Trusted Solaris 管理の手順

他のユーザーの所有するジョブを使用するための条件

atatqatrmcrontab を呼び出すアカウントは、以下の条件を満たす場合にのみ、他のユーザーの所有するジョブの表示、編集、削除が行えます。

at 関連のコマンドの場合の条件

特定のアカウントが、atatqatrm を使って、他のユーザーの所有する at_job を作成 (またはそれを使用) するためには、次の条件を満たすことが必要です。

  1. 指定されたユーザー名、または指定された at_job の所有者のユーザー名が、at.admin ファイルに登録されている特殊なシステムアカウント名の 1 つであること。かつ条件 3 が満たされていること。

  2. 指定された at_job の所有者のユーザー名が、役割アカウント名であること。かつ条件 3 が満たされていること。

  3. アカウントの、実行プロファイル内に「at admin を変更」承認があること。

  4. 条件 1 および 2 のどちらも満たされない場合、呼び出しを行うアカウントの実行プロファイル内に「at user を変更」承認がなければならない。

crontab コマンドの場合の条件

特定のアカウントが、crontab を使って、他のユーザーの所有する crontab ファイルを作成 (またはそれを使用) するためには、次の条件を満たすことが必要です。

  1. 指定されたユーザー名が、cron.admin ファイルに登録されている特殊なシステムアカウント名の 1 つであること。かつ条件 3 が満たされていること。

  2. 指定されたユーザー名が、役割アカウント名であること。かつ条件 3 が満たされていること。

  3. 呼び出しを行うアカウントが「 cron admin を変更」承認を持っていること。

  4. 条件 1 および 2 のどちらも満たされない場合、呼び出しを行うアカウントの実行プロファイル内に「cron users を変更」承認がなければならない。