どのようなソフトウェアがインストールされ、ブート時にディスクイメージ内で実行されるように構成されているかによって、ファーム内のサーバーに多数のリモートアクセスオプションが提供されます。 サーバーの一般的なオプションとして、Telnet、Secure Shell (SSH)、ファイル転送プロトコル (FTP) などがあります。 これらの機構を使って、データやソフトウェアをリモート操作でロードすることができます。 テープや DVD-ROM からのロードも可能です。
データの移行や情報のアクセスに使用するアカウント内にアクティブなファームが複数存在する場合、スナップショット機構を使って、ソフトウェアやデータをファームからファームへ効果的に移動できます。
次に、例として 3 種類の移行方法を紹介します。
CD-ROM または DVD-ROM
ファーム内に配備された物理サーバーを特定します。 /opt/terraspring/sbin/lr -lv farm_ID コマンドを使って、ファームに関連付けられたリソースの詳細情報を一覧します。 CD または DVD をロードし、アプリケーションやデータを移行します。
ファーム ID を確認するには、/opt/terraspring/sbin/fam —l コマンドを実行します。
テープトランスポート
/opt/terraspring/sbin/lr -lv farm_id コマンドを使ってファーム内に配備された物理サーバーを特定し、リソースの詳細情報を一覧します。 テープドライブを物理サーバーへ接続します。 テープのデータをサーバーへ抽出します。
この方法は、テープから I-Fabric へデータを移行する方法の 1 つです。
ネットワークトランスポート
仮想プライベートネットワーク (VPN) FTP を使って、ユーザーデータを I-Fabric へ移行します。 VPN の場合、FTP や WGET のようなトランスポートプログラムを使って、ユーザーのサイトと I-Fabric をつなぐ暗号化された安全な接続を経由してデータを転送できます。