Sun WorkShop 入門

クラスのグラフ表示

クラスグラファを使用すると、C++ プログラムのクラスの継承構造をグラフ表示することができます。

「クラスグラファ」ウィンドウ

「クラスグラファ」ウィンドウには、クラス階層がグラフ表示されます。図 3-6 を参照してください。

「クラスグラファ」ウィンドウ内のノードの背景、クラスグラフ区画の背景、ノードのボックスの枠、ノードのボックスのテキスト、ノード間の矢印に使う色を変更したい場合は、WORKSHOP リソースファイルを編集します。色の設定を変更すると、同じ設定が「クラスグラファ」ウィンドウと「コールグラファ」ウィンドウの両方に適用されます。色の変更については、「「コールグラファ」ウィンドウと 「クラスグラファ」ウィンドウの色」を参照してください。また、「コールグラファ」ウィンドウについては、「「コールグラファ」ウィンドウ」を参照してください。

図 3-6 「クラスグラファ」ウィンドウ

Graphic

「グラフ」メニュー 

クラス階層のグラフ表示を変更するコマンドを選択できます。 

「ノード」メニュー 

表示されたノードを変更するコマンドを選択できます。 

「クラス」テキストフィールド 

グラフ表示したいクラスを入力します。「クラス」テキストフィールドの右横の矢印ボタンを押すと、以前にグラフ表示したクラスの履歴が一覧表示されます。 

「追加」ボタン 

指定されたクラスのノードをクラスグラフ区画に追加します。 

「検索」ボタン 

クラスグラフ区画内を移動して、指定されたクラスのノードを表示します。 

クラスグラフ区画 

クラス階層をグラフ表示します。 

「左を展開」ボタン 

選択されたクラスの親クラス (1 レベル上の親) をすべて表示します。 

「右を展開」ボタン 

選択されたクラスの子クラス (1 レベル下の子) をすべて表示します。 

「両方を展開」ボタン 

選択されたクラスの親クラスと子クラス (1 レベル上の親と 1 レベル下の子) をすべて表示します。 

「左を消去」ボタン 

選択されたクラスの親クラス (1 レベル上の親) をすべて非表示にします。 

「右を消去」ボタン 

選択されたクラスの子クラス (1 レベル下の子) をすべて非表示にします。 

「ソース表示」ボタン 

選択されたクラスが含まれているソースファイルをエディタウィンドウに表示します。 

メッセージ表示領域 

表示されているノードの数、追加されたノードの数、表示されていないノードの数のほか、エラーメッセージも表示します。 

クラス階層のグラフ表示

クラス階層をグラフ表示するには、次の手順に従ってください。

  1. 「ブラウズ」⇒「クラスをグラフ表示」を選択するか、ソースコードまたはデバッグウィンドウでクラスを選択してから「ブラウズ」⇒「クラスをグラフ表示」を選択します。

  2. テキストフィールドにクラスの名前を入力して「追加」ボタンをクリックするか Return キーを押します。

    クラスに関する情報を表示する方法には、次のものがあります。

    • ノードをクリックする

    • クラスグラフ区画の下にあるボタンをクリックする

      グラフに追加されたノード数と表示されたノード数がウィンドウのメッセージ表示領域に表示されます。

    • 「ノード」メニューから他の表示オプションを選択する

      ノードの表示・非表示、展開・消去などを選択できます。「ノードの表示と非表示」を参照してください。

    • クラスグラフ区画でクラスを選択して「ノード」メニューから「ソース表示」を選択すると、クラスのソースが表示されます。


    注 -

    「グラフ」メニューのコマンドでは、クラスグラフの表示を変更することができます (「コールグラファ、クラスグラファのレイアウト変更」を参照)。「グラフの印刷」で説明する手順に従って、クラスグラフを印刷することもできます。