標準の SAP インストール時に、liveCache は物理ホスト名を使用してインストールされます。Sun Cluster 環境で liveCache が 動作するには、論理ホスト名を使用するように liveCache を変更する必要があります。次の手順を使用して、クラスタで liveCache を実行できるようにします。
ネットワークリソースと liveCache リソースを保持するためのフェイルオーバーリソースグループを作成します。
# scrgadm -a -g livecache-resource-group [-h nodelist] |
使用するすべてのネットワークリソースがネームサービスデータベースに追加されているかどうかを確認します。
フェイルオーバーリソースグループにネットワークリソース (論理ホスト名) を追加します。
# scrgadm -a -L -g livecache-resource-group\ -l lc-logical-hostname [-n netiflist] |
フェイルオーバーリソースグループを有効にします。
# scswitch -Z -g livecache-resource-group |
liveCache リソースグループをホストするノードにログオンします。
liveCache リソースグループをホストするノードで SAP xserver を手動で起動します。
# su - lc-nameadm # x_server start |
liveCache データベースインスタンスの小文字名
SAP GUI を使用してユーザー DDIC で SAP APO System にログオンします。
トランザクション LC10 に進み、liveCache ホストを 手順 3 で定義した論理ホスト名に変更します。
liveCache host: lc-logical-hostname |