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Sun Cluster Data Service for SAP DB ガイド (Solaris OS 版)

HAStoragePlus リソースを登録および構成するには

  1. SUNW.HAStoragePlus というリソース型を登録します。 


    # scrgadm -a -t SUNW.HAStoragePlus

  2. SAP DB がインストールされている広域デバイスグループの HAStoragePlus リソースを作成します。

    このリソースを SAP DB リソースグループに作成します。 このリソースは、このリソース用に定義されているすべての広域デバイスに対してアフィニティスイッチオーバーを行う必要があります。 


    # scrgadm -a -j hsp-resource -g sapdb-rg
-t SUNW.HAStoragePlus -x filesystemmountpoints=mountpoint-list
-x globaldevicepaths=sapdb-device-group -x affinityon=TRUE
    -a

    新しい構成を追加します。

    -j hsp-resource

    作成するリソースの名前は hsp-resource です。

    -g sapdb-rg

    このリソースを SAP DB リソースグループに追加します。

    -t SUNW.HAStoragePlus

    このリソースは、SUNW.HAStoragePlus リソース型のインスタンスです。

    -x filesystemmountpoints= mountpoint-list

    ファイルシステムの有効なマウントポイントを列挙します。 詳細については、SUNW.HAStoragePlus(5) のマニュアルページを参照してください。

    -x globaldevicepaths= sapdb-device-group

    SAP DB ソフトウェアがインストールされている広域デバイスグループの名前を指定します。

    -x affinityon=TRUE

    このリソースは、このリソース用に定義されているすべての広域デバイスに対してアフィニティスイッチオーバーを行います。

  3. 手順 2 で作成した HAStoragePlus リソースを有効にします。 


    # scswitch -ej hsp-resource
    -ej hsp-resource

    手順 2 で作成した HAStoragePlus リソースを有効にします。

例 1–6 HAStoragePlus リソースの作成 


# scrgadm -a -j hsprs  -g sapdbrg
-t SUNW.HAStoragePlus -x filesystemmountpoints=/global/sapdbdata
-x globaldevicepaths=sapdbdg  -x affinityon=TRUE

この例で作成される SUNW.HAStoragePlus リソースは、次の特性を持っています。

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