名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 終了ステータス | エラーメッセージ | 関連項目
showusage に -r オプションを指定して実行すると、標準出力にボードリソース、システムリソース、および DR についての情報が出力されます。情報は表形式で出力されます。
showusage に -s オプションを指定して実行すると、指定したボードの状態を示す整数の終了ステータスが返されます。指定したボードがドメイン内にある場合は、showusage は標準出力にドメイン名を出力します。-s オプションは ADR スクリプトで使用します。また、ADR 操作の実行前に、ボードが ADR 操作に適切かどうかを判定するためにも使用できます。
以下のオプションをサポートしています。
状態情報を取得するシステムボードの番号 (0 〜 15)。
情報の表示形式。report_type は、以下のいずれかです。
CPU - ボードのプロセッサ情報を表示します。
DRAIN - アクティブなドレイン操作の進行状況を表示します。
IO - このボードに接続されているデバイスの情報を表示します。
OBP - OBP が認識したボード構成を表示します。初期接続は行われたが、接続が完了していないボードで OBP 表示を使用できます。OBP 表示は、実行中のボードの CPU、MEM、および IO 表示ほど正確ではないことがあります。
MEM - このボードのメモリー構成を表示します。
UNSAFE - 指定したドメインで使用される、すべての保存停止された安全ではないデバイスを表示します。このオプションを使用すると、-b オプションは無視されます。
複数のレポート形式を指定する場合は、-r オプションを複数指定する必要があります。たとえば、ボード 12 のプロセッサおよびデバイス情報を表示するには、次のコマンドを使用します。
showusage -b 12 -r CPU -r IO
ボードの状態を終了ステータスとして報告し、標準出力にドメイン名を出力します。指定したボードがドメインに属していない場合は、標準出力に何も出力されません。
showusage コマンドは、指定したコマンドオプションに応じて、異なる終了ステータスを返します。
-s オプションを指定した場合は、次の終了値が返されます。
ボードが存在せず、ソフトウェアドメインにも含まれていません。ソフトウェアドメインとは、domain_config ファイルに表示されているアクティブドメインです。ただし、CPU は実行されていません。
ボードは存在しませんが、ソフトウェアドメインには含まれています。
ボードは存在しますが、電源が切断されており、ソフトウェアドメインに含まれていません。
ボードが存在し電源が投入されていますが、ソフトウェアドメインには含まれていません (ボードは接続可能です)。
ボードは存在しますが、電源が切断されています。ソフトウェアドメインには含まれています。
ボードが未設定 (ボードは存在し、電源が投入されている。ソフトウェアドメインには含まれているが、ハードウェアドメインには含まれていない) です。ハードウェアドメインはブートドメインです。
ボードは設定済み (ボードは存在し、電源が投入されている。ソフトウェアドメインとハードウェアドメインの両方に含まれている) ですが、DR 切り離し可能状態にありません。ボードの切り離しを妨げる条件については、『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』を参照してください。
ボードは設定済み (ボードは存在し、電源が投入されている。ソフトウェアドメインとハードウェアドメインの両方に含まれている) で、切り離しがほぼ可能な状態にあります。ボードの切り離しを妨げる条件については、『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』を参照してください。
DR ライブラリに動的にリンクできませんでした。
showusage 構文エラー
-r オプションを指定すると、次の終了値が返されます。
レポートが正常に表示されました。
showusage 構文エラー
showusage が失敗した場合は、診断メッセージが標準エラーに出力されます。
『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration リファレンスマニュアル』の dr(1M) および drshow(1M)。
addboard(1M), deleteboard(1M), moveboard(1M)。
『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』
『Sun Enterprise 10000 SSP ユーザーマニュアル』