N1 Provisioning Server ソフトウェアと N1 イメージサーバーソフトウェアは、同じマシンまたは別のマシンにインストールできます。
インストールプロセスは、コントロールプレーンサーバーを別名の idb とし、/etc/hosts ファイルを修正します。
N1 プロビジョニングソフトウェアのインストールは、シャーシおよびサーバーブレードの数によって異なりますが、2 時間 30 分以上かかることがあります。 サーバーブレード構成の検証には、各シャーシに対しておよそ 25 分かかります。
このタスクに進む前に、第 3 章「N1 Provisioning Server システムとネットワーク準備 」で説明されているすべてのタスクを完了してください。
コントロールプレーンサーバーに root (su - root) でログインします。
Postgres データーベースを使用する場合は、Postgres データーベースグループとユーザーアカウントを作成します。
N1 Provisioning Server インストール DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに挿入します。
./cdrom/cdrom0/install と入力して、N1 Provisioning Server インストールスクリプトを実行します。
次のメッセージが表示されます。
/cdrom/cdrom is removable, relocating to /tmp ... Installer for N1 Provisioning Server Software version 3.1.3.2. Enter the roles to install. PS: Provisioning Server Only PS IS: Provisioning Server and Image Server on a single system Press enter to install both roles on a single system. [PS IS]: |
Provisioning Server ソフトウェアとイメージサーバーソフトウェアの両方をインストールするかどうかを選択します。
Provisioning Server ソフトウェアとイメージサーバソフトウェアの両方をコントロールプレーンサーバーにインストールする場合は、Enter キーを押します。 次のメッセージが表示されます。
Installing Roles: PS IS Continue (y/N): |
Provisioning Server ソフトウェアのみをコントロールプレーンサーバーにインストールし、イメージサーバーを別のマシンにインストールする場合は、 PS と入力します。 次のメッセージが表示されます。
インストールプロセスの終わりのほうで、別のイメージサーバーマシンについての情報が求められます。
Installing Roles: PS Continue (y/N):
y と入力して継続します。
Provisioning Server ソフトウェアの構成が進行中であることが通知されます。 構成の完了後、インストールプロセスは取り付けられているギガビット Ethernet カードの種類を確認します。
必要な場合には、システムを再起動します。
SysKonnect ギガビット Ethernet カードがコントロールプレーンサーバーに取り付けられている場合は、次のメッセージが表示されます。
The syskonnect configuration file has been updated to support vlans. A reboot is required to enable the new configuration to take effect. |
システムを再起動します。 システムが再起動されたら、手順 1 から 手順 4 を繰り返します。継続するかどうかの入力を求められたら、y を入力します。
インストールプロセスは、システム状態のバックアップを作成し、すべてのプロビジョニングサーバーサービスを停止します。
Sun GigaSwift ギガビット Ethernet カードが取り付けられている場合は、メッセージは表示されません。 システムの再起動は必要ありません。
インストールプロセスは、システム状態のバックアップを作成し、すべてのプロビジョニングサーバーサービスを停止します。
その後、インストールプロセスは、JRE 1.4.1 がインストールされているかどうかを確認します。
必要な場合は、JRE 1.4.1 ライセンスを受領します。
JRE 1.4.1 がインストールされていない場合は、JRE 1.4.1 ライセンス契約が表示されます。 ライセンス契約を読みます。 ライセンスを承諾するかどうかの入力を求められます。
yes と入力してライセンス条件に同意し、JRE 1.4.1 をインストールして、インストールプロセスを継続します。
ライセンス条件に同意しない場合は、no と入力します。 インストールプロセスが中断され、システムプロンプトに戻ります。
JRE 1.4.1 がすでにインストールされている場合は、JRE ライセンスの同意を求めるプロンプトは表示されません。
インストールプロセスは、Provisioning Server パッケージをインストールします。 構成と各パッケージに関する情報メッセージが表示されます。 インストールされるパッケージの一覧と各パッケージの説明については、付録 B 「N1 Provisioning Server パッケージ 」を参照してください。
パッケージのインストールが完了すると、次のメニューが表示されます。
N1 Provisioning Server Install Main Menu 1. IP Address of external DNS server to forward unknown queries: 2. Image Copy Subnet: 3. Number of Sun Blades to be managed: 4. Database software: Postgres 4.1. Infrastructure Database parameters -> 4.2. Control Center Application Server and Database parameters -> 5. Datacenter DNS Domain Name for this N1 Provisioning Server: 6. Resource Layer VLANs: <list> 7. Resource Layer Subnets: 8. Sun Blade System Chassis Information for discovery -> 9. Flash snapshot permission: 10. Directory where images will be stored: Please select an item by entering the index value preceding it ('x' to exit, 'help' for usage information) :
インストールメニューのナビゲーションの説明を表示するには、 プロンプトで help と入力します。
メニュー項目の詳細説明については、付録 A 「Install Main Menu の説明 」を参照してください。
要求された値を入力するたびに、指定した値とともに「Provisioning Server Install Main Menu」が再表示されます。
1 と入力して、不明なクエリの転送先の IP アドレスを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter DNS Forwarder IP (<ENTER> for none) : |
不明なクエリの転送先の IP アドレスを入力します。
外部 IP アドレスを持っていない場合は、Enter キーを押して、このフィールドはブランクのまま残します。 入力に誤りがあると、インストールに失敗します。
項目 1 に IP アドレスが指定されて、Install Main Menu が再表示されます。
2 と入力して、イメージコピーサブネットの IP アドレスを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Image Copy Subnet (example: 10.42.42.0/24): |
イメージコピーサブネットの IP アドレスを入力します。
項目 2 に IP アドレスが指定されて、Install Main Menu が再表示されます。
3 と入力して、管理されるサーバーブレードの数を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the number of blades to be managed: |
N1 Provisioning Server が管理する、全シャーシに装着されているサーバーブレードの合計数を入力します。
4 と入力して、データベースソフトウェアを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the Database software to use [Oracle|Postgres]: |
プロンプトで表示されたとおりに正確に使用するデータベース名を入力します。
Install Main Menu が再表示されます。
4.1 と入力して、データベースパラメータを指定します。
手順 12 で Oracle を指定した場合は、手順 14 に進んでください。
Oracle データベースは、コントロールプレーンサーバーにインストール済みでなければなりません。 「N1 Provisioning Server データベースのインストール 」を参照してください。 Oracle を指定しており、Oracle データベースをインストールしていない場合は、インストールに失敗します。
Oracle データベースパラメータを指定します。
「Infrastructure Database parameters」メニューが表示されます。
Infrastructure Database parameters 1. The directory where Oracle is installed: 2. Database Data Directory: 3. Database Log Directory 1: 4. Database Log Directory 2: |
Oracle データディレクトリとログディレクトリは空にしてください。空でないとインストールに失敗します。 指定したディレクトリ名が存在しない場合、インストールソフトウェアによってそのディレクトリが作成されます。
1 と入力して、Oracle ホームディレクトリの名前を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the oracle home directory [/opt/oracle/OraHome1]: |
上記のデフォルトディレクトリに Oracle をインストールした場合は、Enter キーを押します。 別の場所に Oracle をインストールした場合は、Orahome1 ディレクトリのフルパスを入力します。
2 と入力して、データベースデータディレクトリ名を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the directory name to use for the database data [/oracle_data1]: |
デフォルトを使用する場合は Enter キーを押します。または、データベースデータに使用するディレクトリのフルパスを入力します。
3 と入力して、データベースの 1 次ログ ディレクトリを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the primary directory name to use for the database logs [/oracle_data2]: |
デフォルトを使用する場合は Enter キーを押します。または、データベースログを格納する 1 次ディレクトリとして使用するディレクトリのフルパスを入力します。
4 と入力して、データベースの 2 次ログディレクトリを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the secondary directory name to use for the database logs [/oracle_data3]: |
デフォルトを使用する場合は Enter キーを押します。または、データベースログを格納する 2 次ディレクトリのフルパスを入力します。
x と入力して、Install Main Menu に戻ります。
4.2 と入力して、Oracle Control Center アプリケーションサーバーとデータベースパラメータを指定します。
次のサブメニューが表示されます。
Control Center Application Server and Database parameters 1. Admin Server user name: 2. Admin Server password: 3. Oracle database administrator user (see help for details): 4. Oracle database administrator password: 5. Oracle database user: 6. Oracle database password: 7. Enable Mail Notification: |
1 と入力して、管理者サーバーユーザー名を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Admin Server user name [admin]: |
デフォルトを使用する場合は Enter キーを押します。デフォルト以外を使用する場合は、管理サーバーユーザー名を入力します。
各サブメニュー項目で指定した値とともにデータベースサブメニューが再び表示されます。
2 と入力して、管理者サーバーのパスワードを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter admin server Password: |
管理サーバーのパスワードを入力します。 パスワードには最低 8 文字を指定します。 パスワードの確認が求められます。 パスワードをもう一度入力します。
3 と入力して、データベース管理ユーザーを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter DBA user [system]: |
デフォルトを使用する場合は Enter キーを押します。デフォルト以外を使用する場合は、データベース管理ユーザー名を入力します。
これは Control Center データベースを作成するのに使用される Oracle ユーザーアカウントです。 このアカウントは、十分な Oracle DBA 管理特権を所有する必要があります。 このアカウントは、データベースインストール中に Oracle データベース内に作成された DBA アカウントです。 UNIX ユーザーアカウントの oracle とは異なります。 詳細については、Oracle マニュアルを参照してください。
4 と入力して、データベース管理パスワードを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Oracle DBA Password: |
データベース管理ユーザーのパスワードを入力します。 パスワードの確認が求められます。 パスワードをもう一度入力します。
5 と入力して、Control Center データベースユーザー名を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter user name for the control center database [tcc]: |
デフォルトを使用する場合は Enter キーを押します。デフォルト以外を使用する場合は、Control Center データベースユーザー名を入力します。
6 と入力して、Control Center データベースユーザーのパスワードを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Oracle database user Password: |
データベースユーザーのパスワードを入力します。 パスワードの確認が求められます。 パスワードをもう一度入力します。
7 と入力して、電子メール通知を有効または無効にします。
次のプロンプトが表示されます。
Do you want to enable email notification? ([n]/y) |
Postgres Control Center アプリケーションサーバーのデータベースパラメータを指定します。
次のサブメニューが表示されます。
Infrastructure Database parameters 1. Database Data Directory: 2. Database Log Directory 1: |
1 と入力して、Postgres ホームディレクトリの名前を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the directory name to use for the database data [/postgres_data]: |
Postgres をデフォルトディレクトリ /postgres_data にインストールする場合は、Enter キーを押します。 デフォルト以外のディレクトリに Postgres をインストールする場合は、そのディレクトリのフルパスを入力します。
2 と入力して、データベースログディレクトリの名前を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the primary directory name to use for the database logs [/postgres_log]: |
データベースログを格納するディレクトリとして /postgres_log を使用する場合は、Enter キーを押します。 デフォルト以外のディレクトリにログを格納する場合は、そのディレクトリのフルパスを入力します。
次のサブメニューが表示されます。
Control Center Application Server and Database parameters 1. Admin Server user name: 2. Admin Server password: 3. Database user: 4. Database password: 5. Enable Mail Notification: |
1 と入力して、管理サーバーユーザー名を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Admin Server user name [admin]: |
デフォルトを使用する場合は Enter キーを押します。デフォルト以外を使用する場合は、管理サーバーユーザー名を入力します。
パスワードには最低 8 文字を指定します。 パスワードの確認を求められるので、パスワードをもう一度入力します。
2 と入力して、管理サーバーのパスワードを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter admin server Password: |
管理サーバーのパスワードを入力します。 パスワードの確認が求められます。 パスワードをもう一度入力します。
3 と入力して、Control Center データベースユーザー名を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter user name for the control center database [tcc]: |
デフォルトを使用する場合は Enter キーを押します。デフォルト以外を使用する場合は、Control Center データベースユーザー名を入力します。
4 と入力して、Control Center データベースユーザーのパスワードを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Database user Password: |
データベースユーザーのパスワードを入力します。パスワードの確認が求められます。 パスワードをもう一度入力します。
5 と入力して、電子メール通知を有効にするかどうかを選びます。
次のプロンプトが表示されます。
Do you want to enable email notification? ([n]/y) |
電子メール通知を無効にするには、n と入力したあと、x と入力して Install Main Menu に戻ります。
手順 18 に進んでください。
電子メール通知を有効にするには、y と入力します。
電子メール仕様サブメニューが表示されます。
データベース電子メール通知の値を指定します。
電子メール通知を有効にすると、次のサブメニューが表示されます。
7.1 Mail From: 7.2 Mail To: 7.3 SMTP host name: |
5 と入力して、Provisioning Server の DNS ドメイン名を指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter the fully qualified dns domain name: |
Provisioning Server の完全修飾 DNS ドメイン名を入力します。 たとえば、n1ps01.companyname.com と入力します。
6 と入力して、仮想ローカルエリアネットワーク (VLAN) をファームに配分します。
次のプロンプトが表示されます。
Resource Layer VLANs 1. 10-255 These are the VLANs that will be allocated to your farms. Each Resource VLAN must be a valid integer range such as '11-23' or '25' Choose an operation to perform on the list. a - add item d - delete item i - insert item x - exit [a|d|i|x]: |
a と入力して、VLAN 範囲を追加します。 次のプロンプトが表示されます。
Add Item to List Enter a VLAN range (example: '11-23'): |
ファームに配分する VLAN の範囲を入力します。たとえば、10–22 と入力します。 「Resource Layer VLAN」メニューが再び表示されます。
この手順を繰り返して、すべての VLAN を配分します。 ファームへの VLAN 範囲の追加を完了したら、x と入力して VLAN メニューを終了します。
Install Main Menu が表示されます。
7 と入力して、リソース層サブネットの IP アドレスを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Resource Layer Subnets <Empty List> These are the subnets that are allocated to your farms. Each resource subnet must be of the form '<subnet address>/<i|e>' where <subnet address> is of the form '<subnet ip>/<masklen>' and the final 'i' or 'e' indicates whether this is an internal subnet or an external subnet. For example: '10.8.0.0/24/i' and '220.240.255.0/24/e' are valid values. Choose an operation to perform on the list. a - add item d - delete item i - insert item x - exit [a|d|i|x]: Add Item to List Enter Resource Subnet (example: 10.8.0.0/24/i): |
a と入力して、リソース層サブネットを追加します。 次のプロンプトが表示されます。
Add Item to List Enter Resource Subnet (example: 10.8.0.0/24/i): |
正しいサブネット値を入力します。 「Resource Layer Subnets」メニューが再び表示されます。
この手順を繰り返して、すべてのリソース層サブネットを入力します。 ファームへのサブネット値の追加が完了したら、x と入力して VLAN メニューを終了します。
Install Main Menu が表示されます。
8 と入力して、検出のための ブレードシステムシャーシ 情報を指定します。
次のメニューが表示されます。
Sun Blade System Chassis Information for discovery 1. Blade System Chassis IP Addresses and Switch Network Configuration: 2. Blade System Controller and Switch User Login (Note: The System Controllers and Switches for ALL the Blade System Chassis MUST have the same login): 3. Blade System Controller and Switch Password (Note: The System Controllers and Switches for ALL the Blade System Chassis MUST have the same password): Please select an item by entering the index value preceding it ('x' to exit, 'help' for usage information) : |
1 と入力して、シャーシ IP アドレスとスイッチのネットワーク構成を指定します。
次のメニューが表示されます。
Blade System Chassis IP Addresses and Switch Network Configuration sc_ip sw1_ip sw2_ip default_gw netmask ----------------------------------------------------------------- <empty list> <empty list> <empty list> <empty list> <empty list> These are the IP Addresses of the SunFire Blade System Chassis in your I-Fabric. Each Blade System Controller IP Address must be accompanied by network configuration data for the Switches on that Blade System Chassis. The install program uses the SC IP Address to connect to the SunFire Blade System Controller and uses the rest of the information for *configuring** the switches on that blade system chassis. Note that the installer will destroy any existing switch configurations and replace it with the supplied information. You *must* supply 2 IP addresses for the switches even if only one switch is present in a shelf. The installer will ignore the unused address but you should keep it reserved for possible addition of a second switch. Choose an operation to perform on the list. a - add item d - delete item i - insert item x - exit [a|d|i|x]: |
シャーシに 1 つの SSC しか装着されていない場合でも、SSC1 (2 つ目の SSC) にスイッチアドレスを指定する必要があります。 IP アドレスは、2 つ目の SSC の追加用に予約されます。
シャーシ情報を追加します。
a と入力します。 次のプロンプトが表示されます。
Add Item to List Enter Blade System Controller IP Address: |
シャーシシステムコントローラの IP アドレスを入力します。たとえば、10.5.144.50 と入力します。 インストールプロセスはアドレスに ping を実行して、存在を確認します。 アドレスが存在する場合は、次のメッセージが表示されます。
Pinging 10.5.144.50 ...success! |
次のプロンプトが表示されます。
Enter First Switch IP Address: |
最初のスイッチ IP アドレスを入力します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Second Switch IP Address: |
2 つ目のスイッチ IP アドレスを入力します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Blade Switch Default Gateway: |
スイッチデフォルトゲートウェイ IP アドレスを入力します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Blade Switch netmask: |
ネットマスク値を入力します。
シャーシの値が表示されます。 以下に例を示します。
Blade System Chassis IP Addresses and Switch Network Configuration sc_ip sw1_ip sw2_ip default_gw netmask ----------------------------------------------------------------- 10.5.144.50 10.5.144.53 10.5.144.54 10.5.144.1 255.255.255.0 |
この手順を繰り返して、すべてのシャーシの値を入力します。 値の入力が完了したら、x と入力して、「Blade System Chassis IP Addresses and Switch Network Configuration」メニューを終了します。 「Sun Blade System Chassis Information for discovery」メニューが再び表示されます。
Sun Blade System Chassis Information for discovery 1. Blade System Chassis IP Addresses and Switch Network Configuration: 2. Blade System Controller and Switch User Login (Note: The System Controllers and Switches for ALL the Blade System Chassis MUST have the same login): 3. Blade System Controller and Switch Password (Note: The System Controllers and Switches for ALL the Blade System Chassis MUST have the same password): Please select an item by entering the index value preceding it ('x' to exit, 'help' for usage information) : |
2 と入力して、シャーシ SSC ユーザーログインを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Blade System Controller and Switch user login: |
ユーザー名を入力します。 「Sun Blade System Chassis Information for discovery」メニューが再び表示されます。
3 と入力して、シャーシ SSC ユーザーパスワードを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter Blade System Controller and Switch user Password: |
パスワードを入力します。 パスワードの確認が求められます。
Confirm Blade System Controller and Switch user Password: |
パスワードをもう一度入力したあと、x と入力して Install Main Menu に戻ります。
9 と入力して、フラッシュスナップショット権を有効にするかどうかを選択します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter new value [enabled|disabled]: |
enabled と入力してスナップショット権を有効にするか、disabled と入力してスナップショット権を無効にします。
メニュー項目のどれかに異なる値を指定したい場合は、メニュー項目番号を入力すると、その項目の値を編集できます。
10 と入力して、イメージが格納されるディレクトリを指定します。
次のプロンプトが表示されます。
Enter new value [/images]: |
デフォルト値の /images を使用する場合は Enter キーを押します。デフォルト以外を使用する場合は、ディレクトリ名を入力します。
次のプロンプトが表示されます。
(optional) Make a backup of these settings to a file?? ([n]/y) |
設定をファイルに保存するかどうかを選択します。
設定を保存せずに継続する場合は n と入力します。 手順 25 に進んでください。
設定を保存する場合は、y と入力します。 次のメッセージが表示されます。
Settings saved. File is /var/tmp/Profile.pl Continue with installation?? |
インストールプロセスを継続する場合は、y と入力します。 手順 25 に進んでください。
インストールプロセスを終了してシステムプロンプトに戻るには、n と入力します。
後でインストールプロセスを再開するには、root ログインプロンプトで次のコマンドを入力します。
/cdrom/cdrom0/install -n -s /var/tmp/Profile.pl
インストールプロセスを再開すると情報メッセージが表示され、以降の手順で説明するように、インストールプロセスが継続されます。
次のプロンプトが表示されます。
Continue with installation?? (n/[y]) |
インストールプロセスを継続します。
継続する場合は、y と入力します。
次のメッセージが表示されます。
Done with user input. Disabling (finger/talk/uucp/printer) / Enabling (tftp) services ...done! Configuring DNS ...done! Preparing the system for IDB ...done! |
データベースに Oracle を選択した場合は、次のメッセージが表示されます。
The database will be created in the following directories. - Data Directory => /export/oracle-data1 - Log Dirs => [/export/oracle-data2, /export/oracle-data3/oracle-data3 ] If you want to mount a second disk or an nfs share onto these directories, do so now. Ensure that the filesystems on these directories are created and empty If these directories do not exist after this, they will be created on the / filesystem Press Enter to continue. |
データベースに Postgres を選択した場合は、次のメッセージが表示されます。
The database will be created in the following directory. - Data Directory => /export/postgres_data If you want to mount a second disk or an nfs share onto these directories, do so now. Ensure that the filesystems on these directories are created and empty If these directories do not exist after this, they will be created on the / filesystem Press Enter to continue. |
Enter キーを押して継続します。
インストールプロセスは、設定と構成タスクを実行します。これには、コントロールプレーンデータベースの作成、DNS の設定、シャーシスイッチの設定と構成、シャーシサーバーブレードの設定と構成が含まれます。 設定と構成を完了したあと、インストールプロセスは、検出を実行してプロビジョニングサーバーサービスを開始します。また、必要なファイルをコントロールプレーンサーバーにコピーし、プロビジョニングサーバー設定を構成し、イグニションオペレーティングシステムを設定します。
その後、設定プロセスは、Provisioning Server とイメージサーバーを組み合わせてインストールしたかどうかを確認します。
Provisioning Server とイメージサーバーを単一のマシンにインストールすることを選んだ場合、次のメッセージが表示されます。
Installation of N1 Combined Provisioning and Image Server software setup completed successfully. |
手順 28 に進んでください。
Provisioning Server ソフトウェアのみをインストールすることを選んだ場合、次のメッセージが表示されます。
Setting up separate Image Server ... Creating new image server 47001 Allocated ip address 10.23.44.2 Now you will need to manually set up the Image Server as follows: 1. Plumb the interface which is connected to VLAN 8 2. Configure the interface using the template: ifconfig ifname inet 10.23.44.2 netmask 255.255.255.0 broadcast + up Make sure the interface is automatically configured during reboot 3. Create a filesystem on /images of at least 6000MB 4. Export the filesystem as: share -F nfs -o anon=0,rw=@10.23.44.0/24 /images Make sure the export is automatically shared upon reboot When the Image Server machine configuration is complete, come back to this machine to finish the image server setup Press Enter only AFTER you have set up the Image Server: |
手順 26 のすべてのタスクを完了するまで、Enter キーを押さないでください。
イメージサーバーを設定します。
イメージサーバーマシンに root (su - root) でログインします。
データプレーンスイッチに接続された (VLAN 8) インタフェースを有効 (plumb) にします。
コマンドifconfig ifname plumb を入力します。ifname は、ギガビット Ethernet カードインタフェースの名前になります。
インタフェースを構成します。
コマンド ifconfig ifname inet 10.23.44.2 netmask 255.255.255.0 broadcast + up を入力します。ifname はギガビット Ethernet カードインタフェースの名前になります。
6000M バイト以上の空き領域を持つファイルシステムを /images に作成します。
/images 以外のパーティションを使用する場合は、パーティションを /images にマウントします。
イメージディレクトリが、イメージサーバーのルートファイルシステム (/) の一部である場合、この手順はスキップします。
次のコマンドを入力して、パーティションを /images にマウントします。
# mkdir /images # newfs /dev/rdsk/partition # mount /dev/dsk/partition /images |
partition は、パーティションのディスクロケーションになります。 パーティションに、少なくとも 6000M バイトの空き領域があることを確認します。
/image パーティションがネットワーク経由でアクセスできるようにします。
次の行を /etc/dfs/dfstab ファイルに追加します。
share -F nfs -o anon=0,rw=@10.23.44.0/24 /images
再起動後もマウントポイントを保持します。
再起動後にマウントポイントを保持するように、/etc/vfstab ファイルを編集します。 詳細については、vfstab(4) のマニュアルページを参照してください。
イメージサーバーマシンを再起動します。
イメージサーバーが再起動されたら、コントロールプレーンサーバーのインストールセッションに戻ります。
イメージサーバーの設定を完了します。
Enter キーを押します。 次のメッセージが表示されます。
Are you sure you have set up the Image Server? If yes, press Enter to continue or x to exit: |
Enter キーを押して継続します。 インストールプロセスは、ping を使用してイメージサーバーにアクセス可能かどうかを確認します。
次のメッセージと似たメッセージが表示されます。
Checking if Image Server is pingable ...Done. Image Server Size = 33812 Mbytes Image Server setup completed |
インストールを完了します。
ここで、インストールプロセスは、インストール DVD-ROM 内のオペレーティングシステムイメージをイメージリポジトリにインポートし、サーバーイメージを作成します。 サーバーイメージの作成が完了したあと、インストールプロセスは Control Center を構成して起動します。その後、サーバーブレードをテストします。 各テストのステータスが表示されます。 サーバーブレードのテストが完了すると、次のメッセージが表示されます。
Installation of N1 Provisioning Server software completed successfully.
N1 Provisioning Server システムを完成するには、次のタスクを実行します。
N1 Provisioning Server インストールを検証します。 「N1 Provisioning Server インストールの検証 」を参照してください。
ロールベースのアクセス制御を適用します。 『N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition システム管理ガイド』を参照してください。