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名称
scconf_transp_adap_wrsm.1m - wrsm トランスポートアダプタを構成する
説明
wrsm アダプタは、クラスタトランスポートアダプタとして構成できます。 これらのアダプタは、トランスポートタイプが dlpi の場合に限り使用可能です。
wrsm アダプタは、トランスポートの接続点か、別のノード上の wrsm アダプタに接続します。 どちらの場合でも、接続にはトランスポートケーブルを使用します。
ポイントツーポイント構成を使用して wrsm アダプタを直接接続することも可能ですが、Sun Cluster ソフトウェアではトランスポートの接続点 (仮想的な接続点) を指定する必要があります。たとえば、node1:wrsm1 がケーブルで node2:wsrm1 に直結されている場合は、次に示す構成情報を指定する必要があります。
node1:wrsm1 <--cable1--> Transport Junction sw_wrsm1 <--cable2--> node2:wrsm1 |
仮想スイッチであるかハードウェアスイッチであるかにかかわらず、トランスポートの接続点は特定の名前を必要とします。この名前は、sw_wrsm N という形式にする必要があります (アダプタは wrsm N)。この要件は、同一の Wildcat ネットワーク上に存在するすべての wrsm コントローラは同じインスタンス番号を持つことを要求する Wildcat 制限を反映したものです。
1 つの接続点が使用され、トランスポートケーブルの終端が scconf、scinstall などのツールで構成されている場合は、その接続点上のポート名を指定するように求められます。希望するポート名を指定するか、デフォルトの設定を使用します。その接続点で一意のポート名を指定する必要があります。
デフォルトでは、ポート名はケーブルのもう一方の端でアダプタをホストしているノードの ID と等しくなります。
構成の詳細は、scconf(1M) のマニュアルページを参照してください。
このタイプのクラスタトランスポートアダプタのプロパティの構成は、ユーザーには許可されていません。
参照
scconf(1M)、scinstall(1M)、wrsmconf(1M)、wrsmstat(1M)、wrsm(7D)、wrsmd(7D)