CLI には、アラームを管理する拡張コマンドが 5 つ用意されています。
以下は、アラーム拡張コマンドが使用するパラメータです。a パラメータと m パラメータの詳細は、定義済みのパラメータとフラグを参照してください。
ack パラメータの値は、管理アラームが肯定応答されたかどうかを示す値をコンマ区切りで併記します。使用可能な値は、A (肯定応答) と N (無応答) です。
command パラメータの値は、実行されるアラーム処理です。
domain パラメータの値は、アラーム監視の対象となる Sun Management Center のドメイン名です。指定ドメインがない場合は、デフォルトドメインが使用されます。
managed_object パラメータの値は、アラーム監視の対象となる管理オブジェクト名です。
note パラメータの値は、起動されたコマンドのテキスト注釈です。
property パラメータの値は、アラーム監視の対象となるプロパティ名です。
property_instance パラメータの値は、アラーム監視の対象となるプロパティのインスタンス名です。
qualifier パラメータの値は、アラーム監視の対象となる管理プロパティに関連した修飾詞名です。
アラームレベル パラメータの値は、監視されたアラームの重大度をコンマ区切りで併記します。以下に、アラームレベル パラメータで使用可能な値を示します。
ERR — エラー
WRN — 警告
INF — 詳細
IRR — 不合理
DWN — 停止
DIS — 使用不可
OFF — オフ
state パラメータの値は、監視されたアラームの状態値をコンマ区切りで併記します。使用可能な状態パラメータは、O (開く) と C (閉じる) です。
以下は、アラーム値の確認やアラーム処理の設定を行うためのコマンドです。
ackAlarms コマンドは、1 つ以上のコマンドのアラームに肯定応答します。使用可能なパラメータは、a、ack、columns、domain、f、m、managed_object、note、 property、property_instance、qualifier、severity、state などです。
state パラメータ値の指定がないと、state はデフォルト値の O (開く) になります。
delAlarms コマンドは、1 つ以上のエージェントのアラームを削除します。使用可能なパラメータは、 a、ack、columns、domain、f、m、managed_object、 note、property、property_instance、qualifier、 severity、state などです。
state パラメータ値の指定がないと、state はデフォルト値の C (閉じる) になります。
getAlarms コマンドは、1 つ以上のエージェントのアラーム情報を取り出します。使用可能なパラメータは、a、ack、 columns、domain、f、m、managed_object、property, property_instance、qualifier、severity、state などです。
パラメータの指定がないと、getAlarms は全てのアラーム情報を返します。
runAlarmAction コマンドは、1 つ以上のエージェントで、手動のアラーム処理または表示されたアラーム処理を実行します。使用可能なパラメータは、a と domain です。
setAlarmAction コマンドは、単一または複数エージェントの既存アラームに対して、手動または遅延のアラーム処理を設定します。使用可能なパラメータは、 a、command、domain です。
次のコマンドは、ホスト haiku から、重大度 ERR または DWN のアラームを全て取り出します。
> getAlarms a=haiku severity=ERR,DWN |