グループ: 「デフォルト・パージ・グループ」はパッケージの実行時に使用されます。ランタイム・スキーマ内の各監査レコードは、指定したパージ・グループに割り当てられます。
ソースとターゲットの参照を開き、「ソースとターゲットの参照」の説明に従ってマッピングの演算子の物理プロパティを設定します。
プロセス・フロー・モジュールを構成する手順は、次のとおりです。
プロセス・フロー・モジュールを右クリックして「構成」を選択します。
プロセス・フロー・モジュールの「構成プロパティ」シートが表示されます。
「評価ロケーション」と「識別ロケーション」のプロパティを設定します。
「評価ロケーション」は、このプロセス・フローの評価元ロケーションです。
「識別ロケーション」は、生成済コードの配布先ロケーションです。
プロセス・フロー・パッケージを構成する手順は、次のとおりです。
プロセス・フロー・パッケージを右クリックして「構成」を選択します。
プロセス・フロー・モジュールの「構成プロパティ」シートが表示されます。
「参照カレンダ」と「生成コメント」のプロパティを設定します。
「参照カレンダ」は、このパッケージに関連付けるスケジュールを提供します。
「生成コメント」は、生成済コードに関する追加のコメントを提供します。
パッケージのアクティビティのいずれかをクリックすると、そのプロパティが表示されます。
「パスの設定」を使用し、プロセス・フローの各アクティビティについて次のプロパティを設定します。
実行ロケーション: このアクティビティの実行元ロケーションです。Oracle Enterprise Managerを構成済の場合は、プロセス・フローを実行するOEMエージェントを選択できます。
リモート・ロケーション: FTPアクティビティ専用のリモート・ロケーション。
作業ロケーション: FTP、FILE EXISTSおよび外部プロセス・アクティビティ専用の作業ロケーション。
配布ロケーション: 配布ロケーション。この設定は変換アクティビティにのみ適用されます。事前定義済の変換を参照するアクティビティの場合は、設定を「デフォルトのロケーションを使用」から変更して有効なロケーションを指定する必要があります。
「一般プロパティ」では、バウンド名(プロセス・フロー内でアクティビティが表すオブジェクトの名前)を参照できます。バウンド名を持つのは、マッピング・アクティビティ、変換アクティビティおよびサブプロセス・アクティビティのみです。
「実行の設定」で、オプション「ステータスとしてリターンを使用」を選択します。
この設定は、出力でNUMBERを戻すアクティビティの動作を制御します。この種のアクティビティには、FTP、ユーザー定義および変換などがあります。「ステータスとしてリターンを使用」を選択すると、プロセス・フロー・エディタではアクティビティの次の数値戻り値に基づいて送信推移条件が割り当てられます。
1 = 正常終了推移
2 = 警告推移
3 = エラー推移