CLI には、オブジェクト属性と属性値を管理する 4 つの拡張コマンドが用意されています。
以下は、オブジェクト属性コマンドが使用するパラメータです。a、m、 f、columns の各パラメータの詳細は、定義済みのパラメータとフラグを参照してください。
mgtObj パラメータの値は、属性とプロパティが設定または取り出された管理オブジェクトの名前です。
property パラメータの値は、属性と値が設定または取り出されたプロパティの名前です。
propInst パラメータの値は、属性と値が設定または取り出されたプロパティのインスタンス名です。
rowValues パラメータの値は、名前と値のペアをコンマ区切りで併記します。名前は行の列名、値は列の値です。
attributes パラメータの値は、属性と値が設定または取り出されたプロパティに含まれる属性名をコンマ区切りで併記します。このパラメータを setAttributes コマンドで使用する場合、attributes パラメータの各属性名は該当する values パラメータの値でなければなりません。
values パラメータの値は、attributes パラメータで指定された属性の値をコンマ区切りで併記します。このパラメータを setAttributes コマンドで使用する場合は、各属性ごとに値を指定する必要があります。
以下は、オブジェクト属性と属性値を設定したり取り出すためのコマンドです。
addRow コマンドは、テーブルに行を追加します。使用可能なパラメータは、a、 m、mgtObj、property、 propInst、rowValues などです。
delRow コマンドは、テーブルから行を削除します。使用可能なパラメータは、a、 m、mgtObj、property、 propInst、rowValues などです。
getAttributes コマンドは、1 つ以上のエージェントから指定された属性を取り出します。使用可能なパラメータは、a、f、m、columns、mgtObj、property、propInst、attributes などです。
setAttributes コマンドは、1 つ以上のエージェントの指定された属性に値を割り当てます。使用可能なパラメータは、a、m、mgtObj、property、propInst、attributes、values などです。
attributes パラメータで指定した属性には、それぞれ該当する values パラメータの値が必要です。
次のコマンドは、ポート 1161 のホスト haiku に設定された agent-stats モジュールの totalstats 管理オブジェクトの size プロパティに対応する属性を全て取り出します。
> getAttributes a=haiku:1161 m=agent-stats mgtObj=totalstats \ property=size |
次のコマンドは、属性 alarmlimits.error-gt を、上記で指定された size プロパティの値 2 に対して設定します。
> setAttributes a=haiku:1161 m=agent-stats mgtObj=totalstats \ property=size attributes=alarmlimits.error-gt values=2 |
次のコマンドは、rowValues で指定された行を、mgtObj で指定された管理オブジェクトから削除します。
> delRow a=haiku:1161 \ m=filemon mgtObj=filemonstats/filemonTable/filemonEntry \ rowValues="name=test,desc=this,filename=/etc/passwd" |