Trusted Solaris 管理の手順

at.admin および cron.admin ファイル

出荷時の状態では、/etc/cron.d にある at.admin および cron.admin ファイルには、システムプロセスが使用する特殊なシステムアカウント名のみが記述されています。このデフォルトの内容を以下に示します。2 つのファイルの内容は同じです


bin
adm
lp
smtp
uucp
nuucp
listen

出荷時の状態では、デフォルトの crontabs SLD (ADMIN_LOW ラベル付き) には、adm、sys、uucp 用の crontab ファイルが含まれています。crontabs MLD にはこれ以外のデフォルトの crontab ファイルは存在せず、また atjobs MLD にはデフォルトの at_job は存在しません。各サイトでは、必要に応じて、特殊なシステムアカウント用に実行する別の crontab や at_job を作成できます。これらのシステムアカウントにはパスワードが割り当てられていないため、これらのアカウントには誰もログインできません。したがって、この機能がなければ、これらのアカウント用の cron_job や at_job に対するいかなる変更も行えないことになります。