複数の非同期デバイス定義をファイル link.conf に作成した場合は、非同期デバイスのプールを定義することができます。
デバイスプールは、個々のデバイスの場合とまったく同じように 1 個以上のリモートホストと関連付けられます。このようなホストのいずれかに対する着信接続要求や発信接続要求の処理では、プールにデバイスが存在するかぎり、プールから 1 個の非同期デバイスが自動的に選択されます。
デバイスプール定義の形式は、以下のとおりです。
pool_device pooln pppdevn pppdevn+1 ... |
pool_device pooln
デバイスのプールを使用可能にする必須パラメータ。デバイスプール定義の始まりを示し、デバイス名を割り当てます。
pppdevn pppdevn+1 ...
デバイスのプールを使用可能にする必須パラメータ。デバイスプールに含める非同期デバイスのリストを指定します。空白文字またはコンマでデバイス名を区切る必要があります。
以下は、4 個の非同期デバイスで構成するデバイスプールの例です。
pool_device pool0 pppdev0 pppdev1 pppdev2 pppdev3 |