この節では、Sun Cluster 3.1 ソフトウェアでサポートされるソフトウェアとメモリーの必要条件を説明します。
オペレーティング環境とパッチ – サポートされる Solaris のバージョンとパッチは次の URL で入手できます。
詳細は、パッチと必須ファームウェアのレベルを参照してください。
ボリューム管理ソフトウェア
Solaris 8 の場合 – Solstice DiskSuiteTM 4.2.1 と VERITAS Volume Manager 3.2 および 3.5
Solaris 9 の場合 – Solaris Volume Manager と VERITAS Volume Manager 3.5
VERITAS Volume Manager (VxVM) をバージョン 3.2 から 3.5 へアップグレードする場合は、バージョン 3.5 用に CVM ライセンスキーをインストールしないかぎり Cluster Volume Manger (CVM) 機能を利用できません。VxVM 3.5 では、バージョン 3.2 の CVM ライセンスキーで CVM を有効にすることはできません。バージョン 3.2 の CVM ライセンスキーはバージョン 3.5 の CVM ライセンスキーにアップグレードする必要があります。
ファイルシステム
Solaris 8 の場合 – Solaris UFS と VERITAS File System 3.4 および 3.5
Solaris 9 の場合 – Solaris UFS と VERITAS File System 3.5
データサービス (エージェント) – サポートされるデータサービスの詳細は、『Sun Cluster 3.1 Data Service 5/03 Release Notes』を参照してください。
Sun Cluster 3.0 データサービスは、Sun Cluster 3.1 上での Sun Cluster HA for Oracle 3.0 の実行の注記に示されている場合を除き、Sun Cluster 3.1 で実行できます。
メモリーの条件 – Sun Cluster 3.1 ソフトウェアでは、通常の負荷を想定して構成されているノードに対しては、メモリーを追加する必要があります。追加するメモリーは 128M バイト + 10% となります。たとえば、スタンドアロンのノードに通常 1G バイトのメモリーが必要な場合、Sun Cluster 3.0 のメモリーの必要条件を満たすには 256M バイトを追加する必要があります。
RSMAPI – Sun Cluster 3.1 ソフトウェアは、RSM 対応のインターコネクト (PCI-SCI など) で Remote Shared Memory Application Programming Interface (RSMAPI) をサポートします。