N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド

イメージのアップグレード

パッチやソフトウェアパッケージを使用して、イメージをアップグレードすることができます。 この節では、イメージをアップグレードする方法を説明します。 イメージのアップグレードでは、イメージの作成に使用する手順やコマンドと同じものを使用しますが、image -p コマンドと -i image_name オプションを併用する点が異なります。


注 –

イメージをアップグレードする場合には、新しくコピーされたイメージをアップグレードできるように、オリジナルイメージのコピーが新しいディスクに配置されます。 image -r コマンドを使用して新しいイメージをリリースする前に、その新しいイメージに一意の名前を指定する必要があります。


Procedureイメージをアップグレードする

手順
  1. 次のコマンドを使用して、イメージのリストを取得します。


    image -ls
    IMAGE_ID  IMAGE_NAME        CUSTOMER    DISK_VOL_ID  SIZE    OS
    2	         solaris	           __grid__   22001/5       8631   Solaris
    1087      solaris_dhcpfix    __grid__   22001/22      8631   Solaris
  2. 次のコマンドを入力します。


    image –p [-z] [-iimage_name]server_type disk_type controller_typ disk_size
    

    以下に例を示します。


    image -p –z –i master_image sun_svr_420R local ide 30004789248

    注 –

    ソフトウェアをインストールするために N1 Provisioning Server DVD やその他の共有メディアへのアクセスが必要である場合は、-z オプションを使用してこれを指定します。


  3. リソースプールサーバーにログオンします。

  4. N1 Provisioning Server 監視パッケージの更新など、要件に従ってイメージを修正します。 詳細については、「イメージの N1 Provisioning Server エージェントのアップグレード」を参照してください。

  5. コントロールプレーンサーバーから image —r コマンドを実行します。

    このコマンドにより、ユーザーが image —p コマンドを使用して作成したファームがリリースされます。 ファームのリリースには次の処理が含まれます。

    • イメージのスナップショットの取得。 スナップショットは、作成直後の新しいイメージとして機能します。

    • リソースプールに対するリソースプールサーバーのリリース。

    • イメージへの参照を使用した N1 Provisioning Server データベースの更新。


    image -r -f farm_ID [-S image_size]-i image_name
    

    以下に例を示します。


    image -r -f 171 -S 9050849280 -i image_name

    farm-ID オプションの値は、ユーザーが手順 3 で image —p コマンドを使用して作成したファームの ID です。

  6. 次のように入力してファームを削除します。

    farm -Df farm-ID