この節では、サーバーストレージと構成タスクに関する一般的な情報を提供します。
ローカルディスクを持つサーバーは、SCSI または IDE インタフェースで物理的に接続します。 サーバーを起動し、配備するには、ブート可能な OS イメージを持つブートボリュームを 1 個以上構成する必要があります。 ディスクボリュームのサイズは、イメージのサイズと同じか、それ以上とします。 サーバーとサーバーグループの構成時には、次の点を考慮する必要があります。
サーバーの構成が正しくない場合は、構成の変更を勧めるエラーメッセージが表示される
サーバー名と IP アドレスが一覧表示される。 IP アドレスがまだ割り当てられておらず、使用できない場合、 「not assigned」と表示される
アクティブ状態でイメージの変更やディスクボリュームの追加または削除を実行した場合、警告が表示される。これらの処理を行うためには、サーバーをいったん停止する必要がある
アクティブなサーバーグループの管理中、新しいディスクイメージを適用すると、選択されたイメージがサーバーグループ内の各サーバーに適用されます。 この場合、すべてのサーバーが再起動するため、ダウン時間が発生します。
各サーバーインタフェースは、通常、別々のサブネットに接続します。 複数のインタフェースを同一のサブネットに接続する場合、この状況をオペレーティングシステムがどのように処理するかについて、十分に理解しておく必要があります。 必要に応じて、一方、または両方のインタフェースを接続します。 たとえば、Web サーバーをフロントエンドのサブネットに接続し、データベースサーバーをバックエンドのサブネットに接続することにより、セキュリティを強化することができます。 必要に応じて、サーバーグループ機構を使用し、サーバーをグループ化します。グループ化しない選択も可能です。 サーバーを個別に制御するほうが細かく制御できますが、サーバーグループ単位で制御するほうが管理は簡単です。
ファームがアクティブになったら、次のタスクを実行できます。
アプリケーションとデータを含むソフトウェアイメージの作成
複数のサーバーグループの作成、または単一のサーバーグループ (共通の機能を持つ複数のサーバー) の拡張
ストレージの種類によっては、ストレージボリュームの追加。 ディスクサイズは、ドロップダウンリストから選択したストレージの種類によって異なる
「Editor」画面で、サーバー要素をダブルクリックします。
「Configure Server」ダイアログボックスが表示されます。
「Name」フィールドに、DNS 命名規則に準拠した新しい名前を入力します。
「DNS 命名規則」を参照してください。
「Type」ドロップダウンリストからデバイスの種類を選択します。
「Def. Gateway」ドロップダウンリストからデフォルトゲートウェイを選択します。
「Server」フィールドのデフォルト値 (1) が適切であれば、受け入れます。
この値は、必要なサーバー数を示しています。
メモまたはコメントがあれば、「Notes」フィールドに入力します。
適切な「Storage」タブをクリックします。
使用可能なストレージについて説明する、次の項目が表示されます。
「Boot 」 - ローカルディスクはブート可能
「Channel 」 - ローカルディスクのチャネル ID。 ほとんどのディスクは 2 つのチャネル (0 および 1) を持ち、2 つのディスク (マスターとスレーブ) をサポートする
「Disk」 - マスターディスクであるかスレーブディスクであるかを示す
「Size」 - 構成済みのディスクのサイズ
「Select」ボタンをクリックして、イメージを選択します。
「OK」ボタンをクリックします。
「Configure Server」ダイアログボックスが閉じます。
サーバーグループは、共通の機能を持つ複数のサーバーのセットです。 たとえば、Web サーバーをグループ化して、複数のサーバーの保守管理および操作を単純化することができます。 サーバーグループを使用することにより、複数の同一のサーバーを単一のエンティティとして管理できます。 サーバーグループ内のすべてのサーバーは同一と見なされ、同じイメージを使って起動します。 以下では、「Editor」画面を使ってサーバーグループを作成する方法について説明します。
サーバーグループに配備されたモニターは、グループ内の各サーバーに自動的に適用されます。
「Editor」画面で、サーバー要素をダブルクリックします。
「Configure Server」ダイアログボックスが表示されます。
「Server」フィールドに、必要なサーバーの数を入力します。
灰色の領域にスクロールバーが表示されます。これで、追加したすべてのサーバーを表示できます。 eth0: IP アドレスと eth1: IP アドレスは、ファームがアクティブになったあと、割り当てられます。
新しいディスクにイメージを追加するには、「Select」ボタンをクリックします。
「Select Disk Image」ダイアログボックスが表示されます。
リストから適切なイメージを選択します。
「OK」をクリックして、「Select Disk Image」ダイアログボックスを閉じます。
新しいイメージを適用するためにサーバーを停止するという警告メッセージが表示されます。
「OK」ボタンをクリックして、新しいディスクイメージを適用します。
「OK」ボタンをクリックして、内容を保存して「Configure Server」ダイアログボックスを閉じます。
サーバー要素がサーバーグループを表すように変更されます。
この節では、仮想インタフェースの構成について説明します。 サーバー上の各一次ポートに、最大 16 個の仮想インタフェースグループを構成できます。 一次ポート (eth0:2 に対する eth0、eth1 などのポート) は、削除することも変更することもできません。 一次ポートには DNS 名が割り当てられています。また、一次ポートは、デバイスの一次インタフェースになることができます。 接続されているすべてのインタフェースに対して、IP アドレスが割り当てられ、表示されます。 サーバー上の特定のサブネットからインタフェース接続ポイントにワイヤを描くと、このサブネットに IP アドレスが割り当てられます。 ファームを送信するには、すべてのサーバーに eth0 インタフェースを割り当てる必要があります。 さらに、一次ポート上の仮想インタフェースが割り当てられている場合、一次インタフェースも割り当てる必要があります。
以下では、Control Center の「Editor」画面を使って、仮想ポートを構成する手順について説明します。
仮想インタフェースを追加する要素をダブルクリックします。
「Configure」ダイアログボックスが表示されます。
画面の「Virtual Interfaces」領域のプラス記号 (+) をクリックします。
eth0:1、eth1:1 のように、要素に仮想ポートが追加されます。
物理ポート (実ポート) あたり最大 16 個の仮想ポートを追加することができます。
「OK」または「Apply」をクリックします。
「Configure」画面が閉じます。
「File」メニューから「Save」を選択します。
仮想ポートの構成が保存されます。