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リソースのマッピング  目次

Oracle Service Registryでは、次のリソースを登録する機能が提供されています。

WSDL  目次

ここでは、WSDLファイルをOracle Service Registryに公開する方法について説明します。実装には、OASIS UDDIテクニカル・ノート「Using WSDL in a UDDI Registry, Version 2.0」が反映されています。図1に示すように、テクニカル・ノートには、WSDLとUDDIとの間のマッピングが示されています。

図1 WSDLからUDDIへのマッピング

WSDLからUDDIへのマッピング

WSDL PortType  目次

表1「WSDL portTypeとUDDIとの間のマッピング」に示すように、それぞれのWSDL portTypeは、WSDL仕様のportTypeのローカル名と同じ名前を持つtModelにマップされています。tModelのoverviewURLは、WSDL仕様のURLになります。tModelには、次に示すように、WSDLアーティファクトのタイプに対するkeyedReferenceおよびportTypeが含まれているWSDL定義要素の名前空間とともに、categoryBagが含まれています。

  • タイプはportTypeとしてカテゴリ化されます。

  • 名前空間は、WSDLバインディングの名前空間としてカテゴリ化されます。

表1 WSDL portTypeとUDDIとの間のマッピング

WSDLUDDI
portTypetModel（portTypeとしてカテゴリ化）
portTypeの名前空間categoryBag内のkeyedReference
portTypeのローカル名tModel名
WSDLの場所overviewURL

WSDLバインディング  目次

同様に、表2「WSDLバインディングとUDDIとの間のマッピング」に要約されているとおり、WSDLバインディングは、WSDLバインディング・ローカル名から収集されたtModelの名前およびWSDL仕様のURLであるoverviewURLとともに、各バインディング用に作成されたtModelにマップされます。この場合も、tModelにcategoryBagが含まれていますが、keyedReferenceは次のようになります。

  • タイプは、バインディングとしてカテゴリ化されます。

  • 名前空間は、WSDLバインディングの名前空間としてカテゴリ化されます。

  • バインディングのportTypeカテゴリは、WSDL portType用に作成されたportType tModelの参照に使用されます（前述のとおり）。

  • プロトコル・カテゴリおよび転送カテゴリは、WSDLバインディングで説明されているとおり、SOAPおよびHTTPなどの同じ属性にそれぞれ設定されます。

表2 WSDLバインディングとUDDIとの間のマッピング

WSDLUDDI
バインディングtModel（バインディングおよびwsdlSpecとしてカテゴリ化）
バインディングの名前空間categoryBag内のkeyedReference
バインディングのローカル名tModel名
WSDLの場所overviewURL
portTypeバインディングcategoryBag内のkeyedReference
プロトコルcategoryBag内のkeyedReference
転送categoryBag内のkeyedReference

WSDLサービス  目次

WSDLサービスは、UDDI businessServiceとして表されます。名前は、判読可能な名前です。この場合も、tModelにcategoryBagが含まれていますが、keyedReferenceは次のようになります。

  • タイプはサービスとしてカテゴリ化されます。

  • 名前空間は、前と同様に、WSDLバインディングの名前空間としてカテゴリ化されます。

  • ローカル名は、サービスのローカル名としてカテゴリ化されます。

businessServiceには、次のようなbindingTemplateも含まれています。

  • アクセス・タイプは、サービスのアクセス・ポイントとしてカテゴリ化されます。

  • portTypeは、portTypeのtModelとしてカテゴリ化されます。

  • バインディングは、バインディング情報のtModelとしてカテゴリ化されます。

  • ローカル名は、ポートのローカル名としてカテゴリ化されます。

表3 WSDLサービスとUDDIとの間のマッピング

WSDLUDDI
サービスbusinessService（サービスとしてカテゴリ化）
サービスの名前空間categoryBag内のkeyedReference
サービスのローカル名categoryBag内のkeyedReference（サービスに対してオプションで使用される名前）

ユースケース  目次

Oracle Service Registryでは、次のユースケースがサポートされています。

  • WSDLファイルの公開: WSDLファイルのアーティファクトを既存のUDDI構造にマップする方法を指定することもできます。

  • WSDLの検索: WSDLの場所（URI）によって、WSDLファイルを検索できます。

  • WSDLの非公開および再公開: WSDLを非公開にしたり、再公開することができます。

詳細は、次の項を参照してください。 

XML  目次

図2に示すように、XMLファイルはtModelにマップされます。XMLファイルの場所は、tModelのoverviewURL要素に追加されます。名前空間は、tModelのcategoryBag内のkeyedReferenceにマップされます。各名前空間は、tModelにマップされます。

図2 XMLからUDDIへのマッピング

XMLからUDDIへのマッピング

ユースケース  目次

Oracle Service Registryでは、次のユースケースがサポートされています。

  • XML文書の公開: XML文書のアーティファクトを既存のUDDI構造にマップする方法を指定することもできます。

  • XMLファイルの検索 

    • 特定タイプのデータ（XSD）が含まれているXMLファイルを検索します。

    • 検索基準、URI接頭辞およびワイルド・カード文字を使用して、指定したサーバーまたはフォルダからXMLファイルを検索します。

    • 指定したXSLTの入力または出力であるXMLファイルを検索します。

    • 指定した出力XMLファイルのジェネレータを検索します。

    • 指定した入力XMLファイルのプロセッサを検索します。

  • XMLファイルの非公開および再公開

詳細は、次の項を参照してください。 

XSD  目次

図3に示すように、XMLスキーマ・ファイルはtModelにマップされます。 XSDファイルの場所（URI）はtModelのoverviewURL要素にマップされ、ターゲットの名前空間はtModelカテゴリ・バッグ内のkeyedReferenceにマップされます。xsd:types、xsd:elementsおよびxsd:importsは、tModel keyedReferenceにマップされます。要素またはインポートの各タイプに対して、新しいtModelが作成されます。

図3 XSDからUDDIへのマッピング

XSDからUDDIへのマッピング

ユースケース  目次

Oracle Service Registryでは、次のユースケースがサポートされています。

  • XMLスキーマの公開: XMLスキーマのアーティファクトを既存のUDDI構造にマップする方法を指定することもできます。

  • XMLスキーマの検索: 

    • 指定したXSDファイルに宣言されているアーティファクトをインポートするXMLスキーマを検索します。

    • 指定したサーバーまたはフォルダにあるXMLスキーマを検索します。

    • 指定したXSDを使用してドキュメントを処理できるすべてのXSLTを検索します。

    • 指定したXSDを使用するドキュメントを生成するすべてのXSLTを検索します。

  • XMLスキーマの非公開および再公開: XMLスキーマを非公開にしたり、再公開することができます。

詳細は、次の項を参照してください。 

XSLT  目次

図4に示すように、XSLTは次のようにtModelにマップされます。

  • XSLTファイルの場所（URI）は、tModelのoverviewURL要素に追加されます。

  • 名前空間は、tModelのcategoryBag内のkeyedReferenceにマップされます。

  • xsl:import要素もtModelのcategoryBag内のkeyedReferenceにマップされます。

インポートまたは名前空間のそれぞれに対して、新しいtModelが作成されます。

図4 XSLTからUDDIへのマッピング

XSLTからUDDIへのマッピング

ユースケース  目次

Oracle Service Registryでは、次のユースケースがサポートされています。

  • XSLTの公開: XSLT文書のアーティファクトを既存のUDDI構造にマップする方法を指定することもできます。

  • XSLTの検索 

    • 指定したXSLTの入力および出力を検索します。

    • 互換性のあるXSDを検索します。

  • XSLTの非公開および再公開: XSLTを非公開にしたり、再公開することができます。

詳細は、次の項を参照してください。 



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