この節では、プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサの SSH アカウントと IPMI アカウントを設定する手順を示します。
この節では、次の内容について説明します。
ssh を使って、プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサにログインします。
コマンド「ssh -l setup IP-address」を入力します。ここで IP-address は、「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサに静的 IP アドレスを割り当てる」でサービスプロセッサに割り当てた SP の IP アドレスです。
新しいユーザーアカウント名を入力するプロンプトが表示されます。次の手順に進みます。
setup アカウントを使ってサービスプロセッサにログインできない場合は、サービスプロセッサの SSH アカウントとパスワードがすでに設定されています。
「ssh -l admin IP-address」と入力してサービスプロセッサにログインします。パスワードのプロンプトが表示されたら、「admin」と入力します。アカウント admin とパスワード admin を使って SP にログインできる場合は、「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサの IPMI アカウントを設定する」の手順 2 に進んでください。
上記の方法でサービスプロセッサにログインできない場合は、サービスプロセッサを工場出荷時の設定にリセットします。リセットの方法については、「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサの工場出荷時の設定へのリセット」を参照してください。
「admin」と入力します。
パスワードのプロンプトが表示されます。
パスワード「admin」を入力します。
パスワードの確認を求められます。
N1 System Manager には、最初のプロビジョニング可能なサーバーの検出に使用する、サービスプロセッサのアカウント admin とパスワード admin がすでに設定されています。必要な場合は、ほかのアカウントとパスワードに設定できます。ただし、プロビジョニング可能なサーバーで最初に検出を実行するときに、設定したアカウントとパスワードを指定する必要があります。
SSH のパスワード「admin」をもう一度入力します。
デフォルトのアカウント setup が自動的に削除され、サービスプロセッサからログアウトします。
「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサの IPMI アカウントを設定する」に従ってサービスプロセッサの IPMI アカウントを設定します。
ssh を使って、プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサにログインします。
「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサの SSH アカウントを設定する」で入力したアカウントとパスワードを使います。
コマンド「ssh -l SSH-account IP-address 」を入力します。ここで各パラメータは次のとおりです。
SSH-account は、「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサの SSH アカウントを設定する」で設定した SSH アカウント
IP-address は、「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサに静的 IP アドレスを割り当てる」でサービスプロセッサに割り当てた SP の IP アドレス
SP コマンドプロンプトで「ipmi reset -a」と入力します。
パスワードを含む IPMI の設定がすべてリセットされます。リセットコマンドが完了したら次の手順に進みます。
「ipmi enable channel lan」と入力します。
IPMI チャネルがリセットされ、初期化されます。IPMI パスワードのプロンプトが表示されます。
パスワードのプロンプトが表示されなかった場合は、「ipmi enable channel lan」コマンドを入力し直します。「ipmi reset -a」コマンドが完了しなければ、enable コマンドは実行できません。
IPMI のパスワードを入力します。
パスワードの確認を求められます。
IPMI のパスワードをもう一度入力します。
SP コマンドプロンプトが表示されます。端末ウィンドウを閉じることができます。
Linux と追加の Linux RPM を管理サーバーにインストールしていない場合は、第 3 章「管理サーバーでの Linux のインストールと設定」に従ってインストールします。
Linux と追加の RPM を管理サーバーにインストールしてある場合は、第 4 章「プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサファームウェアの確認とアップデート」に従って、プロビジョニング可能なサーバーのファームウェアを確認し、必要な場合はアップデートします。