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Oracle Application Server Microsoft Officeとの相互運用性開発者ガイド
10gリリース3(10.1.3.1.0)
B31842-01
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8 Microsoft Excelへのビジネス・インテリジェンス情報の提供

この章では、ビジネス・インテリジェンス情報をMicrosoft Officeに提供する方法について説明します。具体的には、Oracle Business Intelligence DiscovererワークシートをMicrosoft Excelワークシートとして保存する方法と、Oracle Business Intelligence Spreadsheet Add-Inによって、Microsoft ExcelでリアルタイムOLAPデータを使用して作業する方法を示します。

この章の内容は次のとおりです。

8.1 概要

Oracle Business Intelligenceを使用すると、統合された一連のクエリー、レポート分析、データ統合/管理、デスクトップ統合、およびBusiness Intelligenceアプリケーション開発機能により、データ・ウェアハウスやデータ・マートを迅速に開発し、デプロイすることができます。スタンドアロンまたはOracle Application Server Enterprise Editionの一部として使用できるOracle Business Intelligenceには、次のコンポーネントが含まれています。

Microsoft Excelは、最も広く使用され続けているワークシート・ツールです。そのため、多くのユーザーが使い慣れている製品でもあります。OracleBI Discovererは、ユーザーに、データ・マートやデータ・ウェアハウスからのデータを分析および視覚化するための安全で強力な環境を提供しますが、OracleBI Discovererにアクセスできないユーザーにこのデータを提供するには、ある程度の時間を要することがあります。このような場合、Microsoft Excelの機能を使用してデータの詳細な分析を行うためにユーザーがデータにアクセスできるようにすることは有益です。OracleBI Discovererを使用すると、OracleBI Discovererワークシートを、書式設定とレイアウトを保持したままMicrosoft Excelワークシートとしてエクスポートすることによって、まさにこれを実現することができます。

OracleBI Discovererを使用すると、クロス集計をMicrosoft Excelピボット・テーブルとしてエクスポートすることもできます。この強力な機能により、Microsoft Excelにピボット・テーブルを作成したり(初心者には難解な場合があります)、レポート作成のために時間を浪費したりする必要がなくなり、分析により多くの時間を費やすことができるようになります。

ユーザーは、OracleBI Discovererレポート(表またはクロス集計)をMicrosoft Excelワークシートとして別の人に電子メールで送信できます。これにより、分析結果や見解を他の人と共有できます。エクスポートされるワークシートでレイアウト、書式、または特定の計算式を保持できるので、レポートの再作成に要する時間を削減して、分析により多くの時間を使用できます。

Spreadsheet Add-Inを使用すると、Microsoft Excelの機能を、Oracle Databaseの堅牢さ、セキュリティおよびスケーラビリティと組み合せることができます。ユーザーは、Microsoft Excelの使い慣れたユーザー・インタフェースを使用しながら、安全なOracle Database内のデータを利用することができます。また、データベースのOLAPオプション内で構築される強力な分析を利用できます。

図8-1は、Oracle Business IntelligenceをMicrosoft Officeと相互運用する様々な方法を示しています。

図8-1 Business IntelligenceのMicrosoft Excelとの相互運用性

図8-1の説明が続きます
「図8-1 Business IntelligenceのMicrosoft Excelとの相互運用性」の説明

8.2 前提条件

この章で説明する手順を実行するには、まず、次のソフトウェアをインストールします。

8.3 手順

この章では、Oracle Business Intelligenceを使用してビジネス・インテリジェンス情報をMicrosoft Excelに送信するための次の2つの方法を示します。

8.3.1 Microsoft Excelへのビジネス・インテリジェンス情報の公開

OracleBI Discovererワークシートを他の人と共有する場合、追加のソフトウェアのインストールを必要としない使い慣れた形式で共有できると便利です。OracleBI Discovererは、この要件を次の方法で満たします。

  • ブラウザでのWeb上のOracleBI Discovererワークシートの表示。

  • ワークシートを様々な形式(HTML、PDF、CSV、テキストなど)で提供。

  • Microsoft Excelワークシートとしてのワークシートの保存。ワークシートをMicrosoft Excel形式でエクスポートしたり、ワークシート内の任意のグラフを.PNG(または.GIF)ファイルとして保存したりすることができます。これらのグラフは、保存後にワークシートに挿入できます。Microsoft Excelにエクスポートする際は、書式や式をエクスポートすることもでき、ワークシートのフォント、色、およびスタイルは保持されます。

ビジネス・インテリジェンス情報は、次の3つの方法でMicrosoft Excelにプッシュできます。

8.3.1.1 Microsoft ExcelワークシートとしてのOracleBI Discovererワークシートの保存

OracleBI DiscovererワークシートをMicrosoft Excelワークシートとして保存するには、次の手順を実行します。

  1. OracleBI Discoverer Plusを起動し、8.2項「前提条件」に示されているサンプルをインストールしたリレーショナル・データソースに接続します。

  2. 「データベースからワークブックを開く」ダイアログ・ボックスで、Sales & Profits by Time, Geography, & Channelサンプル・ワークブックを開きます。

  3. Annual Regional Sales & Profits by Channelサンプル・ワークシートを選択して、「開く」をクリックします。

  4. いくつかの書式をワークシートに適用します。たとえば、一部のテキストを太字にしたり、色を追加したりします(図8-2を参照)。

    図8-2 書式設定されたOracleBI Discovererワークシート

    図8-2の説明が続きます
    「図8-2 書式設定されたOracleBI Discovererワークシート」の説明

  5. 「ファイル」→「エクスポート」を選択して、エクスポート・ウィザードを表示します。


    注意:

    「Excelにエクスポート」ツールバー・ボタンをクリックすることもできます。この場合、ワークシートはデフォルト設定を使用してエクスポートされます。エクスポート設定を手動で指定する場合は、メニューを使用してください。

  6. 「現行ワークシート」を選択します。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. 「テーブル」リストから、「Microsoft Excelワークブック (*.xls)」を選択します。

    ワークシートがクロス集計の場合は、オプションで、「ピボット・テーブル付きMicrosoft Excelワークブック (*.xls)」を選択できます。

  9. 「グラフ」リストから、「Portable Network Graphics」を選択します。

  10. 「出力先」フィールドに、エクスポートするファイルを保存する場所を入力します。必要に応じて、「参照」をクリックします。

  11. 「名前」フィールドに<YourName> Exported Worksheetと入力します(図8-3を参照)。

    図8-3 Microsoft Excel形式でのワークシートのエクスポート

    図8-3の説明が続きます
    「図8-3 Microsoft Excel形式でのワークシートのエクスポート」の説明

  12. 「次へ」をクリックします。

  13. エクスポートされるグラフのサイズとして「現在の画面上のサイズを使用」を選択します。

  14. 「終了」をクリックしてエクスポート操作を開始します。

    エクスポート操作が完了すると、「エクスポート・ログ」ダイアログ・ボックスに、エクスポート操作時に作成されたファイルのリストが表示されます。

  15. 「OK」をクリックします。

    図8-4は、前述の手順で適用した書式設定が保持されていることを示しています。

    図8-4 Microsoft Excelにエクスポートされたワークシート(書式設定を保持)

    図8-4の説明が続きます
    「図8-4 Microsoft Excelにエクスポートされたワークシート(書式設定を保持)」の説明

    グラフは、個別に.PNGファイルとしてエクスポートされます。これらのグラフを含める場合は、Microsoft Excelワークシートに手動で挿入する必要があります。


注意:

Microsoft Excelにエクスポートする際は、次のオプションを使用できます。
  • 書式設定が保持されているMicrosoft Excelワークシート。

  • Microsoft Excelピボット・テーブルが作成されているMicrosoft Excelワークシート。このオプションは、Discovererクロス集計に対して使用できます。

さらに、CSV(カンマ区切り値)形式でエクスポートすることもできます。この形式は、書式設定が不要でファイル・サイズを小さくする必要がある場合に適しています。


8.3.1.2 Microsoft Excel WebクエリーとしてのOracleBI Discovererワークブックの保存

OracleBI DiscovererワークブックをMicrosoft Excel Webクエリー(.IQY)形式でエクスポートすることもできます。これは、Microsoft Excelワークシートに、OracleBI Discovererデータを取得するために使用されるクエリーを格納して、Microsoft Excel内のデータを更新できることを意味します。これにより、ユーザーは、常に、最新のデータを参照することができます。

  1. OracleBI Discoverer Plusを起動し、8.2項「前提条件」に示されているサンプルをインストールしたリレーショナル・データソースに接続します。

  2. Sales & Profits by Time, Geography, & Channelサンプル・ワークブックを開きます。

  3. Annual Regional Sales & Profits by Channelサンプル・ワークシートを選択して、「開く」をクリックします。

  4. 「ファイル」→「エクスポート」を選択して、「エクスポート・ウィザード」ダイアログ・ボックスを表示します。

  5. 「現行ワークシート」を選択します。

  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 「テーブル」リストから、「Microsoft Excel 2000+のWebクエリ(*.iqy)」を選択します。

  8. 「出力先」フィールドに、エクスポートするファイルを保存する場所を入力します。必要に応じて、「参照」をクリックします。

  9. 「名前」フィールドに<YourName> Exported Worksheet2と入力します。

  10. 「終了」をクリックしてエクスポートを開始します。

    エクスポートが完了すると、「エクスポート・ログ」ダイアログ・ボックスに、エクスポート時に作成されたファイルのリストが表示されます。

  11. 「OK」をクリックします。

    現行ユーザーのパスワードの入力を求めるメッセージが表示されます。

  12. パスワードを入力して、「OK」をクリックします。

    Microsoft Excelは、データベースに接続し、最新のデータを取得して表示します。

8.3.1.3 電子メールの添付ファイルとしてのワークシートの送信

ワークシートを別のユーザーの電子メール・アカウントに直接送信する場合は、OracleBI Discoverer Viewerを使用できます。ワークシートは、電子メールを使用して、HTML(ZIPファイル)、Oracle Reports、XML、PDF、Microsoft Excelワークブックなどの形式で送信できます。

ワークシートを電子メールの添付ファイルとして送信するには、次の手順を実行します。

  1. OracleBI Discoverer Viewerを起動し、8.2項「前提条件」に示されているサンプルをインストールしたリレーショナル・データソースに接続します。

  2. Sales & Profits by Time, Geography, & Channelサンプル・ワークブックを開きます。

  3. Annual Regional Sales & Profits by Channelサンプル・ワークシートを選択します。

  4. 「操作」リストから、「電子メールで送信」をクリックします。

  5. リストから、「Microsoft Excelワークブック (*.xls)」を選択します。

  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 「送信者」フィールドに、自分自身の電子メール・アドレスを入力します。

  8. 「受信者」フィールドに、ワークシートを送信するユーザーの電子メール・アドレスを入力します。今回は練習のため、自分自身に電子メール・アドレスを入力します。

  9. 「件名」フィールドにHere is that worksheet.と入力します。

  10. 「本文」フィールドにAttached. Regardsと入力します(図8-5を参照)。

    図8-5 Microsoft Excel添付ファイルとしてのワークシートの送信

    図8-5の説明が続きます
    「図8-5 Microsoft Excel添付ファイルとしてのワークシートの送信」の説明

  11. 添付ファイルの表示結果をプレビューするために、「添付ファイルの表示」をクリックします。

  12. 「終了」をクリックします。

  13. 受信フォルダをチェックして、ワークシートを受信していることを確認します。

  14. メッセージを開いて、添付されているMicrosoft Excelワークシートを開きます。

8.3.2 Microsoft Excelへのリアルタイム・データのプル

企業内の多くのユーザーは、Microsoft Excelなどのデスクトップ・アプリケーションを使い慣れており、これらを使用して作業することを希望しています。このため、ほとんどの企業では、データ抽出プログラムの数と、データ・ウェアハウス環境内のワークシートへの静的データのダウンロード回数が急増しています。これは、技術面とビジネス面の両方で甚大な問題を発生させます。この方法でのデータのダウンロードと操作を続けると、接続できないワークシートの範囲が拡大し続けます。大量のソースに基づく履歴データがどのように管理されているかは、ワークシート分析からは決して明確になりません。たとえば、ソース・システムが更新または再起動されると、ある種の問題が発生します。ソース・データへの接続がないため、ユーザーは、更新されたデータが入手可能になってもアラートを受け取ることができません。その結果、どのワークシートが最新バージョンであるかが不明になります。また、ワークシートには、単一のシートで処理できるデータ量に関して、スケーラビリティ上の制限があります。この場合も、ユーザーは、複数のワークシートを作成し、式を使用してそれらを相互にアタッチして、この問題を解決しています。

OracleBI Spreadsheet Add-Inは、これらの問題のすべてと、さらに多くの問題を解決します。このアドインは、OLAPの機能をMicrosoft Excelに直接埋め込むことによって、Oracle OLAPの分析力およびスケーラビリティとMicrosoft Excelの使いやすさを結び付けます。ユーザーは、Oracle Databaseに集中的に格納される共通ビジネス定義に対してレポートします。これにより、エンタープライズ情報の高品質で一貫性のある参照方法が提供されます。さらに、ユーザーは、従来のOLAP調査技術(データ表示のドリル、ピボット、ページングなど)を使用して、このデータの非定型分析を実行できます。

Microsoft Excelにデータをプルするには、次の手順を実行します。

  1. Microsoft Excelを起動します。

  2. 図8-6に示すようなOracleBIのメニュー・オプションが表示されます。

    図8-6 OracleBI Spreadsheet Add-Inメニュー・オプション

    図8-6の説明が続きます
    「図8-6 OracleBI Spreadsheet Add-Inメニュー・オプション」の説明


    注意:

    このオプションが表示されない場合は、8.2項「前提条件」に示されているOracleBI Spreadsheet Add-Inをダウンロードしてインストールしていることを確認してください。

  3. 「OracleBI」→「新規クエリー」を選択して、ワークシート内で新しいOLAPクエリーを作成します。

  4. 「接続エディタ」タブをクリックします。

  5. 「新規」をクリックします。

  6. 適切な説明を「説明」に入力し(図8-7を参照)、8.2項「前提条件」に示されているサンプルをインストールしたOLAPデータソースのホスト名、ポート番号、およびSIDを入力します。

    図8-7 データベースへの接続

    図8-7の説明が続きます
    「図8-7 データベースへの接続」の説明

  7. 「保存」をクリックします。

  8. 「OLAP接続」タブをクリックします。

  9. ユーザー名およびパスワードを入力します。

  10. 「接続」をクリックします。

    Oracle OLAPクエリー・ウィザードが表示されます。これは、OracleBI Discovererのクエリー・ウィザードと同じです。このウィザードを使い慣れている場合は、新しいツールの使用方法を学習する必要はありません。

  11. 「次へ」をクリックし、「ようこそ」から作業を継続します。

  12. 「選択可能」リストには、ワークシートに表示できるOLAPのすべてのメジャーとディメンションが含まれています。

    Electronics - KPIsフォルダを開いて、Sales Revenueを選択し、右山カッコ(>)をクリックします。

  13. このレポートでは、販売促進は分析に含まれないため、Promotionを選択し、左山カッコ(<)をクリックしてリストから削除します(図8-8を参照)。

    図8-8 クエリーの項目

    図8-8の説明が続きます
    「図8-8 クエリーの項目」の説明

  14. 「次へ」をクリックします。

  15. ウィザードの「レイアウト」手順で、適切なディメンションまたはメジャー・タイルをドラッグしてドロップすることにより、データのレイアウトを変更できます。

    Channelを「ページ・アイテム」領域に移動します。

  16. ProductとGeographyを移動して、Productが行の端に表示され、Geographyが「ページ・アイテム」領域の先頭に表示されるようにします。

    レイアウトは図8-9のようになります。

    図8-9 OLAPクエリーのレイアウト

    図8-9の説明が続きます
    「図8-9 OLAPクエリーのレイアウト」の説明

  17. 「次へ」をクリックします。

  18. Channelディメンションのメンバーを選択します。

    Channel totalをクリックして、右山カッコ(>)をクリックします。

  19. 「次へ」をクリックします。

  20. Geographyディメンションのメンバーを選択します。

    1. World totalノードを開きます。

    2. Americasノードを開きます。

    3. Northern AmericaおよびSouthern Americaノードを開きます。

    4. Americas、Northern America、Canada、United States of America、Southern America、ArgentinaおよびBrazilを選択し、右山カッコ(>)をクリックします(図8-10を参照)。

      図8-10 Geographyディメンションのメンバー

      図8-10の説明が続きます
      「図8-10 Geographyディメンションのメンバー」の説明

  21. 「次へ」をクリックします。

  22. Productsディメンションのメンバーを選択します。

    1. 「条件」タブをクリックします。

    2. Top/Bottomフォルダを開きます。

    3. Top 10 based on Sales Revenueを選択し、右山カッコ(>)をクリックします。

    4. 「選択済」リストで、Top 10条件を選択します。

    5. 10のハイパーリンクをクリックして、値を5に変更します。

      条件は、Start with Product: Top 5 based on Sales Revenueになりました(図8-11を参照)。

      図8-11 Productsディメンションのメンバー

      図8-11の説明が続きます
      「図8-11 Productsディメンションのメンバー」の説明

  23. 「次へ」をクリックします。

  24. Timesディメンションについて、2000および2001を選択し、右山カッコ(>)をクリックします。

  25. 「終了」をクリックしてクエリーを実行します。実行結果は、図8-12のようなものになります。

    図8-12 Microsoft ExcelでのOLAPクエリーの結果

    図8-12の説明が続きます
    「図8-12 Microsoft ExcelでのOLAPクエリーの結果」の説明

    OLAPクエリーは、アメリカ、販路合計、および2000年についての、売上収益上位5製品のデータを返します。

    基礎となるデータが変更されたときはいつでも、データを選択して、「OracleBI」メニューから「クエリーのリフレッシュ」を選択するだけで、ワークシートを更新してそれらの変更を反映することができます。

  26. ワークシートを保存します。

    ワークシートのデータは保持されます。つまり、ワークシートを閉じたりデータベースとの接続を切断したりするときは、OLAPデータソースに再接続するだけで最新データを取得できます。

  27. クエリーの結果は、デフォルトの書式設定を使用します。必要に応じて、Microsoft Excelの書式設定機能を使用して、書式設定を変更できます。

    1. ワークシートで、収益値を含むセルを選択します。

    2. 「Currency Style」ツールをクリックします。

      通貨書式設定がデータに適用されます。

    3. 「Decrease Decimal」ツールを2回クリックして、小数位を削除します。

      OLAPデータは図8-13のようなものになりました。

      図8-13 Microsoft Excelの書式設定を持つOLAPデータ

      図8-13の説明が続きます
      「図8-13 Microsoft Excelの書式設定を持つOLAPデータ」の説明

  28. ワークシートを保存します。

  29. Microsoft Excelワークシートの他のデータと同様に、OLAPデータを使用するMicrosoft Excelの計算式を追加できます。

    1. 「Revenue」値の小計式を追加するには、まず、最後の「Revenue」値の下のセルを選択し、「Auto Sum」ツールをクリックします。

      小計式が作成されます。

    2. [Enter]を押して式を受け入れます。実行結果は、図8-14のようなものになります。

      図8-14 OLAPデータのMicrosoft Excel小計

      図8-14の説明が続きます
      「図8-14 OLAPデータのMicrosoft Excel小計」の説明

  30. ワークシートを保存します。

  31. Microsoft Excel Chart Wizardを使用して、通常のMicrosoft Excelデータと同じようにOLAPデータに基づくグラフを作成できます。

    1. 製品および収益値を選択して、「Chart Wizard」ツールをクリックします。

    2. 「Chart Type」リストから、「Column」を選択します。

    3. 「Finish」をクリックします。

    4. 図8-15のように、チャートをデータの真下にドラッグし、サイズを適切に変更します。

      図8-15 OLAPデータに基づくMicrosoft Excelグラフ

      図8-15の説明が続きます
      「図8-15 OLAPデータに基づくMicrosoft Excelグラフ」の説明

  32. ワークシートを保存します。

8.4 関連ドキュメント