x86 マシン上で、Solaris 2.5、2.5.1、または 2.6 が稼働していて、Solstice DiskSuite 4.0 または 4.1 を使用している場合は、ここで説明する手順で、Solaris 7 と DiskSuite 4.2 にアップグレードしてください。
DiskSuite 4.2 配布用ソフトウェアに組み込まれている metacvt(1M) コマンドを実行する。
metacvt コマンドは、CD の /tools サブディレクトリにあります。 生成される S94SUNWmd.cvt を必ず保存してください。
このコマンドの使用方法と、コマンドによって実行されるステップのリストについては、metacvt のマニュアルページを参照してください。
metacvt コマンドは、S94SUNWmd.cvt というスクリプトを生成します。ソフトウェアのアップグレード中に上書きされるのことのない場所に、このスクリプトを必ず保存してください。
システムを再起動し、オペレーティングシステムを新しいバージョンにアップグレードする。
新しいシステムファイルが収まるように、ミラー化システムのパーティションのサイズを変更しなければならない場合は、新しいパーティションのサイズに合わせてパーティションをミラー化する個々のサブミラーのサイズを変更してください。
初期インストールは実行しないでください。初期インストールを実行すると、システムディスクが再フォーマットされ、ディスク上のデータが破壊されます。また、ディスクのデバイス割り当てが変更され、S94SUNWmd.cvt 出力に保存されているメタデバイス構成が無効になることがあります。
必ず、適切なスライスをアップグレードしてください。ミラー型ルートファイルシステムを使用しているマシンでは、Solaris インストールソフトウェアによって、ルートミラーで使用されているすべてのスライスが、アップグレードで使用可能として表示されます。システムの起動元スライスを選択してください。起動スライスの特定方法については、「Solaris オペレーティングシステムのアップグレード時にシステム起動スライスを検索する方法」を参照してください。
システム上の古い Solstice DiskSuite パッケージをすべて削除する。
「Solstice DiskSuite の初期インストール」で説明する手順に従って、Solstice DiskSuite 4.2 ソフトウェアをインストールする。
S94SUNWmd.cvt スクリプトを実行する。
スクリプトの詳細については、S94SUNWmd.cvt(1M) のマニュアルページを参照してください。
システムを再起動する。