機密ラベルが PUBLIC のワークスペースでユーザーがテキストエディタを起動すると、そのテキストエディタを実行するプロセスにもワークスペースと同じ機密ラベルが割り当てられます。
アクセス制御の決定に使用される 2 つの機密ラベルを比較したものを 図 1-1 に示します。ユーザーは、INTERNAL_USE_ONLY という機密ラベルの付いたワークスペースにいます。テキストエディタを起動すると、テキストエディタを実行しているプロセスの機密ラベルが自動的に現在作業中のワークスペースの機密ラベルに設定され、テキストエディタは、INTERNAL_USE_ONLY というラベルを表示します。テキストエディタを使用して編集を行うためにファイルを開こうとすると、そのテキストエディタの機密ラベルとファイルの機密ラベルが比較されます。この例では、2 つの機密ラベルが同等なので、アクセスが行われます。