この章では、Sun Management 3.5 ソフトウェアやその拡張であるアドオンパッケージをインストールする際に起る問題について説明します。Sun Management Center 3.5 のマニュアルは、Sun Management Center 3.5 Software 2 of 2 CD に収録されています。『Sun Management Center 3.5 ご使用にあたって』に記載されている情報は、Sun Management Center 3.5 Software 2 of 2 CD の『Sun Management Center 3.5 ご使用にあたって』に記載されている情報より優先します。 『Sun Management Center 3.5 ご使用にあたって』は http://docs.sun.com にある Sun Management Center 3.5 Software Collection - Japanese に含まれています。
Sun Management Center 3.5 Software 2 of 2 CD でこのマニュアルが提供された後に、次のインストールに関するバグ情報がこの章に追加されました。
『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』に従ってパッチイメージのディレクトリをルートレベルに作成すると、パッチ専用イメージに Sun Management Center の /sbin サブディレクトリと /lib サブディレクトリが作成されます。そのため、パッチイメージのサイズが必要以上に大きくなってしまいます。パッチ専用イメージには、本来、/sbin と /lib ディレクトリは必要ありません。
回避策: この問題を回避する方法は次の通りです。
マシン上に次のディレクトリ構造を作成します。
/disk2/image/Patches/Solaris_2.6 .. /Solaris_7 .. /Solaris_8 .. /Solaris_9 |
パッチファイルをダウンロードし、圧縮を解除します。
このパッチを Solaris の適切なディレクトリに入れます。
イメージツールを実行します。インストールファイルのソースディレクトリを求めるメッセージに対して /disk2/image を指定します。
負荷の高いマシンで Sun Management Center のコンポーネントを開始すると、次のエラーメッセージが表示されることがあります。
Component は起動できませんでした。 |
さらに、特定のコンポーネントプロセスが特定の時間内に起動を開始しないと、実際にはコンポーネントが正常に起動されているにもかかわらず、この同じエラーメッセージが表示されることがあります。
この問題は、グループ化サービスの場合にも、プラットフォームエージェントコンポーネントの場合にも発生しています。
コンポーネントプロセスを開始します。
x 秒間スリープします。
プロセスのステータスをチェックし、成功か失敗かを報告します。
負荷の高いマシンでは、ステータスチェックの返答が間に合わないために、ステータスチェックが正しくないというエラーになることがあります。このエラーは、結果が x 秒以内に戻されなかったために起ります。
回避策: 次の手順を行います。
/usr/bin/ps -eaf | grep esd コマンドを実行して、次のプロセスが動作しているか確認します。
エージェント
トポロジーサービス
トラップハンドラサービス
構成サービス
イベントハンドラサービス
メタデータサービス
プラットフォームエージェント
プラットフォームエージェントのインスタンス
/usr/ucb/ps —wwxa | grep SunMCService コマンドを実行して、グループサービスが動作しているか確認します。
/usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep ServerMain コマンドを実行して、Java サーバが動作しているか確認します。
/usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep tomcat コマンドを実行して、Web サーバが動作しているか確認します。
/usr/ucb/ps —wwxa | grep java | grep HWDS コマンドを実行して、ハードウェアサービスが動作しているか確認します。
動作していないサービスがある場合は、マシンの負荷を減らしてから Sun Management Center の各プロセスを再起動してください。
es-makeagent コマンドを CD または CD イメージから実行することができません。コマンドは、次のエラーメッセージを表示してからシステムプロンプトに戻ります。
es-makeagent を CD イメージから呼び出しています。 /var/run/tmp/SunMCInstall/sbin/es-makeagent: オプションが正しくありません -- L |
回避策: Sun Management Center サーバがインストールされているマシンから es-makeagent コマンドを実行します。次のコマンドを使用してください。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-makeagent |
/opt は、Sun Management Center 3.5 がインストールされているディレクトリです。Sun Management Center 3.5 がこれとは別のディレクトリにインストールされている場合は、/opt の代わりに、Sun Management Center が実際にインストールされているディレクトリの最上部の名前を指定します。
Sun Management Center 3.0 サーバと Sun Management Center Change Manager 1.0 サーバがシステムにインストールされている場合は、次のどちらかの操作を行う前にパッチを適用する必要があります。
Sun Management Center 3.0 サーバソフトウェアを Sun Management Center 3.5 サーバソフトウェアにアップグレードする。
Sun Management Center 3.0 サーバソフトウェアをアンインストールする。
回避策: アップグレードやアンインストールの処理を行う前に、Sun Management Center 3.0 サーバソフトウェアが動作しているシステムに次のパッチのどちらかを適用します。
Solaris 9 オペレーティング環境が動作しているシステムで Sun Management Center を使用している場合は、113106-01 を適用します。
Solaris 8 オペレーティング環境が動作しているシステムで Sun Management Center を使用している場合は、113105-01 を適用します。
これらのパッチは、SunSolveSM Web サイト (http://sunsolve.sun.com) からダウンロードできます。
地域対応の PDF 文書パッケージの名前が 9 文字を超えています。地域対応済みの文書を Solaris 2.6、Solaris 7、または Solaris 8 オペレーティング環境が動作するシステムにインストールする場合は、このような長いパッケージ名をサポートするために適切なパッチを適用する必要があります。
回避策: 地域対応済みの PDF 文書パッケージを次の手順に従って Solaris 7 または Solaris 8 オペレーティング環境にインストールします。
現時点では、Solaris 2.6 サーバ用のパッチはありません。
Solaris 7 または Solaris 8 オペレーティング環境が動作するシステムにログインします。
SunSolve プログラムパッチサイト (http://sunsolve.Sun.COM/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access) のページを表示します。
Find Patch フィールドに適切なパッチ ID を指定します (表 1–1 を参照)。
SunSolve サイトを確認して、最新のパッチをダウンロードしてください。
オペレーティング環境 |
適用すべきパッチ |
---|---|
Solaris 7 オペレーティング環境 |
107332-02 (ライブラリ) 107443-14 |
Solaris 8 オペレーティング環境 |
110380-03 (ライブラリ) 110934-04 |
ダウンロードするパッチごとに「Download HTTP」か「Download FTP」をクリックします。
ライブラリ .zip パッチパッケージが格納されているディレクトリに移動します。
ライブラリパッチパッケージを解凍します。
% unzip library-patch-id.zip |
スーパーユーザーになります。
パッチを適用します。
# patchadd library-patch-id |
手順 4 でダウンロードした 2 つめのパッチに対して手順 5 から 8 を繰り返します。
Sun Management Center 3.5 の地域対応済み PDF コレクションパッケージをインストールします。
Microsoft Windows 98 プラットフォームでは、Sun Management Center 3.5 をデフォルトの場所 (C:\Program Files\SunMC) にインストールすると、Console、Performance Reporting Manager、または Hardware Diagnositc Suite の地域対応版を使用できない場合があります。
この問題は、デフォルトの場所のパス名が Microsoft Windows 98 環境で許される内部制限の長さを超えている場合に発生します。
この制限は、インストールされている製品が英語環境だけの場合は発生しません。
次のエラーメッセージが表示されます。
Out of Environment Space The report service is not available Please make sure the Hardware Diagnostic Suite server is running on the Sun Management Center server machine. |
回避策: このソフトウェアの地域対応版をインストールするときに、たとえば、C:\smc または C:\sunmc のように、短いパス名を指定します。
別のインストール場所を指定することに関する詳細は、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』の「Microsoft Windows 上に Sun Management Center 3.5 をインストールする」の手順 6 を参照してください。
地域対応済み環境のインストール時にシステムが正しくないエラーメッセージを表示します。次のエラーメッセージが表示されます。
SUNWescom : package not found |
このエラーメッセージは短時間だけ表示されます。
このメッセージは C ロケールのインストール時には表示されません。
回避策: このエラーメッセージは無視してください。SUNWescom パッケージは正常にインストールされています。製品の機能は損なわれていません。
インストール時、次のアジアロケール用バイナリコードライセンス (BCL) と追加条項、条件は英語で表示されます。
言語 |
ロケール |
---|---|
日本語 |
ja_JP.UTF-8 |
簡体字中国語 |
zh.UTF-8 |
繁体字中国語 |
zh_TW.UTF-8 zh_HK.UTF-8 |
韓国語 |
ko.UTF-8 |
次のアジアロケールでは BCL ファイルが地域対応済みで、適切な言語で表示されます。
言語 |
ロケール |
---|---|
日本語 |
ja、ja_JP.PCK |
簡体字中国語 |
zh、zh.GBK、zh_CN.GB18030 |
繁体字中国語 |
zh_TW、zh_TW.BIG5 zh_HK.BIG5HK |
韓国語 |
ko |
サポートされているすべての言語で BCL を読むには、Sun Management Center 3.5 メディアキットに含まれるライセンス (印刷物) を参照してください。
回避策: ありません。
Microsoft Windows 98 ソフトウェアを簡体字中国語ロケールで実行しているシステムでは Hardware Diagnostic Suite Console は起動しません。
回避策: Microsoft Windows 98 を実行するときは、英語版のコンソールをインストールしてください。
es-makeagent イメージを使ってエージェントを英語以外のロケールでインストールすると、特定のロケールパッケージディレクトリが見つからないことを示す警告メッセージがインストールログファイルに書き込まれます。次はその例です。
Unable to find package directory for SUNWjaesi |
es-makeagent コマンドで作成されるエージェントインストールイメージには、英語のロケールパッケージしか含まれていません。つまり、es-makeagent コマンドは、エージェントインストールイメージに英語以外のロケールパッケージを追加しません。
回避策: エージェントを英語以外のロケールでインストールする場合は、次のいずれかの方法を使用してエージェントをインストールしてください。
Sun Management Center 3.5 インストール CD か、インストール CD イメージからエージェントをインストールします。手順の説明は、『 Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』 の「Solaris プラットフォームに Sun Management Center 3.5 をインストールする」を参照してください。
es-gui-imagetool ユーティリティを使ってエージェントアップデートイメージを作成します。手順の詳細は、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』の「es-gui-imagetool を使用してエージェント更新イメージを作成する」を参照してください。
エージェントをインストールします。手順の説明は、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』の「agent-update.bin を使用して、エージェント更新イメージからエージェントをインストールまたは更新する」を参照してください。
es-imagetool ユーティリティを使ってエージェントアップデートイメージを作成します。手順の説明は、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』の「 es-imagetoolを使用してエージェント更新イメージを作成する」を参照してください。
エージェントをインストールします。手順の説明は、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』の「agent-update.bin を使用して、エージェント更新イメージからエージェントをインストールまたは更新する」を参照してください。
es-guiinst コマンドをアジア用ロケールで実行すると、一部のスクリーンでは、インストールメッセージが不完全に表示されます。比較的大きなシステムフォントサイズを使用すると、英語ロケールでもこの問題が起ります。
回避策: ウィンドウの大きさを手動で変更するかウィンドウを最大化して、テキストを表示します。
es-inst コマンド行スクリプトを使って Sun Management Center 3.5 Installation 1 of 2 CD からアドオン製品をインストールしても、英語以外のパッケージはインストールされません。この問題が起るのは次の場合です。
Sun Management Center サーバマシンかコンソールマシンに、すべての言語ロケールがすでにインストールされている。
後の時点で、es-inst コマンド行スクリプトを使って Sun Management Center 3.5 Installation 1 of 2 CD からサーバーマシンかコンソールマシンにアドオン製品をインストールする。
次のエラーメッセージが表示されます。
All supported languages are installed. |
このバグはエージェント専用マシンでは発生しません。
回避策: Sun Management Center 3.5 Installation 2 of 2 CD からアドオン製品をインストールします。次の手順に従います。
Sun Management Center サーバとエージェントがインストールされているマシンにスーパーユーザとしてログインします。
Sun Management Center 3.5 Installation 2 of 2 CD を CD-ROM ドライブに挿入します。
es-inst コマンド行スクリプトか es-guiinst コマンドを使ってアドオン製品をインストールします。
コマンド行インストール es-inst を使用する場合は、
次のように入力します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-inst -S /cdrom/cdrom0/image |
インストールプロセスによって、使用可能なアドオン製品がチェックされます。アドオン製品のチェックが終わると、インストールされていないアドオン製品が 1 つずつ表示されます。そのアドオン製品をインストールするかどうかを指定します。
アドオン製品をインストールする場合は y を、インストールしない場合は n を入力します。
すべての指定が終わると、選択したアドオン製品がインストールされます。
グラフィカルインストール es-guiinst を使用する場合は、
次のように入力します。
# /opt/SUNWsymon/sbin/es-guiinst |
「ようこそ」画面が表示されます。「次へ」をクリックすると、「インストールファイルのあるディレクトリを指定」画面が表示されます。Installation 2 of 2 CD が CD-ROM ドライブに挿入されているか確認します。
ソースディレクトリの入力を要求されますので、次のコマンドを入力します。
# /cdrom/cdrom0/image |
「次へ」をクリックします。
インストールプロセスによって、使用可能なアドオン製品がチェックされます。アドオン製品のチェックが終わると、「インストール済みの製品」画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
「アドオン製品の選択」画面が表示され、インストールされていないアドオン製品が列挙されます。
インストールするアドオン製品を選択します。「次へ」をクリックすると、
選択した製品がインストールされます。
インストールが完了すると、インストールされた製品の一覧が表示されます。Sun Management Center コンポーネントのセットアップを行うかどうかを指定します。
選択した個々のアドオン製品のセットアップ手順については、Sun Management Center 3.5 リリースキットに含まれているアドオンの追補を参照してください。
es-guiuninst ツールを使用してアドオン製品をインストールするとき、アンインストールされたすべてのアドオンコンポーネントを表示する要約パネルが表示されます。このツールを使用して英語以外のロケールでアドオンコンポーネントをアンインストールするとき、本稼働環境がアンインストールされたアドオンコンポーネントの 1 つとして要約パネルに誤って表示されます。
回避策: 本稼働環境アンインストールのメッセージを無視してください。このコンポーネントはアンインストールされていません。
-display オプションを指定するか、環境変数に DISPLAY を設定することによって es-guiinst コマンドを実行し、そのウィンドウを別の X11 ディスプレイサーバに表示すると、インストールを続行できなくなることがあります。
この問題は、テキストフィールドに ASCII 文字を入力できないためと、ASCII 文字が表示されないために起ります。
回避策: この問題が起る場合は、es-inst と es-setup コマンドを使ってインストールとセットアップを行なってください。es-inst と es-setup コマンドの使用方法については、『Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド』を参照してください。
次の Sun Management Center 3.5 アドオン製品でサポートされる言語とロケールは、表 1–2 の通りです。
Sun Fire 15K/12K システム
Starfire サーバー
Sun Fire 6800/4810/4800/3800 システム
Sun Enterprise 6500/5500/4500/3500 システム
Sun Fire Link
VSP ハイエンドエントリサーバ (ワークグループサーバ)
デスクトップ (ワークステーション)
Netra サーバ
言語 |
ロケール |
---|---|
フランス語 |
fr fr_ FR.ISO8859-15 |
日本語 |
ja |
韓国語 |
ko |
簡体字中国語 |
zh |
繁体字中国語 |
zh_TW |
英語以外のロケールの es-inst CLI インストールスクリプトとグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) パネルに、ユーザのシステムで Sun Management Center 3.5 ソフトウェアを実行する上で必要のないアドオン製品が表示されます。
回避策: ユーザのシステムで Sun Management Center 3.5 ソフトウェアを実行するために必要なアドオン製品だけを選択してください。ユーザのシステムにどの製品が関係するかについては、各アドオン製品の Sun Management Center 3.5 の追補を参照してください。
個々のアドオンコンポーネントに関連するパッケージだけがインストールされるべきであるにもかかわらず、エージェントアップデートに含まれるすべての地域対応パッケージがインストールされてしまいます。
回避策: 個々のアドオンコンポーネントごとにエージェントアップデートイメージを作成し、それぞれのエージェントアップデートを個別に実行してください。詳細は、Sun Management Center 3.5 の追補に記載されているエージェントの更新の項を参照してください。
Sun Fire 15K/12K システムの Sun Management Center セットアップウィザードで表示される次のメッセージの一部が表示されないことがあります。
プラットフォームエージェントのポート番号が変更されたため Sun Management Center の セキュリティを再生成する必要があります。 |
回避策: メッセージ全体は、上のテキストの通りです。
Remote Shared Memory (RSM) のパッチ 109664-10 がシステムにインストールされていないと、Sun Management Center ソフトウェアを使って 2 ノード直接接続を設定するときに、クラスタノードにある WRSM プロクシのコアダンプが出力されます。
回避策: システムパッチ 109664–10 をインストールしてください。
Sun Management Center コンソールの XML 構成の管理オプションを使って XML ファイルを開き、編集することができます。さらに、このファイルに含まれている任意の構成情報を未構成のファブリックに適用することができます。未構成のファブリックとは作成および起動はされているファブリックで、メンバーデータ (コンピュートノード名称など) がまだ指定されていないファブリックを指します。
XML ファイルを開き、編集する場合、このファイルが未構成ファブリックと関連付けられていなくてもかまいません。ただし、このファイルを使ってファブリックを構成する場合には、このファブリックがあらかじめ作成、起動されていなければなりません。詳細は、『Sun Fire Link Fabric Administrator's Guide』の付録 B「Importing Preconfigured XML Files Using the Manage XML Configurations Option」 (4841740)を参照してください。
XML 構成の管理オプションを選択すると、2 つのダイアログウィンドウが表示されることがあります。「構成」ウィンドウが 1 つだけ表示される場合は、構成をそのまま続けることができます。ダイアログウィンドウが 2 つ表示される場合は、アクティブウィンドウにエラーのラベルが、アクティブでないウィンドウに構成のラベルがそれぞれ表示されます。そして、「エラー」ウィンドウには、次のメッセージが表示されます。
FM 情報値を取得します |
このメッセージは、新たに作成されたファブリック名にファブリックデータがまだ含まれていないために生成されます。このメッセージを無視し、XML 構成ファイルのインポートを続けてください、
回避策: 次の手順に従って、XML ファイルのファブリックデータを空のファブリックに適用します。
「エラー」ダイアログウィンドウの「了解」ボタンをクリックします。
「エラー」ウィンドウが閉じられ、「構成」ウィンドウがアクティブウィンドウになります。
「構成」ダイアログウィンドウの「対象ディレクトリ」フィールドに、インポートしたい XML 構成ファイルが含まれているディレクトリの完全なパスを入力し、Return キーを押します。
指定したディレクトリに含まれているファイルの一覧がウィンドウに表示されます。
インポートする XML 構成ファイルを選択します。選択したファイル名が「ファイル名」フィールドに表示されます。
「開く」ボタンをクリックしてこのファイルを開きます。
ファイルの内容が表示領域に表示されます。ファイルの内容を変更する場合は、ここでファイルを編集できます。この内容を使ってファブリックを構成する場合は、手順 5 に進みます。
手順 2 で Return キーを押してから、手順 3 で、必要な XML ファイルを選択してください。ファイルを選択せずに「ファイル名」フィールドにファイル名を手動で指定することはしないでください。ファイル名を手動で指定すると、ファイルを開くことができなくなります。
「構成」ボタンをクリックして、XML ファイルの内容をファブリックに適用します。
Sun Management Center の es-uninst ツールは、Sun Fire 15K/12K システムのシステムコントローラ (SC) から SUNWwccmn パッケージを自動的に削除します。しかし、このパッケージには、Sun Fire Link システムソフトウェアが必要とするソフトウェア (wcapp) が含まれています。System Management Services (SMS) 1.3 環境では、SUNWwccmn パッケージが SC 上に存在しなければ wcapp ソフトウェアを再起動することはできません。その結果、SMS 1.3 は失敗します。
回避策: SUNWwccmn パッケージが SC から削除されている場合は、pkgadd コマンドでこのパッケージを SC に再インストールしてください。
SUNWwccmn パッケージは、Sun Fire Link ソフトウェア配布 CD に収録されています。詳細は、『Sun Fire Link ソフトウェアインストールマニュアル』を参照してください。
通常のセットアップ時に、セットアップスクリプトはすべてのアドオンソフトウェアをチェックし、必要ならセットアップスクリプトを実行します。しかし、動的再構成 (DR) モジュールにはセットアップスクリプトはありません。このモジュールをセットアップする必要がないからです。エージェントセットアップの後で es-validate スクリプトは、DR モジュールがセットアップされていないことを示すメッセージを出力します。
バグ番号 4857280 と 4858900 はすべてのロケールに関係します。
回避策: es-validate スクリプトを実行す際に、DR モジュール向けに出力される not set up 状態を無視してください。