負荷均衡処理では、データと処理が、選択したリソースに均等に分散されます。 ビジネス上のニーズに合わせて、負荷均衡の種類を指定し、負荷均衡グループを特定します。 IP アドレスは、ファームの起動後に割り当てられます。 以下では、「Editor」画面を使ってロードバランサデバイスを構成する方法について説明します。
「Editor」画面で、ロードバランサ要素をダブルクリックします。
「Configure Load Balancer」ダイアログボックスが表示されます。
「Name」フィールドに名前を入力します。
「Type」ドロップダウンリストからデバイスを選択します。高可用性構成の場合は、HA デバイスを使用します。
ここで選択した種類の変更は、デバイスが設計状態のときしか行えません。
「Policy」ドロップダウンリストから、負荷均衡ポリシーを選択します。
次の選択肢が表示されます。
「Round Robin」(デフォルト) — 新しい接続は、ロードバランサグループ内のサーバーに連続して経路指定される。よって、新しいセッションはすべてのサーバーに均等に分散される
「Least Connected」 — 新しい接続は、アクティブなセッションの数がもっとも少ないサーバーに送信される
「Weighted」 — 新しい接続は、重みの割り当てに従ってサーバーに送信される。 重みの値が大きいサーバーほど、受け取る接続の割合が大きくなる。 重みは個々の実サーバーに割り当てることができる。この重みによって、現在の接続が各サーバーに渡される割合が決定される。 デフォルトの重みは 1。ロードバランサの重みは手動で設定する必要がある
ロードバランサポリシーの変更は、設計状態およびアクティブ状態で行えます。
「Notes」フィールドに、メモまたはコメントを入力します。
「Add Binding」をクリックし、着信トラフィックの負荷均衡処理に使用する IP ポートを指定します。
仮想インタフェースは、仮想ポート、実インタフェース、実ポートを構成するバインディングのセットを 1 つずつ持ちます。 トラフィックの負荷均衡処理は、同じポートを共有するインタフェースに対して行われます。
このポートの変更は、設計状態またはアクティブ状態でしか行えません。
「Real Interface」ドロップダウンリストからデバイスを選択します。
仮想インタフェース上の仮想ポートで着信されるトラフィックの実インタフェースへの負荷均衡処理は、指定された負荷均衡ポリシーに従って行われます。 たとえば、サーバーグループ上のインタフェースが実インタフェースとして指定された場合、そのグループ内のすべてのサーバーにバインディングが適用されます。
「Real Port」ドロップダウンリストから、トラフィックの負荷均衡を行うサーバーによって使用されるポートを選択します。
仮想ポートと同じポートを選択してください。
標準以外のポートを使用する場合は、ポートの設定を行う必要があります。
「OK」をクリックします。
「Configure Load Balancer」ダイアログボックスが閉じます。
サーバーの構成を行います。 「負荷均衡処理のためにサーバーを構成する」を参照してください。