メイン SSP 上で showfailover(1M) コマンドを使用すれば、フェイルオーバー状態の情報を表示できます。たとえば、以下のようなフェイルオーバー情報が表示されます。
ssp% showfailover
Failover State:
SSP Failover: Disabled
CB Failover: Active
Failover Connection Map:
Main SSP to Spare SSP thru Main Hub: FAILED
Main SSP to Spare SSP thru Spare Hub: FAILED
Main SSP to Primary Control Board: GOOD
Main SSP to Spare Control Board: GOOD
Spare SSP to Main SSP thru Main Hub: FAILED
Spare SSP to Main SSP thru Spare Hub: FAILED
Spare SSP to Primary Control Board: FAILED
Spare SSP to Spare Control Board: FAILED
SSP/CB Host Information
Main SSP: xf12-ssp
Spare SSP: xf12-ssp2
Primary Control Board (JTAG source): xf12-cb1
Spare Control Board: xf12-cb0
System Clock source: xf12-cb1
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フェイルオーバー状態の情報は、以下のとおりです。
フェイルオーバー状況 (Failover State)
フェイルオーバー状況は、以下のいずれかです。
有効 (Active) ― 自動フェイルオーバーが使用可能で正常に機能しています。
使用不可 (Disabled) ― オペレータの要求、またはフェイルオーバーを発生できない障害状態によって自動フェイルオーバーが使用不可になっています。
障害発生 (Failed) ― フェイルオーバーが発生しています。
フェイルオーバーの後は、setfailover(1M) コマンドを使用してフェイルオーバーを再び使用可能にするまでフェイルオーバー状態は「障害発生 (Failed)」です。すべての接続を修正しフェイルオーバー接続マップで「GOOD」と示された場合でも、フェイルオーバーを手作業で再び使用可能にする必要があります (以下を参照)。
フェイルオーバーが発生すると、フェイルオーバーは複数の状態に変化することに注意してください。詳細については、71 ページの「SSP フェイルオーバーの状態変化」を参照してください。
フェイルオーバー接続マップ
接続マップには、フェイルオーバープロセスによって監視された制御ボードの接続リンク状態が示されます。接続リンクの状態は、「GOOD」(接続が正しく機能していることを示します) または「FAILED」(接続が機能していないことを示します)です。
接続に障害が発生している場合は、この接続マップを使用して障害状態を判定してください。さまざまな障害箇所における障害状態についての詳細は、第 10 章「SSP の内部構造」の「フェイルオーバー検出箇所の説明」を参照してください。
SSP/CB ホスト情報
このホスト情報部は、SSP、制御ボード、JTAG インタフェースとシステムクロックを管理する制御ボードに関するものです。
showfailover(1M) コマンドで -r オプションを指定すれば、現在の SSP の役割についての情報を取得することができます。SSP の役割は、「UNKNOWN (SSP の役割が確定されていない)」、「MAIN」、または「SPARE」です。
showfailover(1M) コマンドの詳細については、showfailover(1M) マニュアルページを参照してください。