第7章 アドバイザ イベントの監視と応答

目次

7.1. イベントのクローズ

スケジュールが完了したアドバイザは、設定された間隔で始動します。問題がなければ、アラートやメールは作成されません。

トリガされたアラートは、Events 画面に表示されます。アラートは Monitor の画面にも、重大度順で表示されます。アラートがトリガされると、通知グループまたは特定のルールと関連のあるグループは、メール通知を受けます。通知グループの作成に関しては、項5.5. 「通知グループ」 を参照してください。

オープンのイベントを見るには、Monitor タブをクリックします。左側のツリー ビューはどのサーバまたはグループにイベントが属するかを決めます。オープン イベントはテーブル形式で表示されます。

図 7.1. イベント画面

イベント画面

イベント テーブルには次のカラムがあります。

デフォルトで、すべてのイベントが表示されますが、イベントのリストは、イベント リストの上に表示されているフォームを使用してフィルタをかけることができます。

関心のあるオプションを選択し、 filter ボタンをクリックして、画面を更新します。 Limit ドロップダウン リストボックスから異なる値を選択して、検索範囲を限定できます。

重大度を示すドロップダウン リストボックスには、AllAll AlertsCriticalWarningInfoSuccessUnknown というオプションがあります。All というオプションを選択すると、すべてのアラートと問題なく実行されているルールが表示されます。All Alerts では違反があったルールだけが表示されます。

カラムのソートは、それぞれのカラムのヘッダーをクリックします。図 7.1. 「イベント画面」 で示すアラートは、重大度を下降順でソートします。赤い八角形の赤いアイコンは重大を示すアラート、黄色の三角形は警告、噴出しマークは情報をそれぞれ示します。イベントの横にある星マークはルールが問題なく実行されていることを示し、アラートは作成されません。クエスチョンマークのアイコンは、ルールのステータスが不明であることを示します。

図 7.1. 「イベント画面」 で示すサーバは、All のフィルタです。通常、重大度でフィルタをかけるときは、All Alerts を選択して、CriticalWarningInfo のアラートを見る場合は、All を使用してルールが最後に問題なく実行されていた時間を見ます。

重大度のフィルタのほかに、FromTo を使用して、特定の時間帯のフィルタをかけることも可能です。特定のルール、ルールのカテゴリでフィルタをかけることもできます。Status というドロップダウン リストボックスでは、AllOpenClosed を選択できます。スクロールの数が多くなることを回避するには、特定ページのイベントの数を制限することも可能です。

アラートに関する詳細は、ルール名をクリックします。アラートの詳細と正確な発生時刻がポップアップ ウィンドウに表示されます。ポップアップ ウィンドウは問題解決に役立つリースとアドバイスへのリンクを提供します。そのイベントが生成されたときの表現を見ることも可能です。

7.1. イベントのクローズ

どのアクションを取るか決定したら、イベントを閉じる必要があります。

それぞれのアラートを解決するには、Operations/Notes カラムの close リンクをクリックします。Notes テキストを使用して、解決策を文書化して、close event(s) ボタンを選択します。

同時に複数のアラートを閉じるには、そのアラートの横にあるチェックボックスを選択し、画面の左下 (または左上) にあるclose ボタンをクリックします。

イベントを閉じると、resolution notes リンクがある Events 画面が表示されます。そのリンクをクリックして、ノートを見ます。クローズしたイベントはリポジトリに保存されています。クローズしたイベントを見るには、Status ドロップダウン ボックスから Closed を選択して画面でフィルタをかけます。