名前 | 形式 | 注意 | 機能説明 | オプション | 信号 | ファイル | 関連項目
このコマンドは手動では実行しないでください。このコマンドは SSP スタートアップスクリプトによって自動的に呼び出され、必要に応じて再起動されます。
edd は Sun Enterprise 10000 の RAS 機能を実現するうえで核となるコンポーネントです。オプションを指定しない場合は、edd は edd.emc(4) 設定ファイルをチェックし、システムを制御する際に使用する検出スクリプトを判別します。チェック対象であるいずれかのイベントが検出されると、edd は edd.erc(4) 設定ファイルを使用して、処理を実行するかどうか、およびどの処理を実行するかを決定します。そして、指定された応答動作スクリプトがあれば、これを実行します。
どの Sun Enterprise 10000 システムも、edd.emc(4) ファイル を 1 つ、グローバルイベント (システム全体に影響するイベント) 用の edd.erc(4) ファイルを 1 つ、各ドメイン用の edd.erc(4) ファイルを 1 つ備えています。これらのファイルの格納場所については、以下の「ファイル」を参照してください。監視対象となるイベントのリストについては edd.emc(4)、イベントに対して実行される処理のリストについては edd.erc(4) を参照してください。
特定のイベントに対して edd が反応しないようにするには、edd.emc(4) ファイルを編集して、特定のイベント検出スクリプトのアップロードを無効にします。または、edd.erc(4) ファイルを編集して、特定の応答動作スクリプトを無効にします。
edd で指定したオプションと、edd.emc(4) または edd.erc(4) で指定した処理が矛盾する場合は、前者が優先されます。
購入先への注意事項:InterDomain Networks (IDN) に属するドメインのアービトレーション停止またはレコード停止が原因で edd によりダンプファイルが生成される場合は、該当する IDN 内のすべてのドメインの情報が出力されます。アービトレーション停止の場合は、edd により IDN ドメインのブートプロセッサの bbsram 情報も別ファイルに保存されます。
以下のファイルがサポートされます。
$SSPVAR/etc/platform_name/edd.emc
$SSPVAR/etc/platform_name/edd.erc
$SSPVAR/etc/platform_name/domain_name/edd.erc