N1 System Manager では、以降の節で説明する OS アップデートの管理作業を行うことができます。
N1 System Manager では、プロビジョニング可能なサーバー に OS をインストールした後、OS アップデートをインストールできます。OS アップデートとは、Solaris パッケージやパッチ、Red Hat RPM のことです。N1 System Manager を使用すると、サーバーへの OS アップデートの初めてのインストールが 2 つのステップで行えます。
N1 System Manager に OS アップデートをインポートする。プロビジョニング可能なサーバー に OS アップデートをインストールするには、N1 System Manager が、そのアップデートにシステムアクセスできる必要があります。
create update コマンドを使用し、Web サイト、または 管理サーバー 上でアクセス可能なファイルシステムからファームウェアアップデートをインポートできます。OS アップデートをインポートすると、ブラウザインタフェース の「ショートカット」区画にそのアップデートを表示したり、show update コマンドで確認したりできます。
適切な プロビジョニング可能なサーバー に OS アップデートをインストールする。この操作には、ブラウザインタフェース か load server、load group コマンドを使用します。
ここでは、N1 System Manager に OS アップデートをインストールする手順を説明します。OS アップデートをインポートすると、コマンド行または ブラウザインタフェースを使って、プロビジョニング可能なサーバー にその OS アップデートをインストールできます。
OS アップデートはローカルファイルシステムかネットワーク上のアクセス可能なファイル、または Web サイト上にあって、必ず管理サーバーからアクセスできるようにする必要があります。インポートできる OS アップデートの形式は次のとおりです。
*.rpm – Red Hat RPM.
*.pkg または *.tar – Solaris パッケージ
*.zip – Solaris パッチ
*.tar ファイル名は、tar 展開後、最上位のディレクトリ名と一致する必要があることに注意してください。たとえば tar ファイルが SUNWstade.tar の場合、tar の展開内容の最上位ディレクトリは SUNWstade である必要があります。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
N1 System Manager に OS アップデートをインポートします。
N1-ok> create update update file file ostype ostype [responsefile responsefile] |
詳細は、「create update」を参照してください。
この作業は、ブラウザインタフェース の「ショートカット」区画を使って行うこともできます。
OS アップデートが N1 System Manager にインポートされている必要があります。詳細は、「OS アップデートをインポートする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、OS アップデートのインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
OS 管理エージェントが プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていることを確認します。この操作によって、OS アップデートのインストールに必要なサポートが得られます。詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
Solaris パッケージのインストールには、次のデフォルトの admin ファイルが使用されます。
mail=root instance=unique partial=nocheck runlevel=nocheck idepend=nocheck rdepend=nocheck space=quit setuid=nocheck conflict=nocheck action=nocheck basedir=default authentication=nocheck
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーに OS アップデートをインストールします。
N1-ok> load server server[,server] update update |
詳細は、「load server」を参照してください。
インストールが成功したことを確認します。
詳細は、「プロビジョニング可能なサーバーにインストールされている OS アップデートを一覧表示する」を参照してください。
この作業は、ブラウザインタフェース の「ショートカット」区画を使って行うこともできます。
OS アップデートが N1 System Manager にインポートされている必要があります。詳細は、「OS アップデートをインポートする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、OS アップデートのインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
OS 管理エージェントが プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていることを確認します。この操作によって、OS アップデートのインストールに必要なサポートが得られます。詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
Solaris パッケージのインストールには、次のデフォルトの admin ファイルが使用されます。
mail=root instance=unique partial=nocheck runlevel=nocheck idepend=nocheck rdepend=nocheck space=quit setuid=nocheck conflict=nocheck action=nocheck basedir=default authentication=nocheck
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
サーバーグループ内の プロビジョニング可能なサーバーに OS アップデートをインストールします。
N1-ok> load group group update update |
詳細は、「load group」を参照してください。
インストールが成功したことを確認します。
詳細は、「プロビジョニング可能なサーバーにインストールされている OS アップデートを一覧表示する」を参照してください。
ここでは、N1 System Manager にインポートされていて、プロビジョニング可能なサーバーにインストール可能な OS アップデートを一覧表示する手順を説明します。
この作業は、ブラウザインタフェースを使って行うこともできます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
使用可能な OS アップデートを一覧表示します。
N1-ok> show update all |
この作業は、ブラウザインタフェースを使って行うこともできます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーにインストールされている OS アップデートを一覧表示します。
N1-ok> show server server |
詳細は、「show server」を参照してください。
ここでは、N1 System Manager から OS アップデートを削除する手順を説明します。この手順で、プロビジョニング可能なサーバーの OS アップデートが削除されるわけではありません。この具体的な方法の詳細は、「プロビジョニング可能なサーバーから OS アップデートをアンインストールする」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
N1 System Manager から OS アップデートを削除します。
N1-ok> delete update update |
詳細は、「delete update」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、OS アップデートのアンインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
OS 管理エージェントが プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていることを確認します。この操作によって、OS アップデートのアンインストールに必要なサポートが得られます。詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーから OS アップデートをアンインストールします。
N1-ok> unload server server[,server] update update |
ユーザー指定の名前が見つからなかった場合、コマンドは、一致するファイル名を持つ OS アップデートのアンインストールを試みます。show update コマンドを使って、OS アップデートの対応するファイル名を確認できます。
詳細は、「unload server」を参照してください。
プロビジョニング可能なサーバーの監視を無効にします。この操作が必要になるのは、OS アップデートのアンインストール後のサーバーの再起動で障害通知が出されないようにする場合です。詳細は、「サーバーグループの監視を無効にする」を参照してください。
OS 管理エージェントが プロビジョニング可能なサーバーにインストールされていることを確認します。この操作によって、OS アップデートのアンインストールに必要なサポートが得られます。詳細は、「OS 管理エージェントをインストールする」を参照してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
サーバーグループ内の プロビジョニング可能なサーバーから OS アップデートをアンインストールします。
N1-ok> unload group group update update |
ユーザー指定の名前が見つからなかった場合、コマンドは、一致するファイル名を持つ OS アップデートのアンインストールを試みます。show update コマンドを使って、OS アップデートの対応するファイル名を確認できます。
詳細は、「unload group」を参照してください。