「アラーム」タブでは、単純アラームに関連するデータプロパティのアラームしきい値を設定することができます。これらの単純アラームは、rCompare規則 (付録 D 「Sun Management Center ソフトウェアの規則」を参照) を使用します。属性エディタの「アラーム」ページは、単純アラームのアラームしきい値のみ設定可能です。
アラームしきい値を設定するためには、適切なセキュリティ(アクセス権)が必要です。詳細については、第 18 章「Sun Management Center のセキュリティ」を参照してください。
アラーム管理ソフトウェアでは、以下のような柔軟なアラーム設定が可能です。
特定の重大度のアラームを引き起こすしきい値を定義する。
アラームを鳴らす時間帯 (平日など) を定義する。
単純アラームは、監視データプロパティがしきい値より大きいか小さいか、あるいはしきい値と一致するかしないかが基準となります。一方、複合アラームは一連の条件が真になると発生します。アラーム規則についての詳細は、付録 D 「Sun Management Center ソフトウェアの規則」を参照してください。
以下の表は、監視プロパティの一般的な単純アラーム制限を示したものです。アラーム制限は、「パラメータの説明」フィールドに表示されます。ユーザは、選択したデータプロパティに対して、これらのアラーム制限のうち 1 つまたは複数のしきい値を設定することができます。
表 17–1 Sun Management Center ソフトウェアの一般的な単純アラーム制限
アラーム制限 |
説明 |
---|---|
危険しきい値 (>) |
値がこのフィールドに入力された制限を超えると、危険 (赤色) アラームが発生する。 |
警告しきい値 (>) |
値がこのフィールドに入力された制限を越えると、警告 (黄色) アラームが発生する。 |
注意しきい値 (>) |
値がこのフィールドに入力された制限を越えると、注意 (青色) アラームが発生する。 |
危険しきい値 (<) |
値がこのフィールドに入力された制限を下回ると、危険 (赤色) アラームが発生する。 |
警告しきい値 (<) |
値がこのフィールドに入力された制限を下回ると、警告 (黄色) アラームが発生する。 |
注意しきい値 (<) |
値がこのフィールドに入力された制限を下回ると、注意 (青色) アラームが発生する。 |
指定された時間帯でアラームが発生する。例えば day_of_week=fri の値を指定すると、アラームは金曜日にアラーム条件が存在する場合にのみ発生し、火曜日にアラーム条件が存在しても発生しない。 |