Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド

一般的なサポート機能

この節では、ユーザ環境の管理と監視をサポートする機能について説明します。

自立型エージェント

Sun Management Center のエージェントは、ホストシステムの主要データを積極的に抽出することで独自に機能します。これらのエージェントは、監視データの現在の状況に対する SNMP get 要求を通じてポーリングできます。

エージェントは、監視リソースのデータを収集すると、そのリソースに設定されたアラームしきい値と照合して、データがアラーム条件を構成するかどうかを判断します。監視データがアラームしきい値と一致すると、エージェントはアラーム条件に応じた処理を起こします。エージェントは非同期メッセージ (SNMP トラップ) をサーバに送信し、サーバは監視データの状態の変化を通知します。

ユーザセキュリティ

Sun Management Center のセキュリティ機能は、ユーザやグループのログインおよびアクセス制御権の認証を行います。これにより、管理ドメイン、グループ、ホスト、モジュールの各レベルでセキュリティ(アクセス権)を設定することが可能です。

ユーザは、各種のアクセス権を設定してアクセスを制御することができます。例えば、あるユーザグループにはホスト上のプロパティの表示と変更を許可し、別のグループにはホストの確認のみを許可することが可能です。Sun Management Center のセキュリティについての一般情報は、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティ」を参照してください。

Sun Management Center のセキュリティ機能へは、コンソール内の属性エディタまたは CLI からアクセスすることができます。属性エディタについての詳細は、第 10 章「データプロパティ属性の監視」を参照してください。CLI についての詳細は、第 20 章「コマンド行インタフェースの使用」を参照してください。