Trusted Solaris のラベル管理

情報の機密保護を行うにあたっての問題点

Solar Systems 社では、情報の機密保護 (Information Protection: IP) を担当する責任者は、可能な限りあらゆる方法を利用してラベルの必要性を説いています。社員によっては、ラベルの必要性を理解しなかったり、忘れたり、無視したりする者もいます。ラベルが正しく使用された場合でも、その情報が常に正しく扱われ、保管され、配布されているとは限りません。たとえば、Registered 扱いの情報 (限られた人だけが読むことができ、作成者だけがコピーできる情報) でさえも、だれもいないコピー機やプリンタの横に置いてあったり、休憩室やロビーに置いてあったりするようなことが IP 管理者に報告されています。