Sun Management Center 3.5 Update 1 ご使用にあたって

Hardware Diagnostic Suite ソフトウェアのバグ

シリアルポートのブレークシーケンス (4912141)

2 つめのシステムへのアクティブな端末接続 (TIP セッション) を有するシステム上のシリアルポートをテストすると、2 つめのシステムが OpenBoot PROM OK プロンプトになります。 ブレークシーケンスは、シリアルポートのテストの一部です。 ブレークシーケンスが Sun Management Center コンソールに送信される通知はされません。

対処方法:2 つめのシステムにキースイッチがある場合、キースイッチをロック位置に設定し、ブレークシーケンスのリアクションを防ぎます。 さらに、2 つめのシステムで、テストの実行前に次のコマンドを入力します。


# kbd -a disable

Hardware Diagnostic Suite enctest が電源装置の状態を報告しないことがある (4908213)

Sun StorEdge D1000 のエンクロージャの Hardware Diagnostic Suite の完全なテストが、問題解消後も、電源ケーブルが外れているなど、非重大なエラーを報告します。

対処方法: Sun StorEdge D1000 に接続された Sun Management Center エージェントを再起動します。

JAVA_HOME パスが 80 文字以上の値に設定されている場合に、不正なエラーメッセージが表示される (4854768)

JAVA_HOME パスに設定されている値が 80 文字を超えると、次の間違ったエラーメッセージが表示されます。


Could not start Hardware service

次のように入力し、Hardware Diagnostic Suite が動作しているかどうかを確認できます。


% ps -aef | grep HWDS

対処方法: このエラーメッセージは無視してもかまいません。 Hardware Diagnostic Suite は正常に起動します。

メモリーリークが少しずつ発生すると、Sun Management Center 3.5 Update 1 がクラッシュすることがある (4852628)

Hardware Diagnostic Suite コンソール経由で複数の長期間のプロセスをサーバ上で実行すると、メモリーリークが少しずつ発生することがあります。 このサーバ上で空きメモリーがなくなると、Sun Management Center 3.5 Update 1 がクラッシュして、コアダンプすることがあります。

対処方法: なし サーバを再起動する必要があります。