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Oracle WebCenter Framework WebCenterアプリケーションの構築 - ステップ・バイ・ステップ
10g(10.1.3.2.0)

E05617-02
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3 スキンの設定

この章では、デモ・アプリケーションの一部としてダウンロードしたスキンを使用するようにアプリケーションを構成し、アプリケーションの実行時にスキンを選択できるようにします。

この章の作業を実行するには、SRDemo_App_Download.ZIPに含まれるinstall.htmlドキュメントの手順を実行して、skins.zipファイルから適切なフォルダにスキンを解凍しておく必要があります。このZIPファイルには、myCompanylimerineの2つのスキンと、対応する必要なイメージ・ファイルが含まれています。デフォルトでは、srdemoスキンがSRDemoSample_Starterアプリケーションの一部として使用できます。

この章の内容は次のとおりです。

手順1: スキンが登録されていることの確認

新しいスキンのmyCompanylimerineをアプリケーションに適用するには、まず、これらのスキンがWebCenterアプリケーションに登録されていることを確認する必要があります。そのためには、adf-faces-skins.xmlファイルに、これら3つのスキンのエントリがあることを確認する必要があります。このファイルには、アプリケーションで使用できるすべてのスキンに関する情報が格納されます。

スキンの新規作成方法など、スキンの詳細は、『Oracle Application Development Framework開発者ガイド』を参照してください。

3つの新しいスキンがアプリケーションに登録されていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、「UserInterface」プロジェクトを開きます。

  2. 「Webコンテンツ」フォルダ、「WEB-INF」フォルダの順に開きます。

  3. 「adf-faces-skins.xml」を右クリックし、「開く」を選択します。

  4. 例3-1で太字テキストになっているコードがファイル内に存在することを確認します。

    例3-1    adf-faces-skins.xmlのスキンのエントリ

    <?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
    <skins xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/view/faces/skin">
    
        <skin>
            <id>srdemo.desktop</id>
            <family>srdemo</family>
            <render-kit-id>oracle.adf.desktop</render-kit-id>
            <style-sheet-name>skins/srdemo/srdemo.css</style-sheet-name>
        </skin>
        <skin>
            <id>mycompany.desktop</id>
            <family>mycompany</family>
            <render-kit-id>oracle.adf.desktop</render-kit-id>
            <style-sheet-name>skins/mycompany/myCompanySkin.css</style-sheet-name>
        </skin>
        <skin>
            <id>limerine.desktop</id>
            <family>limerine</family>
            <render-kit-id>oracle.adf.desktop</render-kit-id>
            <style-sheet-name>skins/limerine/limerine.css</style-sheet-name>
        </skin>
    </skins>
    
  5. ファイルを閉じます。

手順2: アプリケーションが新しいスキンを使用するように構成されていることの確認

別のスキンを使用するには、adf-faces-config.xmlファイルの<skin-family>タグを、目的のスキンのファミリ名で更新しておく必要があります。adf-faces-config.xmlファイルには、実行時に使用されるスキンに関する情報が格納されます。ほとんどの場合、スキン・ファミリ名は構成ファイルにハードコーディングされます。

しかし、このアプリケーションでは、管理者が実行時にスキンを選択できるようにします。そのためには、ハードコーディングするかわりに、adf-faces-config.xmlファイルのスキン・ファミリ名に式言語(EL)を使用する必要があります。この項では、それを確認する手順を説明します。

adf-faces-config.xmlファイルでスキン・ファミリ名にELが使用されていることを確認するには、次の手順を実行します。

  1. アプリケーション・ナビゲータで、<SRDemoSample>アプリケーションを開きます。

  2. 「UserInterface」プロジェクトを開きます。

  3. 「Webコンテンツ」ノード、「WEB-INF」ノードの順に開きます。

  4. 「adf-faces-config.xml」を右クリックし、「開く」を選択します。

  5. 「構造」ペインで、「skin-family」を選択します。

  6. 「プロパティ・インスペクタ」で、skin-family#{skinBean.currentSkin}に設定されていることを確認します。

まとめ

この章では、新しいスキンをアプリケーションに登録する方法と、新しいスキンを使用するようにアプリケーションを構成する方法について学びました。この時点で、ユーザーに、実行時にスキンを変更するためのオプションを提示できます。この種のカスタマイズを可能にする手順は、第9章「サイト管理ページの構築」を参照してください。


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