フレキシングとは、論理サーバーファーム上の容量を追加または削除する機能のことです。 N1 Provisioning Server ソフトウェアは、迅速かつ自動的にリソースのプロビジョニングと構成を行います。 一時的な需要の急増に対処する場合や、長期的に容量を調整する場合にフレキシングを適用できます。 いずれの場合でも、フレキシングによってより効果的にインフラストラクチャリソースを使用することができます。 N1 Provisioning Server ソフトウェアは、2 種類のフレキシングサービスを提供します。
論理サーバーファーム内の個々のサーバーの追加と削除
サーバーグループメカニズムによるサーバーグループの追加と削除
アクティブな論理サーバーファームに対するサーバーの追加と削除はいつでも行えます。 Control Center からサーバーを追加するには、サーバーアイコンを既存の論理サーバーファーム設計にドラッグし、それを該当するサブネットに追加します。 DNS および DHCP サービスはすべて自動的に構成されます。 サーバーを追加することで、ファームの起動プロセスを再度開始する必要はありません。 Control Center を使用してサーバーを削除することもできます。
サーバーグループは、N1 Provisioning Server ソフトウェア内でサポートされる一意の論理構造です。 サーバーグループによって、グループ内のすべてのサーバーの定義済みの役割またはイメージが関連付けられるため、サーバーの迅速なフレキシングが可能になります。 サーバーグループ内のサーバーはすべて同一であると考えられ、同じソフトウェアイメージで起動されます。 このソフトウェアイメージは、サーバーグループ内のすべてのサーバーに複製されるグローバルイメージです。
サーバーグループがフレックスアップされると、そのサーバーグループに関連付けられているグローバルイメージは、グループに追加されていた各サーバーに自動的に格納されます。 サーバーグループ内の個々のサーバーを変更することはできますが、指定のグローバルイメージを更新するまでその変更はフレックス操作に反映されません。 サーバーグループがフレックスダウンされると、サーバーとそれに関連付けられるストレージは、リソースプールに返されます。 サーバーグループのフレキシングは、Control Center server configuration ダイアログボックスを使用して行います。