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Oracle WebCenter Framework WebCenterアプリケーションの構築 - ステップ・バイ・ステップ
10g(10.1.3.2.0)

E05617-02
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4 コンテンツ・リポジトリの設定

この章では、ローカル・ドライブにあるコンテンツ・ディレクトリからコンテンツ・リポジトリを設定する方法について学びます。後で、他の各章の手順を実行する際に、このリポジトリのコンテンツを構築したJSPXページに統合します。

コンテンツ・リポジトリを設定するには、ファイル・システムのJava Content Repository(JCR)データ・コントロールとしてローカル・ディレクトリを構成します。このデータ・コントロールは、searchadvancedSearchgetURIおよびgetItemsの各メソッドを提供します。getURIメソッドとgetItemsメソッドは、リンク、表および階層ツリーとしてコンテンツを追加できるようにします。searchメソッドとadvancedSearchメソッドは、追加したコンテンツに検索および拡張検索の機能を提供できるようにします。

この章では、次の手順を実行します。

手順1: サンプル・コンテンツ用のコンテンツ・ディレクトリの設定

ファイル・システムのデータ・コントロールを構成する前に、ダウンロードしたサンプル・ファイルに含まれるinstall.htmlファイルのサンプル・コンテンツの設定に関する項の手順を実行して、コンテンツ・ディレクトリをローカル・ドライブ上に設定します。

手順2: コンテンツ・プロジェクトの作成

この項では、次の手順でデータ・コントロールを構成するプロジェクトを作成します。

プロジェクトを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle JDeveloperで、アプリケーション・ナビゲータに移動します。「アプリケーション」の下で、「SRDemoSample_Starter」を右クリックし、「新規」を選択します。「新規ギャラリ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. 「項目」で、「空のプロジェクト」を選択し(図4-1を参照)、「OK」をクリックします。「プロジェクトの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図4-1    「新規ギャラリ」ダイアログ・ボックス - 「空のプロジェクト」


    画像の説明

  3. 「プロジェクト名」フィールドにContentと入力し(図4-2を参照)、「OK」をクリックします。Contentプロジェクトがアプリケーション・ナビゲータに表示されます(図4-3を参照)。

    図4-2    新規プロジェクト


    画像の説明

    図4-3    アプリケーション・ナビゲータ - Contentプロジェクト


    画像の説明

手順3: JCRデータ・コントロールの構成

この項では、ファイル・システムのJCRデータ・コントロールを構成し、ローカル・ドライブにあるコンテンツをアクセスおよび公開できるようにします。

ファイル・システムのデータ・コントロールを構成するには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、「Content」を右クリックし、「新規」を選択します。「新規ギャラリ」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  2. 「カテゴリ」で、「Business Tier」ノードを開き、「Content Repository」を選択します。次に、「項目」で「コンテンツ・リポジトリのデータ・コントロール」を選択し(図4-4を参照)、「OK」をクリックします。「データ・コントロールの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図4-4    「新規ギャラリ」ダイアログ・ボックス - 「コンテンツ・リポジトリのデータ・コントロール」


    画像の説明

  3. 「データ・コントロールの作成」ダイアログ・ボックスで、「次へ」をクリックして「ようこそ」ページをスキップします。

  4. ステップ1で、データ・コントロールの名前としてSRContentRepositoryと入力し、「次へ」をクリックします。

  5. ステップ2で、「リポジトリ・タイプ」ボックスから「ファイル・システム」を選択します。

  6. 「ベース・パス」フィールドに、コンテンツが存在するフォルダへのパス、すなわちC:¥srdemo¥SRContentRepositoryを入力します。

  7. 「テスト」ボタンをクリックして接続を確認します。図4-5に示すような「成功」メッセージが表示されます。

    図4-5    SRContentRepositoryへの接続のテスト


    画像の説明

  8. 「OK」をクリックしてメッセージ・ボックスを閉じ、「終了」をクリックします。

    アプリケーション・ナビゲータには、「Content」「アプリケーション・ソース」の下に新しいエントリが表示されます(図4-6を参照)。

    図4-6    新しいデータ・コントロール用のファイル


    画像の説明

  9. SRContentRepositoryデータ・コントロールのメソッドを表示するには、「表示」メニューから「データ・コントロール・パレット」を選択します。

    SRContentRepositoryの下には、新しいデータ・コントロール用のメソッド、パラメータおよび演算子の階層リストが表示されます(図4-7を参照)。

    図4-7    データ・コントロール・パレット - SRContentRepository


    画像の説明

まとめ

この章では、ローカル・ドライブにあるコンテンツ・ディレクトリからコンテンツ・リポジトリを構成する方法について学びました。このコンテンツ・リポジトリには、第5章「パブリックなようこそページの作成」でアクセスします。


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