Trusted Solaris 管理の手順

修正されているユーティリティおよびマニュアルページ

以下の一覧表に示したコマンドおよびファイルは、Trusted Solaris セキュリティポリシーに従って動作するように修正されています。次の表の 3 番目の欄が Y となっているコマンドを使用するには、アカウントに「印刷を管理」承認が必要です。これらのコマンドの詳細および Trusted Solaris での違いに関しては、マニュアルページを参照してください。

表 14-1 印刷関連コマンド
 コマンド 説明 「印刷を管理」承認が必要か Y または N
accept(1M)/reject(1M)  印刷要求を待ち行列に入れることの許可または 拒否 Y/Y
enable(1)/disable(1)  LP プリンタの有効化、無効化 Y/Y
in.lpd(1M) BSD 印刷プロトコルアダプタ Y
lp(1)/cancel(1) LP 印刷サービスへの要求の送信/取り消し N
lpadmin(1M) LP 印刷サービスの設定 Y
lpc(1B) (BSD) ラインプリンタ制御コマンド Y
lpfilter(1M) LP 印刷サービスで使われるフィルタの管理 Y
lpforms(1M) LP 印刷サービスで使われるフォームの管理 Y
lpq(1B) (BSD) 印刷ジョブの待ち行列の表示 N
lpr(1B) (BSD) プリンタへのジョブの送信 N
lprm(1B) (BSD) プリンタ待ち行列からのジョブの削除 N
lpsched(1M)/lpshut(1M)/lpmove(1M) LP 印刷サービスの起動/停止 Y/Y/Y
lpstat(1) LP 印刷サービスの状態に関する情報の印刷 Y
lpset(1M)/etc/printer.conf または FNS における印刷構成の設定 Y
lpsystem(1M) 印刷サービスへのリモートシステムの登録 Y
lptest(1B) (BSD) ラインプリンタのリプルパターンの生成 Y
printers(4) ユーザー構成可能なプリンタ別名データベース 適用されない
printers.conf(4) システム印刷構成データベース 適用されない