| 第 3 章 |
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Sun Update Connection サービスを使用してアップデートを管理する |
この章では、Sun Update Connection サービスを使用してアップデート管理ジョブを実行する方法について説明します。この章には次のセクションが含まれています。
Sun Update Connection サービスを使用するには、まず Sun Update Manager 登録ウィザードを使用して Solaris 10 システムを登録する必要があります。登録では、Update Manager サブスクリプションキーを入力し、Sun Update Connection Web サイトを使用してシステムをリモート管理することを指定する必要があります。
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注 - Update Connection サービスを使用する場合でも、Update Manager アプリケーションを使用して、ローカルでアップデート管理のジョブを実行できます。 |
Sun Update Manager の詳細は、『Sun Update Manager 1.0 管理ガイド』を参照してください。
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2. http://updates.sun.com にアクセスします。
接続できない場合は、ネットワークプロキシおよびポート設定についてネットワーク管理者に問い合わせてください。
3. サンオンラインアカウントのユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
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Sun では、各サンオンラインアカウントの電子メールアドレスおよび関連するユーザー名を保存しています。1 つの電子メールアドレスには、1 つまたは複数のユーザー名が関連しています。Sun は、リンクしているユーザー名をその電子メールアドレスに送信します。
ユーザー名は覚えているがパスワードを忘れた場合は、「忘れたパスワードを入手する方法」を参照してください。
1. Update Connection のログイン画面で、「ユーザー名またはパスワードを忘れた」をクリックします。
「既存の Sun Update Connection ユーザーの場合」ウィンドウが表示されます。
2. 「ユーザー名またはパスワードを忘れた場合」の リンクをクリックします。
「ユーザー名またはパスワードを忘れた場合」 ウィンドウが表示されます。
このアドレスは、サンオンラインアカウントで Sun に登録した電子メールアドレスです。
Sun では、電子メールアドレスが有効なサンオンラインアカウントに関連付けられていることを確認します。
5. Update Connection ログイン画面に戻ります。
6. サンオンラインアカウントのユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
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1. Update Connection のログイン画面で、「ユーザー名またはパスワードを忘れた」をクリックします。
「既存の Sun Update Connection ユーザーの場合」ウィンドウが表示されます。
2. 「ユーザー名またはパスワードを忘れた場合」の リンクをクリックします。
「ユーザー名またはパスワードを忘れた場合」 ウィンドウが表示されます。
このアドレスは、サンオンラインアカウントで Sun に登録した電子メールアドレスです。
Sun では、電子メールアドレスが有効なサンオンラインアカウントに関連付けられていることを確認します。
正しい電子メールアドレスを入力して、「提出」をクリックします。
6. Update Connection ログイン画面に戻ります。
7. サンオンラインアカウントのユーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
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新しいパスワードは大文字と小文字を区別し、6 〜 8 文字で入力する必要があります。
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1. システムページで、システム名列の履歴アイコンをクリックします。
履歴アイコンをクリックすると、システムの履歴データにアクセスできます。
選択したシステムのインストール済みアップデートのページが表示されます。
このボタンは、ページ名の下、インストール済みアップデートのリストの上にあります。
「システムのチェックイン間隔を設定する方法」を参照してください。
「システム名を変更する方法」を参照してください。
「システムを削除する方法」を参照してください。
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1. システムページで、システム名列の履歴アイコンをクリックします。
履歴アイコンをクリックすると、システムの履歴データにアクセスできます。
選択したシステムのインストール済みアップデートのページが表示されます。
このボタンは、ページ名の下、インストール済みアップデートのリストの上にあります。
3. Sun Update Connection にチェックインするようにシステムを設定します。
デフォルトのチェックイン間隔は 2 時間です。ドロップダウンリストから選択して、間隔を変更します。
もともと予定されていた間隔の次の時刻に、システムがチェックインします。そのチェックインの後に、新しく設定した間隔がアクティブになります。
変更を保存すると、「システム設定の編集」ウィンドウに戻ります。
このページを終了するには、次のいずれかのボタンをクリックします。
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選択したシステムの名前を変更できます。入力されている名前は、システムの登録中に Sun へ送信された名前です。
1. システムページで、システム名と同じ行にある履歴アイコンをクリックします。
システムページのシステム名列にはアイコンが入っています。このアイコンは、システムの履歴データへのリンクです。
選択したシステムのインストール済みアップデートのページが表示されます。
このボタンは、ページ名の下、インストール済みアップデートのリストの上にあります。
デフォルトの名前は、システムを登録したときに使用した名前です。管理するシステムには、それぞれ固有の名前が付いている必要があります。
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注 - すでに自分に割り当てられている使用中のシステム名を入力すると、システム名の再入力を要求するエラーメッセージがポップアップウィンドウに表示されます。 |
変更を保存すると、「システム設定の編集」ウィンドウに戻ります。
このページを終了するには、次のいずれかのリンクをクリックします。
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アップデートのリモート管理対象からシステムを削除するには、「システムを削除」をクリックします。ポップアップウィンドウに確認メッセージが表示されます。「OK」をクリックすると、すべてのジョブ情報を含むシステム情報が Update Connection の記録から消去されます。削除されたシステムのジョブキューが削除されるため、保留中のジョブは開始されません。また、自動システム分析プロセスとチェックインプロセスが停止します。
削除したシステムの管理は、Update Manager アプリケーションで行うことができます。Update Manager クライアントアプリケーションで、システムをリモート管理対象として再登録することができます。
1. システムページで、システム名と同じ行にある履歴アイコンをクリックします。
システムページのシステム名列にはアイコンが入っています。このアイコンは、システムの履歴データへのリンクです。
選択したシステムのインストール済みアップデートのページが表示されます。
このボタンは、ページ名の下、インストール済みアップデートのリストの上にあります。
このシステムを Update Connection からのリモート管理対象として登録したときに Sun に送信された情報が表示されます。この情報は読み取り専用です。
変更を保存すると、「システム設定の編集」ウィンドウに戻ります。
このページを終了するには、次のいずれかのリンクをクリックします。
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1. システムページで、「フィルタ」メニューから「すべて」を選択します。
サンオンラインアカウントにリンクされているすべてのシステムが表示されます。
2. (省略可能) システムが表示されない場合は、Sun Update Connection でのリモートアップデート管理対象としてシステムを登録します。
Update Manager アプリケーションで、次の操作を行います。
システムがリモート管理対象として登録されていない場合、登録画面が表示されます。この画面に、サンオンラインアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
Update Connection サービスを開くかどうかをたずねる確認ウィンドウが表示されます。
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システムの詳細を表示するポップアップウィンドウが開きます。この情報は、Sun Update Manager アプリケーションでシステムを登録したときに Sun に送信されたものです。
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有効なアップデートのリストは、システムが Sun にチェックインすると自動的に更新されます。次にシステムがチェックインするまでアップデートはリストに入っているため、リストには変更がリアルタイムで反映されません。
1. システムページで、有効なアップデートを表示するシステムのチェックボックスをオンにします。
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注 - アンインストールされたアップデートは、システムがチェックインして、そのシステムの分析が実行されるまで表示されません。アンインストールされたアップデートは適切でない場合があるので、有効なアップデートのリストには自動的に追加されません。 |
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この手順では、1 つまたは複数のシステムに 1 つのアップデートをインストールするジョブを作成する方法について説明します。ジョブが作成された後、各システムは Sun または Sun Update Connection プロキシにチェックインして、待機中のジョブを実行します。
インストールしたアップデートを有効にするためにシステムの再起動が必要な場合、アップデートのインストールは次回のシステムシャットダウン時に行われます。システムシャットダウンを開始するには、次のいずれかのコマンドを使用する必要があります。
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注 - シャットダウンを開始するために、reboot コマンド、halt コマンド、uadmin コマンドを使用したり、リセットボタンや電源ボタンを押したりしないでください。これらの操作を行うと、必要なシャットダウン処理が省略され、アップデートはその後インストールされなくなります。 |
1. アップデートページで、1 つまたは複数のシステムを選択して「有効なアップデートを表示」をクリックします。
選択した各システムに対するすべてのアップデートのリストを示すウィンドウが表示されます。
2. 選択したシステムにインストールする 1 つまたは複数のアップデートを選択します。
各システムの次のチェックイン時間がウィンドウに表示されます。これは、システムが Sun または Sun Update Connection プロキシにチェックインして、そのシステムの待機中のジョブを実行する時間です。
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注 - 選択したアップデートをインストールするために別のアップデートをインストールする必要がある場合は、この依存パッチを示すダイアログボックスが表示されます。最初に選択したアップデートを正常にインストールするには、依存パッチをインストールするのに同意する必要があります。同意しないと、ジョブは作成されません。 |
3. 「アップデートを適用」をクリックしてジョブを作成します。
ジョブは、次のチェックイン時に実行するためにキューに入れられます。1 つまたは複数のシステムにインストールするアップデートごとに 1 つのジョブが作成されます。
4. ジョブの情報を破棄するには、「キャンセル」をクリックします。
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Solaris のコア機能に影響を与える一部のアップデートは、アンインストールできません。アップデートページでは、これらのアップデートはチェックボックス列にダッシュが表示されており、選択することはできません。
システムページから、完了したジョブをクリックして、選択したシステムにすでにインストールされているアップデートのリストと各アップデートのインストール日を表示できます。
1. アップデートページで、アンインストールするアップデートを選択します。
2. 「選択したアップデートをアンインストール」をクリックします。
アンインストール処理が実行されます。アンインストール処理が正常に完了した場合には、確認のダイアログボックスが表示されます。処理が失敗した場合には、失敗したことを説明する確認のダイアログボックスが表示されます。
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アップデートページで、詳細を表示するアップデートのアップデート ID をクリックします。
アップデートの README ファイルがポップアップウィンドウに表示されます。
ジョブは 4 つのアクティブステータスのいずれか、またはアーカイブ済みにすることができます。
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ジョブページから、任意のステータスのジョブを表示できます。「フィルタ」メニューを使用して、次のいずれかのカテゴリを選択します。
1. ジョブページで、「フィルタ」メニューから表示するジョブの値を選択します。
2. 「選択したジョブを表示」ボタンをクリックすると、ジョブの詳細が表示されます。
このページは自動的に更新されません。画面を更新して進捗状況を表示するには、ブラウザの再ロードボタンまたは更新ボタンをクリックします。
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1. ジョブページで、1 つまたは複数のジョブを選択します。
詳細を表示するジョブそれぞれのチェックボックスをオンにします。表示されるジョブは、フィルタの選択内容によって異なります。該当するジョブが表示されない場合は、フィルタの選択を「すべてのジョブ」に変更します。
選択したジョブの詳細が表示されます。この画面のリンクでは、システム名やアップデートの摘要をクリックして、システムおよびアップデートの詳細を表示することができます。
3. (省略可能) システム名をクリックして、システムの詳細を表示します。
4. (省略可能) アップデートの摘要をクリックして、アップデートの詳細を表示します。
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ジョブを使用して、アップデートのインストールおよびアンインストールを行うことができます。アップデートページでジョブを作成する方法については、「アップデートページからジョブを作成する方法」を参照してください。
1. システムページで、1 つまたは複数のシステムを選択します。
選択した各システムに有効なアップデートのリストが表示されます。選択した各システムは、そのシステムに有効なアップデートと一緒に表示されます。
3. 表示されたシステムに対して 1 つまたは複数のアップデートを選択します。
表示されているシステムのすべてのアップデートを選択するには、システムのチェックボックスをオンにします。
選択したアップデートは、選択したシステムにすでにインストールされているアップデートと照合され、選択したアップデートに依存パッチがないかどうかが判断されます。
5. (省略可能) 1 つまたは複数の依存パッチが検出された場合は、依存パッチのインストールに同意します。
ジョブを作成して、キューに挿入するには、選択したアップデートと一緒に、表示された依存パッチをインストールすることに同意する必要があります。ウィンドウを閉じて選択内容を破棄したり、ジョブを作成しない場合は、「依存パッチ」ウィンドウの「キャンセル」をクリックします。
6. 作成され、予定されているジョブを一覧表示した確認画面をチェックします。
確認画面には、インストールするアップデート、アップデートをインストールするシステムのホスト名、および予定インストール日時が一覧表示されます。
予定されたジョブは待機状態になり、関連システムの次回のチェックイン時に実行されます。
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ジョブは、選択した 1 つまたは複数のシステムにインストールされる 1 つのアップデートです。インストールジョブやアンインストールジョブの作成は、システムページまたはアップデートページで行います。「システムページからジョブを作成する方法」を参照してください。
1. アップデートページで、1 つまたは複数のアップデートを選択します。
関連システムの数に関係なく、インストールするアップデートごとに 1 つのジョブが作成されます。複数のアップデートを選択した場合には、複数のジョブが作成されます。すなわち、アップデートごとに 1 つのジョブが作成されます。
選択した各アップデートに有効なシステムのリストが表示されます。選択した各システムは、そのシステムで有効なアップデートと一緒にグループ形式で表示されます。
3. 表示されたシステムに対して 1 つまたは複数のアップデートを選択します。
表示されているシステムのすべてのアップデートを選択するには、システムのチェックボックスをオンにします。
選択したアップデートは、選択したシステムにすでにインストールされているアップデートと照合され、選択したアップデートに依存パッチがないかどうかが判断されます。
5. (省略可能) 1 つまたは複数の依存パッチが検出された場合は、依存パッチのインストールに同意します。
ジョブを作成して、キューに挿入するには、選択したアップデートと一緒に、表示された依存パッチをインストールすることに同意する必要があります。ウィンドウを閉じて選択内容を破棄したり、ジョブを作成しない場合は、「依存パッチ」ウィンドウの「キャンセル」をクリックします。
6. 作成され、予定されているジョブを一覧表示した確認画面をチェックします。
確認画面には、インストールするアップデート、アップデートをインストールするシステムのホスト名、および予定インストール日時が一覧表示されます。
予定されたジョブは待機状態になり、関連システムの次回のチェックイン時に実行されます。
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ジョブページから、任意のステータスのジョブを表示できます。「フィルタ」メニューを使用して、次のいずれかのカテゴリを選択します。
1. ジョブページで、「フィルタ」メニューから「処理中」を選択します。
開始されているがまだ完了していないジョブが、リストに表示されます。ジョブが表示されない場合は、そのジョブが完了または保留中になっている場合があります。
2. 「選択したジョブを表示」ボタンをクリックすると、ジョブの詳細が表示されます。
このページは自動的に更新されません。画面を更新して進捗状況を表示するには、ブラウザの再ロードボタンまたは更新ボタンをクリックします。
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完了したジョブにはそれぞれ、失敗または成功のステータスがあります。完了したジョブのみアーカイブすることができます。このアイコンのあるジョブはアーカイブできます。
1. ジョブページで、「フィルタ」メニューから「すべて」を選択します。
現在の (アーカイブされてない) ジョブがすべて表示されます。
2. アーカイブする完了したジョブを 1 つまたは複数選択します。
失敗または成功ステータスになっている完了したジョブのチェックボックスをオンにします。
選択した完了ステータスのジョブをアーカイブすることを確認するポップアップメッセージが表示されます。保留中または処理中ステータスのジョブはアーカイブできません。
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ジョブページで、「フィルタ」メニューから「すべてのジョブ」を選択します。
現在の (アーカイブされていない) 全ジョブのリストが、各ジョブのステータスと一緒に表示されます。アーカイブ済みジョブは、このリストには表示されません。
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保留中ステータスのジョブのみキャンセルすることができます。「選択したシステムのアップデートをキャンセル」ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、キャンセルするように要求したジョブのアップデートの詳細とシステムの詳細が表示されます。
1. ジョブページで、「フィルタ」メニューから (「アクティブなジョブ」の下にある)「保留中」を選択します。
2. キャンセルするジョブのチェックボックスをオンにします。
3. キャンセルする 1 つまたは複数のジョブを選択します。
ジョブは失敗ステータスに移動して、実行予定のキューから削除されます。
ウィンドウは閉じられ、要求が破棄されて、「ジョブ詳細」ウィンドウに戻ります。
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