N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド

Control Center データベースと CPDB のバックアップ

Control Center は、ソフトウェアの実行可能ファイルとデータベースから構成されています。 ソフトウェアのファイルはインストール後も変更されないため、DVD からソフトウェアの実行可能ファイルを再インストールして、それらを復元することができます。

この節では、使用中のデータベースに応じて、Oracle データベースまたは Postgres データベースのいずれかで動作する、Control Center と CP サーバーデータベースのコンポーネントのバックアップを説明します。 データベースには、Control Center に関するすべてのデータと状態の情報が保存されています。 ここでは、Control Center と CPDB コンポーネントのバックアップの一般的な手順を説明します。 Oracle データベースまたは Postgres データベースのバックアップ方法の詳細については、それぞれのデータベースの販売元のドキュメントを参照してください。


注 –

Control Center、CPDB、Control Center データベース、データファイル、制御ファイル、redo ログ、init.ora ファイル、およびパスワードファイルを定期的にバックアップすることをお勧めします。



注 –

データベースのバックアップと復元は、複雑な作業になります。 そのため、経験豊富な Oracle DBA がこの作業を実行することをお勧めします。


Control Center と CP サーバーのバックアップ

この節では、使用中のデータベースに応じて、Oracle データベースまたは Postgres データベースのいずれかで動作する、Control Center と CP サーバーのコンポーネントのバックアップを説明します。 データベースには、Control Center に関するすべてのデータと状態の情報が保存されています。 ここでは、Control Center と CPDB のバックアップの一般的な手順を説明します。 Oracle データベースまたは Postgres データベースの完全バックアップのステップバイステップの手順については、それぞれのデータベースの販売元のドキュメントを参照してください。

Control Center、CPDB、Control Center データベース、データファイル、制御ファイル、redo ログ、init.ora ファイル、{postgres_data}、およびパスワードファイルを定期的にバックアップします。


注 –

完全なデータベースのバックアップと復元は、複雑な作業になります。 そのため、経験豊富な DBA がこの作業を実行する必要があります。


ProcedureControl Center とコントロールプレーンサーバーのコンポーネントをバックアップする

手順
  1. コントロールプレーンサーバーのデータベースをバックアップするには、次のコマンドを実行します。

    Oracle データベースで動作するコントロールプレーンサーバーのコンポーネントをバックアップする場合:

    /opt/terraspring/sbin/backupdb -o $ {Oracle_Home} backup file name

    Postgres データベースで動作するコントロールプレーンサーバーのコンポーネントをバックアップする場合:

    /opt/terraspring/sbin/backupdb -o $ {Postgres_Home} backup file name

  2. Control Center データベースをバックアップするには、次のコマンドを実行します。

    Oracle データベースまたは Postgres データベースで動作する Control Center コンポーネントをバックアップする場合:

    /opt/terraspring/gwdb/bin/backupDB.sh

Control Center と CPDB のファイルの位置

Oracle データベースの場合、ORACLE_HOME 変数を、/opt/oracle/OraHome1 などのディレクトリに設定します。 デフォルトでは、Oracle データベース用の Control Center と CPDB のデータファイルと制御ファイルは、ディレクトリ /oracle_data1/tsprdb/DATA にあります。

Postgres データベースは N1 Provisioning Server ソフトウェアパッケージにバンドルされ、すべてのデータファイルと制御ファイルのデフォルトの位置は POSTGRES_HOME/data です。


注 –

データファイルと制御ファイルの位置は変更できるため、正確なファイルパスは上記とは異なる場合があります。


データファイルと制御ファイルの位置

データファイルと制御ファイルの位置は変更できます。

Procedureデータファイルと制御ファイルをバックアップする

手順
  1. 次の Control Center のファイルをバックアップします。

    /opt/terraspring/sunone/domain_gw/server_gw/config/cc.properties

  2. 次のディレクトリ内の全ファイルをバックアップします。

    /var/opt/terraspring/gw

    /var/opt/terraspring/gwdb

イメージサーバーのパックアップ

イメージリポジトリは、コントロールプレーンサーバーでも、別のサーバーでも動作させることができます。 別のサーバーでイメージリポジトリを実行する場合は、ファイル転送プロトコル (FTP) サーバーを使用します。 イメージはファイルとして保存されます。 システム環境に適した標準的なファイルシステムのバックアップ手順を使用して、イメージサーバーをバックアップします。