パートナーシップからクラスタを除去し、そのパートナーシップの関連リソースをすべて解放するときも、geops コマンドを使用できます。
このコマンドを実行すると、ローカルのパートナーシップ構成情報が破棄されます。このため、パートナーシップから最後のメンバーが離脱する時点で、このパートナーシップは消滅します。
クラスタをパートナーシップから離脱させるには、次の条件が満たされているかをまず確認する必要があります。
ローカルクラスタが、離脱するパートナーシップのメンバーである。
このパートナーシップに保護グループが存在しない。
クラスタノードの 1 つにログインします。
この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
パートナーシップに保護グループが含まれていないことを確認します。
# geopg list |
パートナーシップに保護グループが含まれていることが判明した場合は、geopg delete コマンドを実行して削除できます。Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 の保護グループを削除する方法については、「Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 保護グループを削除する方法」を参照してください。Hitachi TrueCopy の保護グループを削除する方法については、「Hitachi TrueCopy 保護グループを削除する方法」を参照してください。
パートナーシップのメンバーであるクラスタの任意のノードで、パートナーシップを除去します。
# geops leave-partnership partnership-name |
パートナーシップの名前を指定します
geops leave-partnership コマンドを実行すると、カスタムハートビートも含め、パートナーシップ用に構成されたハートビートが削除されます。
詳細は、 geops(1M) のマニュアルページを参照してください。
次に、paris-newyork-ps パートナーシップからcluster-paris を離脱させる例を示します。
phys-paris-1# geops leave-partnership paris-newyork-ps |
上記の例の方法で paris-newyork-ps パートナーシップから cluster-paris を離脱させると、パートナーシップに残ったメンバーは cluster-newyork だけになります。この時点で、次に示す方法でこの最後のメンバー cluster-newyork を離脱させることで、paris-newyork-ps パートナーシップを削除できます。
phys-newyork-1# geops leave-partnership paris-newyork-ps |
パートナーシップ内の他方のクラスタで、この手順を繰り返します。