この節では、前の図に示したデバイス割り当てマネージャの「構成 (Configuration)」ダイアログボックスを使用してデバイスに指定できる情報について説明します。
「デバイス名 (Device Name)」と「デバイスタイプ (Device Type)」のフィールドには、選択したデバイスに関する情報が表示されます。この 2 つのフィールドは編集できません。
「最下位のラベル (Min Label)」ボタンや「最上位のラベル (Max Label)」ボタンをクリックすると、ラベルビルダーが起動します。セキュリティ管理者役割はこれを使用して、最下位ラベルや最上位ラベルを指定できます。デバイス作成時に最下位ラベルが指定されない場合、デフォルトで ADMIN_LOW
が指定されます。また、最上位ラベルが指定されない場合、デフォルトで ADMIN_HIGH
が指定されます。デバイスのラベル範囲の設定については、「デバイス割り当ての管理とデバイスラベル範囲の設定」を参照してください。「最下位のラベル (Min Label)」、「最上位のラベル (Max Label)」のフィールドは、割り当て可能なデバイスと割り当て不可能なデバイスとでは異なります。
セキュリティ管理者役割は、「Clean プログラム」フィールドに、割り当て可能なデバイスの device_clean(1M) スクリプトのパスを入力することができます。デバイス作成時に device_clean スクリプトが指定されない場合、デフォルトは /bin/true になります。このスクリプトの記述方法については、「デバイス clean スクリプト」を参照してください。
割り当て可能デバイスに関しては、「割り当てを行えるユーザー (Allocatable By)」スクロールリストに、割り当てを行うユーザーが表示されます。次の 3 つの選択肢があります。
承認されたユーザー (Authorized users)
すべてのユーザー (All users)
なし (No users)
デバイス作成時に承認が指定されない場合、デフォルトは「すべてのユーザー (All users)」になります。承認が指定されている場合、デフォルトは「承認されたユーザー (Authorized users)」になります。
「割り当て可能なデバイスの追加 (Add Allocatable Device)」アクションの設定では、すべてのユーザーが新しいデバイスを割り当てられる状態になります。そのため、フレームバッファープリンタなどのデバイスの割り当てを行えるユーザーを制限する必要があるときは、セキュリティ管理者役割が手作業で割り当てるを行える「なし (No users)」に指定する必要があります。
「承認 (Authorizations)」ボタンは、デバイスに「割り当てを行えるユーザー (Allcatable By)」フィールドに「承認されたユーザー (Authorized Users)」が指定されているとき有効です。「承認 (Authorizations)」フィールドのデフォルトは、「デバイスを割り当てる」です。セキュリティ管理者役割は、「承認 (Authorizations)」ボタンをクリックし、他の承認に変更したり、複数の承認を指定することができます。次の図に 2 つのダイアログボックスを示します。