Trusted Solaris ユーザーズガイド

ツアー : ラベルビルダーでセッション認可上限を設定する

セッション認可上限ビルダーダイアログボックス (次の図) は、標準のラベルビルダーダイアログボックスの 1 つです。ラベルビルダーダイアログボックスは、Trusted Solaris 環境で認可上限、機密ラベルのいずれかを入力しなければならないときに必ず表示されます。それぞれのラベルビルダーダイアログボックスには、直前の選択操作に応じたラベルの組み合わせが表示され、選択した値のフィールドには、デフォルト値が表示されます。

図 3-4 一般的なラベルビルダーのダイアログボックス

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このツアーではマルチレベルセッションの動作も説明しなければならないため、ここでは、最下位の機密ラベルよりも上位のセッション認可上限を設定します。


注 -

画面例には、格付けの選択領域に「CLASS」という文字が、コンパートメントの選択領域に「COMPS」という文字が表示されていますが、これらのタグは、システムの設定によって異なります。


  1. 選択した値のフィールドに表示されているデフォルトのセッション認可上限を使用するには、「了解 (OK)」をクリックするか、Enter キーまたは Return キーを押して、Trusted Solaris 環境の画面に戻ります。その後、「ツアー : Trusted Solaris の基本環境を探検する」 に進みます。

    デフォルト以外のセッション認可上限を設定する場合は、手順 1 に進みます。

  2. 格付けの選択領域で、指定したい格付けをクリックします。

  3. コンパートメントの選択領域で、指定したいコンパートメントがあれば、それをクリックします。

  4. 「認可上限 (Clearance)」フィールドで、選択したセッション認可上限を確認します。正しければ、「了解 (OK)」ボタンをクリックするか、Enter キーを押します。別のセッション認可上限に設定し直す場合は、手順 2 に戻ります。

    セッション認可上限ビルダーのダイアログボックスを閉じると、Trusted Solaris 環境の画面に戻ります。