Trusted Solaris 管理の手順

他のホストがマウントするためにディレクトリを共有するには

  1. システム管理者役割になり、ADMIN_LOW ワークスペースに移動します。

    必要に応じて、「ログイン後、特定の管理役割になるには」を参照してください。

  2. 「ファイルシステムの共有 (Share Filesystems)」アクションを使用して、/etc/dfs/dfstab ファイルを開き、編集します。

    必要に応じて、「管理アクションを起動するには」および dfstab(4) のマニュアルページを参照してください。

  3. エクスポートしたいファイルシステムのエントリを作成します。

    次の例は、ユーザーのホームディレクトリを、 nodevicesnoprivnosuid、および rw オプションでエクスポートします。


    share -F nfs -o nodevices,nopriv,nosuid,rw -d "My Home Directory" /export/home/roseanne
    
  4. ファイルを保存し、閉じます。


    :wq
    
  5. プロファイルシェル [pfsh(1M)] で、shareall(1M) を実行し、NFS デーモン nfsd(1M)dfstab(4) を再度読み込むよう指示します。


    $  shareall
    
  6. NFS デーモンが動作していることを確認します。

    1. ps(1) の出力を grep(1) に入力して、nfsd が動作しているかどうかを確認します。


      $ ps -ef | grep nfs
      root   303     1  0 10:35:42 ?        0:00 /usr/lib/nfs/nfsd -a 16

      注 -

      NFS デーモンが自動的に起動するには、ブート時に dfstab ファイル内にエントリが存在していなければなりません。


    2. NFS デーモンが動作していない場合、手順 7 に進み、NFS デーモンを起動します。

    3. NFS デーモンが動作している場合、手順 8 に進みます。

  7. 必要に応じて、NFS デーモンを起動します。

    1. プロファイルシェルで、/etc/init.d ディレクトリに移動します。

    2. nfs.server start コマンドを入力します。


      $ ./nfs.server start
      
    3. NFS デーモンが動作していることを確認します。


      $ ps -ef | grep nfs
      root   303     1  0 10:35:42 ?        0:00 /usr/lib/nfs/nfsd -a 16
  8. share(1M) コマンドをオプションなしで入力して、ファイルシステムがエクスポートされていることを確認します。


    $ share
    -               /spare/manuals   rw   "manuals"