実行プロファイル内で、コマンドやアクションに 1 つ以上の特権を割り当てると、その特権は、「特権の継承」を通じて利用可能となります。特権は「有効化属性」であると見なされます。コマンドは、プロファイルシェル (pfsh(1M)) から呼び出された場合にのみ特権を継承します。アクションは、ウィンドウシステム経由でプロファイルシェルが使用するデータベースルックアップにより、特権を継承します。
特権の継承を使うと、特権を利用するアカウントに対してさらに細かい制御が行えます。コマンドに関する継承された特権の使用と強制された特権の使用を比べてみると、強制された特権は実行プロファイルに関連付けられているため、そのコマンドを誰が呼び出したか、またはどのシェルが使われたかに関係なく、この特権は有効となります。一方、継承された特権は、ユーザーまたは役割がそのコマンドをプロファイルシェルで実行した場合、かつそのアカウントの実行プロファイルにそのコマンドを特権付きで実行するよう指定されている場合にのみ利用可能となります。