N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition Control Center 管理ガイド

サーバーと仮想インタフェースの構成

サーバーとサーバーグループの構成

この節では、サーバーストレージと構成タスクに関する一般的な情報を提供します。

ローカルディスクを持つサーバーは、SCSI または IDE インタフェースで物理的に接続します。 サーバーを起動し、配備するには、ブート可能な OS イメージを持つブートボリュームを 1 個以上構成する必要があります。 ディスクボリュームのサイズは、イメージのサイズと同じか、それ以上とします。 サーバーとサーバーグループの構成時には、次の点を考慮する必要があります。


注意 – 注意 –

アクティブなサーバーグループの管理中、新しいディスクイメージを適用すると、選択されたイメージがサーバーグループ内の各サーバーに適用されます。 この場合、すべてのサーバーが再起動するため、ダウン時間が発生します。


各サーバーインタフェースは、通常、別々のサブネットに接続します。 複数のインタフェースを同一のサブネットに接続する場合、この状況をオペレーティングシステムがどのように処理するかについて、十分に理解しておく必要があります。 必要に応じて、一方、または両方のインタフェースを接続します。 たとえば、Web サーバーをフロントエンドのサブネットに接続し、データベースサーバーをバックエンドのサブネットに接続することにより、セキュリティを強化することができます。 必要に応じて、サーバーグループ機構を使用し、サーバーをグループ化します。グループ化しない選択も可能です。 サーバーを個別に制御するほうが細かく制御できますが、サーバーグループ単位で制御するほうが管理は簡単です。

ファームがアクティブになったら、次のタスクを実行できます。

Procedureサーバーを構成する

手順
  1. 「Editor」画面で、サーバー要素をダブルクリックします。

    「Configure Server」ダイアログボックスが表示されます。

  2. 「Name」フィールドに、DNS 命名規則に準拠した新しい名前を入力します。

    「DNS 命名規則」を参照してください。

  3. 「Type」ドロップダウンリストからデバイスの種類を選択します。

  4. 「Def. Gateway」ドロップダウンリストからデフォルトゲートウェイを選択します。

  5. 「Server」フィールドのデフォルト値 (1) が適切であれば、受け入れます。

    この値は、必要なサーバー数を示しています。

  6. メモまたはコメントがあれば、「Notes」フィールドに入力します。

  7. 適切な「Storage」タブをクリックします。

    使用可能なストレージについて説明する、次の項目が表示されます。

    • 「Boot 」 - ローカルディスクはブート可能

    • 「Channel 」 - ローカルディスクのチャネル ID。 ほとんどのディスクは 2 つのチャネル (0 および 1) を持ち、2 つのディスク (マスターとスレーブ) をサポートする

    • 「Disk」 - マスターディスクであるかスレーブディスクであるかを示す

    • 「Size」 - 構成済みのディスクのサイズ

  8. 「Select」ボタンをクリックして、イメージを選択します。

  9. 「OK」ボタンをクリックします。

    「Configure Server」ダイアログボックスが閉じます。

参照

Procedureサーバーグループを作成する

サーバーグループは、共通の機能を持つ複数のサーバーのセットです。 たとえば、Web サーバーをグループ化して、複数のサーバーの保守管理および操作を単純化することができます。 サーバーグループを使用することにより、複数の同一のサーバーを単一のエンティティとして管理できます。 サーバーグループ内のすべてのサーバーは同一と見なされ、同じイメージを使って起動します。 以下では、「Editor」画面を使ってサーバーグループを作成する方法について説明します。


注 –

サーバーグループに配備されたモニターは、グループ内の各サーバーに自動的に適用されます。


手順
  1. 「Editor」画面で、サーバー要素をダブルクリックします。

    「Configure Server」ダイアログボックスが表示されます。

  2. 「Server」フィールドに、必要なサーバーの数を入力します。


    注 –

    灰色の領域にスクロールバーが表示されます。これで、追加したすべてのサーバーを表示できます。 eth0: IP アドレスと eth1: IP アドレスは、ファームがアクティブになったあと、割り当てられます。


  3. 新しいディスクにイメージを追加するには、「Select」ボタンをクリックします。

    「Select Disk Image」ダイアログボックスが表示されます。

  4. リストから適切なイメージを選択します。

  5. 「OK」をクリックして、「Select Disk Image」ダイアログボックスを閉じます。

    新しいイメージを適用するためにサーバーを停止するという警告メッセージが表示されます。

  6. 「OK」ボタンをクリックして、新しいディスクイメージを適用します。

  7. 「OK」ボタンをクリックして、内容を保存して「Configure Server」ダイアログボックスを閉じます。

    サーバー要素がサーバーグループを表すように変更されます。

参照

「アカウントソフトウェアイメージを使用する」

仮想インタフェースの構成

この節では、仮想インタフェースの構成について説明します。 サーバー上の各一次ポートに、最大 16 個の仮想インタフェースグループを構成できます。 一次ポート (eth0:2 に対する eth0、eth1 などのポート) は、削除することも変更することもできません。 一次ポートには DNS 名が割り当てられています。また、一次ポートは、デバイスの一次インタフェースになることができます。 接続されているすべてのインタフェースに対して、IP アドレスが割り当てられ、表示されます。 サーバー上の特定のサブネットからインタフェース接続ポイントにワイヤを描くと、このサブネットに IP アドレスが割り当てられます。 ファームを送信するには、すべてのサーバーに eth0 インタフェースを割り当てる必要があります。 さらに、一次ポート上の仮想インタフェースが割り当てられている場合、一次インタフェースも割り当てる必要があります。

以下では、Control Center の「Editor」画面を使って、仮想ポートを構成する手順について説明します。

Procedure仮想インタフェースを構成する

手順
  1. 仮想インタフェースを追加する要素をダブルクリックします。

    「Configure」ダイアログボックスが表示されます。

  2. 画面の「Virtual Interfaces」領域のプラス記号 (+) をクリックします。

    eth0:1、eth1:1 のように、要素に仮想ポートが追加されます。


    注 –

    物理ポート (実ポート) あたり最大 16 個の仮想ポートを追加することができます。


  3. 「OK」または「Apply」をクリックします。

    「Configure」画面が閉じます。

  4. 「File」メニューから「Save」を選択します。

    仮想ポートの構成が保存されます。

参照