Sun Cluster コマンドの実行など、ストレージトポロジに対する変更は、クラスタを Solaris 9 ソフトウェアにアップグレードする前に行ってください。 ただし、アップグレード中にストレージトポロジが変更された場合は、次の手順を実行します。 この手順では、新しいストレージ構成が正しいことと、再構成されなかった既存のストレージは誤って変更されないことを保証します。
ストレージトポロジが正しいことを確認します。
変更されている可能性を示すフラグ付きデバイスが、実際に変更されているデバイスにマップされていないかどうかを確認します。 デバイスが変更されていない場合、誤ったケーブル接続など、偶発的な構成変更の可能性を調べて修正します。
確認されていないデバイスに接続するノードでスーパーユーザーになります。
未確認のデバイスを手動で更新します。
# scdidadm -R device |
指定した device で、修復手順を実行します。
詳細については、scdidadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
DID ドライバを更新します。
# scdidadm -ui # scdidadm -r |
デバイス ID の構成テーブルをカーネルに読み込みます。
DID ドライバを初期化します。
データベースを再構成します。
ローリング以外のアップグレードについては、Sun Cluster 3.1 4/04 ソフトウェアにアップグレードする (ローリング以外)の手順 11 に進みます。
ローリングアップグレードについては、アップグレード用にクラスタを準備する (ローリング) の手順 12 に進みます。