この作業は、一度に 1 台のアレイで行なってください。この作業では、アップグレードするアレイをリセットする必要があります。一度に複数のアレイをリセットすると、クラスタはデータにアクセスできなくなります。
サブミラーが属しているディスクグループまたはディスクセットを現在所有しているノード上で、ファームウェアをアップグレードするアレイのサブミラーを切り離します (この手順では、このノードをノード A、他方のノードをノード B と呼びます)。
詳細は、Solstice DiskSuite または VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。
パートナーグループの 2 台のアレイから、アレイとスイッチ間を接続している両方の光ファイバケーブルを外します。
コントローラ、ディスクドライブ、および UIC の各ファームウェアパッチを適用します。
必要となる StorEdge T3+ アレイパッチの一覧は、『Sun StorEdge T3 Disk Tray Release Notes』を参照してください。ファームウェアパッチの適用方法については、各ファームウェアパッチの README ファイルを参照してください。ファームウェアレベルの確認方法については、『Sun StorEdge T3 and T3+ Array Installation, Operation, and Service Manual』を参照してください。
アレイをリセットします。
アレイのリセット方法については、『Sun StorEdge T3 and T3+ Array Installation, Operation, and Service Manual』を参照してください。
StorEdge T3+ disable コマンドを使用し、ノード B に接続されたアレイコントローラを無効にします。これは、残ったコントローラですべての論理ボリュームを制御するための処置です。
t3:/:<#> disable uencidctr |
disable コマンドの詳細は、『Sun StorEdge T3 and T3+ Array Administrator's Guide』を参照してください。
パートナーグループの 2 台のアレイに対し、アレイとスイッチ間を接続する両方の光ファイバケーブルを接続し直します。
パートナーグループに接続している 1 つのノードで format コマンドを使用し、そのノードでアレイコントローラが再び確認できるようになったことを確認します。
# format |
StorEdge T3+ enable コマンドを使用し、手順 5 で無効にしたアレイコントローラを有効にします。
t3:/:<#> enable uencidctr |
手順 1 で切り離したサブミラーを接続し直し、それらの同期を取り直します。
詳細は、Solstice DiskSuite または VERITAS Volume Manager のマニュアルを参照してください。