承認プロセスには、次のAPIセットが含まれています。
Approval Requestor APIは、リクエスタの視点からOracle Service Registryで承認リクエストを管理する場合に使用します。
Approval Requestor APIでは、次の構造が使用されます。
この構造では、1つの承認リクエストが記述されます。この構造には、次の要素が含まれています。
key: 承認リクエストを識別します。
name: ユーザー定義のリクエスト名。
description: リクエストの説明。
requestorName: リクエスタのloginName。
status: 承認者リクエストのステータス(open、submitted、closeCancelled、closeRejected、closeApproved、corrupted)。corruptedステータスは、承認リクエストの一部のエンティティがレジストリから削除されていることを示します。corruptedステータスを使用して承認リクエストを検索することはできません。
time: リクエストのステータスが現行のステータスに切り替わった時間(xsd:dateTime)。
approvalKeys: 検出レジストリに保存される要素または検出レジストリから削除される要素のキー。
approvalRequestInfo構造は、approvalRequestListで使用されます。approvalRequestInfo構造には、次の要素が含まれています。
key: approvalRequestInfoを識別します。
name: リクエストの名前。
description: approvalRequestInfoの説明。
requestorName: リクエスタのloginName。
status: approvalRequestInfoのステータス(open、submitted、closeCancelled、closeRejected、closeApproved、corrupted)。corruptedステータスは、承認リクエストの一部のエンティティがレジストリから削除されていることを示します。corruptedステータスを使用して承認リクエストを検索することはできません。
time: リクエストのステータスが現行のステータスに切り替わった時間(xsd:dateTime)。
この構造は、approvalRequestで使用されます。この構造には、次の要素が含まれています。
user: リクエスタのユーザー名。
action: リクエストとともに実行されるアクション(saveRequest、askForApproval、cancelRequest、remindApprover、approveRequest、rejectRequest)。
time: approvalRequestRecordが現行のアクションに切り替わった時間(xsd:dateTime)。
message: 承認連絡先へのリクエスタのメッセージまたはリクエスタへの承認者のメッセージを含めることができます。
この要素は、検出レジストリから削除されるUDDIキーまたはpublisherAssertion用のコンテナです。次のオプションの要素を含めることができます。
tModelKey
businessKey
serviceKey
bindingKey
publisherAssertion
この要素は、検出レジストリに保存されるUDDIキーまたはpublisherAssertion用のコンテナです。次のオプションの要素を含めることができます。
tModelKey
businessKey
serviceKey
bindingKey
publisherAssertion
![]() | 重要 |
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この構造は非推奨です。かわりに、approvalRequestを使用してください。 |
この要素では、1つの承認リクエストが記述されます。この要素には、次の要素が含まれています。
リクエストを識別する必須要素requestId。
requestorNameは、リクエスタのloginNameを保持します。
time要素は、リクエストが実行された時間に設定されます。
approvalKeys要素は、検出レジストリに保存される要素または検出レジストリから削除される要素のキーを保存する場合に使用します。
オプションのmessage要素には、承認連絡先へのリクエスタのメッセージを含めることができます。
![]() | 重要 |
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この構造は非推奨です。かわりに、approvalRequestInfoを使用してください。 |
この要素には、次の要素が含まれています。
リクエストを識別する必須要素requestId。
リクエスタのloginNameを保持するrequestorName。
リクエストが実行された時間に設定されたtime要素。
![]() | 重要 |
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この構造は非推奨です。かわりに、approvalRequestListを使用してください。 |
この要素は、結果セットを記述するオプションのlistDescription要素、およびオプションのセットのrequestInfo要素を保存する場合に使用します。
この構造は、approve_request、cancel_approvalRequest、reject_requestおよびremind_approverの各構造に継承されるリクエスト構造をラップします。
WSDL仕様は、ファイルapproval.wsdlで確認できます。
Approval Requestor APIは、approval.wsdlから生成されます。詳細は、「org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApi」を参照してください。
Approval Requestor APIのエンドポイントは、http://<ホスト名>:<httpポート>/uddi/requestorで入手できます。
Approver APIは、承認者の観点からOracle Service Registryで承認リクエストを管理する場合に使用します。
Approver APIには、次の操作があります。
approve_request APIコールは、リクエストを承認する場合に使用します。ユーザーは、リクエスタの承認連絡先である必要があります。
approve_request APIコールには、次の引数があります。
requestKey: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
message: このオプションの要素には、電子メールでリクエスタに配信されるテキストを指定できます。
sender: senderは、オプションのヘルパー要素です。設定する場合は、authInfoのトークンと同じ認証トークンを持つユーザーのloginNameと同じにする必要があります。管理者(管理マネージャ・パーミッションを持つユーザー)がapprove_requestをコールした場合は、authInfoに管理者の認証トークンが含まれます。
sender引数の値には、既存のユーザーのloginNameを指定できます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションapprove_requestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
![]() | 重要 |
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この操作は非推奨です。かわりに、approveRequestを使用してください。 |
approve APIコールは、requestIdで識別されるリクエストを承認する場合に使用します。ユーザーは、リクエスタの承認連絡先である必要があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
message: 電子メールでリクエスタに配信されるテキストを指定できるオプションの要素。
sender: オプションのヘルパー要素。設定する場合は、ユーザーのloginNameと同じにする必要があります。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションapproveに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
find_approvalRequest APIコールは、承認者によって処理(承認または否認)されるすべての承認リクエストを検索する場合に使用します。
詳細は、「find_approvalRequest」を参照してください。
![]() | 重要 |
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この操作は非推奨です。かわりにfind_approvalRequestを使用してください。 |
findRequest APIコールは、現行のユーザーが承認できるリクエストを検索する場合に使用します。requestorName要素が指定されている場合、このコールは、このリクエスタによって実行されるリクエストのみを戻します。
find_request APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestorName: このオプションの要素は、検索されるリクエスタを識別します。requestorNameには、loginNameの値が含まれています。
findQualifier: デフォルトの動作の変更に使用するfindQualifierの集合。
次のfindQualifierは、コールの動作に影響を与えます。
exactMatch findQualifierでは、完全一致が戻される必要があります。
デフォルトのapproximateMatch findQualifierによって、SQLワイルド・カード問合せが有効になります。
sortByNameAsc findQualifier(デフォルト)およびsortByNameDesc findQualifierは、データが戻される順序を制御します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションfindRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
getBindingDetail APIコールは、標準のUDDI APIコールの拡張バージョンです。このAPIコールは、アクセス制御リストに関係なく、承認リクエストに記述されている選択済のbindingTemplateの詳細を取得する場合に使用します。この構造は、選択したユーザーのみがアクセスできるように構成できますが、承認連絡先が確認できるようにする必要があります。
特定のbindingKeyがapprovalKeys構造に含まれており、ユーザーがリクエスタの承認連絡先である場合は、ACLチェックがスキップされ、bindingTemplateが戻されます。
getBindingDetail APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
bindingKey: この必須引数には、フェッチされるbindingTemplateのキーが含まれています。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションgetBindingDetailに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
getBusinessDetail APIコールは、標準のUDDI APIコールの拡張バージョンです。このAPIコールは、アクセス制御リストに関係なく、承認リクエストに記述されている選択済のbusinessEntityの詳細を取得する場合に使用します。この構造は、選択したユーザーのみがアクセスできるように構成できますが、承認連絡先が確認できるようにする必要があります。
特定のbusinessKeyがapprovalKeys構造に含まれており、ユーザーがリクエスタの承認連絡先である場合は、ACLチェックがスキップされ、businessEntityが戻されます。
getBusinessDetail APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
businessKey: この必須引数には、フェッチされるbusinessEntityのキーが含まれています。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションgetBusinessDetailに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
getOperationalInfo APIコールは、標準のUDDI APIコールの拡張バージョンです。このAPIコールは、アクセス制御リストに関係なく、承認リクエストに記述されている選択済の構造の詳細を取得する場合に使用します。この構造は、選択したユーザーのみがアクセスできるように構成できますが、承認連絡先が確認できるようにする必要があります。
特定のentityKeyがapprovalKeys構造に含まれており、ユーザーがリクエスタの承認連絡先である場合は、ACLチェックがスキップされ、operationalInfoが戻されます。
getOperationalInfo APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
entityKey: この必須引数には、フェッチされるUDDI構造のキーが含まれています。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションgetOperationalInfoに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
approvalRequest APIコールは、requestKeyで識別される承認リクエストの詳細を取得するために、承認者によって使用されます。
詳細は、「get_approvalRequest」を参照してください。
![]() | 重要 |
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この操作は非推奨です。かわりに、get_approvalRequestを使用してください。 |
getRequest APIコールは、requestIdで識別される承認リクエストの詳細を取得する場合に使用します。ユーザーは、リクエストを実行するリクエスタの承認連絡先である必要があります。
getRequest APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションgetRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
getServiceDetail APIコールは、標準のUDDI APIコールの拡張バージョンです。このAPIコールは、アクセス制御リストに関係なく、承認リクエストに記述されている選択済のbusinessServiceの詳細を取得する場合に使用します。この構造は、選択したユーザーのみがアクセスできるように構成できますが、承認連絡先が確認できるようにする必要があります。
特定のserviceKeyがapprovalKeys構造に含まれており、ユーザーがリクエスタの承認連絡先である場合は、ACLチェックがスキップされ、businessServiceが戻されます。
getServiceDetail APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
serviceKey: この必須引数には、フェッチされるbusinessServiceのキーが含まれています。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションgetServiceDetailに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
getTModelDetail APIコールは、標準のUDDI APIコールの拡張バージョンです。このAPIコールは、アクセス制御リストに関係なく、承認リクエストに記述されている選択済のtModelの詳細を取得する場合に使用します。この構造は、選択したユーザーのみがアクセスできるように構成できますが、承認連絡先が確認できるようにする必要があります。
特定のtModelKeyがapprovalKeys構造に含まれており、ユーザーがリクエスタの承認連絡先である場合は、ACLチェックがスキップされ、tModelが戻されます。
getTModelDetail APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
tModelKey: この必須引数には、フェッチされるtModelのキーが含まれています。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションgetTModelDetailに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
reject_request APIコールは、requestKeyで識別されるリクエストを否認する場合に使用します。ユーザーは、リクエスタの承認連絡先である必要があります。
reject_request APIコールには、次の引数があります。
requestKey: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
message: このオプションの要素には、電子メールでリクエスタに配信されるテキストを指定できます。
sender: senderは、オプションのヘルパー要素です。設定する場合は、ユーザーのloginNameと同じにする必要があります。管理者(管理マネージャ・パーミッションを持つユーザー)がreject_requestをコールした場合は、authInfoに管理者の認証トークンが含まれます。sender引数の値には、既存のユーザーのloginNameを指定できます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションreject_requestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
![]() | 重要 |
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この操作は非推奨です。かわりに、reject_requestを使用してください。 |
Reject APIコールは、requestIdで識別されるリクエストを否認する場合に使用します。ユーザーは、リクエスタの承認連絡先である必要があります。
Reject APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
message: このオプションの要素には、電子メールでリクエスタに配信されるテキストを指定できます。
sender: senderは、オプションのヘルパー要素です。設定する場合は、ユーザーのloginNameと同じにする必要があります。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションrejectに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
WSDL仕様は、ファイルapproval.wsdlで確認できます。
Approval Approver APIは、approval.wsdlから生成されます。詳細は、「org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApi」を参照してください。
Approval Approver APIのエンドポイントは、http://<ホスト名>:<httpポート>/uddi/approverで入手できます。
Approval Management APIは、Oracle Service Registryで承認リクエスタおよび承認連絡先を管理する場合に使用します。
Approval Management APIでは、次の構造が使用されます。
この要素は、0(ゼロ)個以上のprincipal要素用のコンテナとして機能します。オプションのlistDescription要素は、結果セットを記述する場合に使用します。
この要素には、ユーザーまたはグループに割り当てることができるオプションの属性principalTypeが含まれています。この要素のテキストには、principalType値に応じて、ユーザーのloginNameまたはグループ名が含まれています。
Approval Management APIには、次の操作があります。
addApprover APIコールは、Oracle Service Registryに新しい承認連絡先を追加する場合に使用します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.management.ApprovalManagementApiおよびアクションaddApproverに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
addRequestor APIコールは、特定の承認連絡先に新しいリクエスタを追加する場合に使用します。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
approver: この必須要素は、承認連絡先を識別します。
requestor: この必須要素は、新しいリクエスタを識別します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.management.ApprovalManagementApiおよびアクションaddRequestorに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
deleteApprover APIコールは、Oracle Service Registryから特定の承認連絡先を削除する場合に使用します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.management.ApprovalManagementApiおよびアクションdeleteApproverに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
deleteRequestor APIコールは、リクエスタとOracle Service Registry内の特定の承認連絡先との関係を削除する場合に使用します。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
approver: この必須要素は、承認連絡先を識別します。
requestor: この必須要素は、新しいリクエスタを識別します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.management.ApprovalManagementApiおよびアクションdeleteRequestorに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
findApprover APIコールは、特定の条件と一致したOracle Service Registry内の承認連絡先を検索する場合に使用します。デフォルトのfindQualifierは、approximateMatchおよびsortByNameAscです。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
findQualifier: デフォルトの動作の変更に使用するfindQualifierの集合。
approverName: この必須要素は、検索される承認連絡先を表します。
このAPIは、成功時にPrincipalListを戻します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.management.ApprovalManagementApiおよびアクションaddApproverに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
findRequestor APIコールは、検索条件と一致したレジストリ内の特定の承認連絡先のすべてのリクエスタを検索する場合に使用します。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
findQualifier: デフォルトの動作の変更に使用するfindQualifierの集合。
approverName: この必須要素には、承認連絡先の名前が含まれています。
requestorName: このオプションの要素は、検索されるリクエスタを表します。リクエスタのloginNameである必要があります。
このAPIは、成功時にPrincipalListを戻します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.management.ApprovalManagementApiおよびアクションfindRequestorに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
Save APIコールは、addApproverおよびaddRequestor APIコールを単一のメソッドに結合します。承認連絡先が存在しない場合は、承認連絡先が作成されます。その後、この承認連絡先にすべてのリクエスタが追加されます。
Save APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
approver: この必須要素は、承認連絡先を識別します。
requestor: この必須要素は、新しいリクエスタを識別します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.management.ApprovalManagementApiおよびアクションaddApproverに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
WSDL仕様は、ファイルapproval_management.wsdlで確認できます。
Approval Management APIは、Approval Management WSDLから生成されます。詳細は、「org.systinet.uddi.approval.management.ApprovalManagementApi」を参照してください。
Approval Management APIのエンドポイントは、http://<ホスト名>:<httpポート>/uddi/approvalManagementで入手できます。
Approval Content Checker APIによって、承認連絡先は、承認されるデータのチェックをプログラミングによって自動化できます。たとえば、このAPIを実装したWebサービスでは、各構造に署名する必要がある場合があります。別の実装では、ビジネス・サービスにバインディング・テンプレートが必要な場合もあります。使用方法は、承認連絡先が任意に選択できます。
Approval Content Checker APIには、次の操作があります。
このAPIコールは、承認用に送信されたリクエストを取り消します。
cancel_approvalRequest APIコールには、次の引数があります。
requestKey: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
message: この要素には、電子メールで承認連絡先に配信されるテキストを指定できます。
sender: senderは、オプションのヘルパー要素です。設定する場合は、ユーザーのloginNameと同じにする必要があります。管理者(管理マネージャ・パーミッションを持つユーザー)がcancel_approvalRequestをコールした場合は、authInfoに管理者の認証トークンが含まれます。sender引数の値には、既存のユーザーのloginNameを指定できます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションcancel_approvalRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
![]() | 重要 |
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この操作は非推奨です。かわりに、cancel_approvalRequestを使用してください。 |
cancelRequest APIコールは、requestIdで識別されるリクエストを取り消すために、リクエスタによって使用されます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestId: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
message: この要素には、電子メールで承認連絡先に配信されるテキストを指定できます。
sender: senderは、オプションのヘルパー要素です。設定する場合は、ユーザーのloginNameと同じにする必要があります。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションcancelRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
この操作によって、承認リクエストが削除されます。承認または否認の後、リクエストは自動的には削除されません。リクエストはレジストリに保持され、リクエスタ/承認者は常時参照できます。このメソッドは、特定のリクエスタのリクエストを消去する場合に使用します。
delete_approvalRequest操作には、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestKey: 承認リクエストのキーを保持する必須引数。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションcancelRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
find_approvalRequest APIコールは、リクエスタのすべての承認リクエストを検索する場合に使用します。
find_approvalRequest APIコールには、次の引数があります。
requestName: リクエストの名前。
timeInterval: inclusive属性を持つ時間間隔の検索条件(from、to)を指定できます。
requestStatus: リクエストのステータスのリスト(open、submitted、closeCancelled、closeRejected、closeApproved)。
requestorName: このオプションの要素は、ユーザーのloginNameに設定されます。
approval_60:find_qualifier: デフォルト動作の変更に使用するfindQualifierの集合。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
次のfindQualifierは、コールの動作に影響を与えます。
exactMatch findQualifierが指定されている場合は、完全一致が必要となります。
デフォルトのapproximateMatch findQualifierによって、SQLワイルド・カード問合せが有効になります。
sortByNameAsc findQualifier(デフォルト)およびsortByNameDesc findQualifierは、データが戻される順序を制御します。同様に、次のコールでは、時間、リクエスタおよびステータスがソートされます。
sortByTimeAsc、sortByTimeDesc
sortByRequestorNameAsc、sortByRequestorNameDesc
sortByStatusAsc、sortByStatusDesc
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションfind_approvalRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
![]() | 重要 |
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この操作は非推奨です。かわりにfind_approvalRequestを使用してください。 |
findRequest APIコールは、このメソッドをコールするリクエスタのすべての承認リクエストを検索する場合に使用します。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestorName: このオプションの要素は、ユーザーのloginNameに設定されます。
findQualifier: デフォルトの動作の変更に使用するfindQualifierの集合。
次のfindQualifierは、コールの動作に影響を与えます。
exactMatch findQualifierが指定されている場合は、完全一致が必要となります。
デフォルトのapproximateMatch findQualifierによって、SQLワイルド・カード問合せが有効になります。
sortByNameAsc findQualifier(デフォルト)およびsortByNameDesc findQualifierは、データが戻される順序を制御します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションfindRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
approvalRequest APIコールは、requestKeyで識別される承認リクエストの詳細を取得するために、承認者によって使用されます。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションget_approvalRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
![]() | 重要 |
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この操作は非推奨です。かわりに、get_approvalRequestを使用してください。 |
getRequest APIコールは、requestIdで識別される承認リクエストの詳細を取得するために、リクエスタによって使用されます。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションgetRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
remind_approver APIコールは、送信されたリクエストを確認するように承認連絡先に通知するために、リクエスタによって使用されます。承認者による確認の遅延が問題となっている場合、リクエスタは、未処理の承認リクエストがあることを承認者に通知できます。
remind_approver APIコールには、次の引数があります。
requestKey: リクエストを識別します。
message: このオプションの要素には、電子メールで承認者に配信されるテキストを指定できます。
sender: senderは、オプションのヘルパー要素です。設定する場合は、ユーザーのloginNameと同じにする必要があります。管理者(管理マネージャ・パーミッションを持つユーザー)がremind_approverをコールした場合は、authInfoに管理者の認証トークンが含まれます。sender引数の値には、既存のユーザーのloginNameを指定できます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションremind_approverに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
request_approver APIコールは、検出レジストリへの昇格用のデータをリクエストするために、リクエスタによって使用されます。
request_approver APIコールには、次の引数があります。
requestKey: リクエストを識別します。
message: このオプションの要素には、電子メールでリクエスタに配信されるテキストを指定できます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションrequest_approverに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
![]() | 重要 |
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この操作は非推奨です。かわりに、request_approverを使用してください。 |
requestApprover APIコールは、承認連絡先が公開レジストリへの変更を承認するようにリクエストするために、リクエスタによって使用されます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestorName: このオプションの要素は、ユーザーのloginNameに設定されます。
message: このオプションの要素には、電子メールでリクエスタに配信されるテキストを指定できます。
approvalKeys: この必須要素は、検出レジストリに保存される構造または検出ディレクトリから削除される構造のUDDIキー用のコンテナです。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションrequestApproverに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
この操作は、承認リクエストを保存する場合に使用します。
save_approvalRequest操作には、次の引数があります。
message: この要素には、電子メールで承認連絡先に配信されるテキストを指定できます。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションsave_approvaRequestに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
Synchronize APIコールは、公開レジストリ上のデータを検出レジストリ上のデータと同期させる場合に使用します。synchronizationType要素は、同期化の実行方法を選択する場合に使用します。可能な値は、publication_priority、partial_discoveryPriorityおよびfull_discoveryPriorityです。同期化の動作については、「データの同期化」を参照してください。
Synchronize APIコールには、次の引数があります。
authInfo: このオプションの引数は、認証トークンを含む要素です。
requestorName: この必須要素は、リクエスタのloginNameを識別します。
synchronizationType: この必須要素は、同期化メソッドを選択する場合に使用します。
このAPIコールには、org.systinet.uddi.approval.v3.RequestorApiおよびアクションsynchronizeに対するAPIマネージャ・パーミッションが必要です。
Approval Content Checker APIでは、次の構造が使用されます。
この要素は、オプションの要素であるentitiesDetail4SavingおよびentitiesDetail4Deletion用のコンテナです。いずれの構造のタイプもentitiesDetailです。
この要素には、公開レジストリから検出レジストリに伝播される構造の詳細が保持されます。また、この要素には、businessEntities、businessServices、bindingTemplates、tModelsおよびpublisherAssertionsのリストが含まれています。
UDDI Version 2のキーの元の値を転送する必要がありますが、標準の構造にはこのデータがないため、実際にはこの構造の拡張バージョンが戻されます。
checkRequest APIコールは、approve APIコール時にコールされます。ユーザー固有のデータのチェックを実行する場合に使用されます。チェックに失敗すると、E_SUCCESS以外のエラー・コードとともに、DispositionReportが戻されます。 この例については、例15を参照してください。
checkRequest APIコールには、次の引数があります。
approvalEntitiesDetail: この要素には、チェックされるすべての構造の詳細が含まれています。
requestorName: この要素は、loginNameでリクエスタを識別します。
正常に完了すると、単一の成功インジケータを含む処理レポートが戻されます。
WSDL仕様は、ファイルapproval_checker.wsdlで確認できます。
Approval Content Checker APIは、approval_checker.wsdlから生成されます。詳細は、「org.systinet.uddi.approval.checker.v3.CheckerApi」を参照してください。
また、「コンテンツ・チェッカの作成」も参照してください。