IMAP および POP3 モジュールには、ダミーのユーザ名とパスワードが必要です。合成トランザクションの実行時、パスワードはクリアテキストで渡されます。したがって、パスワードは安全ではありません。テストユーザが特権を持っていないことを確認してください。
モジュールをロードする前に、特定の設定パラメータを指定する必要があります。たとえば、サービスホスト名は指定が必要です。設定パラメータの詳細については、付録 A 「設定とモジュールパラメータ」を参照してください。
モジュールがロードされると、サービスの状態は サーバ詳細表で確認できます。サーバ詳細表に示されるサービスの状態は、次の 3 つになります。
使用可能 (up) – サービスは実行中です。
使用不可 (down) – サービスは利用不可能です。状況により、利用不可能である原因は異なります。たとえば、ホスト名が解決されていない、宛先に到達できない、あるいはサービスが実行されていないなどです。危険アラームが生成されます。
縮退 – サービスが実行中であるが、パフォーマンスが低下しています。モジュールはテストトランザクションを実行することができますが、トランザクションの応答時間が、指定したアラームしきい値を超えています。可用性が低下すると、アラームが生成されます。このアラームの重要度は、トランザクションの応答時間に設定したすべてのアラームの中で最も高い重要度です。
モジュールをロードします。
モジュールのロードについての詳細は、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』の「モジュールを読み込む」を参照してください。
ロードする各モジュールに対して、必須の設定パラメータを「モジュールローダ」ダイアログボックスに指定します。
利用可能な合成トランザクションモジュールの完全なリストについては、合成トランザクションモジュールの概要 を参照してください。
各モジュールには、定義しなければならない特定のパラメータ要件があります。パラメータが定義されると、モジュールは リモートシステムカテゴリで Sun Management Center にロードされます。パラメータに関する詳細については、付録 A 「設定とモジュールパラメータ」を参照してください。
合成トランザクションモジュールにアクセスするには、まずこのモジュールをロードする必要があります。
Sun Management Center 3.5 コンソールウィンドウで、「モジュールブラウザ」タブをクリックします。
「リモートシステム」カテゴリをダブルクリックして、これを展開します。
合成トランザクションアイコンが表示されます。
合成トランザクションアイコンをダブルクリックします。
サービスマネージャは、右パネルにアプリケーションフォルダを表示します。
アプリケーションフォルダをダブルクリックします。
サービスマネージャは、モジュールと関連のある次の表を表示できます。
サーバ詳細表: サーバ上で監視されるサービスに関する詳細を提供します。
サービス測定表: 合成トランザクションに関する詳細を提供します。
サービス測定表で、表の行上でマウスボタン 3 をクリックします。
ポップアップメニューが現れます。
「新規行」を選びます。
「新規行」ダイアログボックスが現れます。
行を追加するための適切なパラメータを指定します。
パラメータ要件の詳細については、付録 A 「設定とモジュールパラメータ」を参照してください。
「了解」をクリックします。
サービス測定表で、操作対象の行上でマウスボタン 3 をクリックします。
ポップアップメニューが現れます。
「行の削除」または「行の編集」オプションを選択します。
必要な編集操作を完了します。
「了解」をクリックします。
サーバ詳細表内のパラメータを編集するには、Sun Management Center 3.5 のモジュールの編集機能を使用します。
サーバ詳細表にアクセスするには、合成トランザクションモジュールにアクセスするを参照してください。
モジュールの編集機能の詳細については、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』の「モジュールの操作」を参照してください。