Sun Management Center 3.5 Update 1 追補マニュアル

登録トラップの構成

エージェントは、ユーザーが指定する間隔で登録トラップに送信するように構成できます。 パラメータ agentRegisterHoldOff は、最初の登録トラップを送信するときの初期遅延を制御します。 デフォルトでは、このパラメータの値は 90 秒です。 このパラメータの値を変更するには、ファイル /var/opt/SUNWsymon/cfg/domain-config.x を編集します。 たとえば、この値を 120 秒に設定するには、上記ファイルで次のように入力します。


agent = { 
agentServer = <myHostname>   
	..                 
	agentRegisterHoldOff = 120   
}
このパラメータの値は 60 秒から 300 秒までの間である必要があります。

パラメータ agentRegisterRetry は、なんらかの理由で初期トラップが失われ、構成サーバーが受信できなかった場合に、エージェント登録トラップを再送信するときの間隔を制御します。 デフォルトでは、このパラメータの値は 300 秒です。 登録トラップが失われた場合、エージェントは構成サーバーが受信するまで、この間隔で登録トラップを再送信します。

このパラメータの値は 300 秒から 900 秒までの間である必要があります。 たとえば、この値を 450 秒に設定するには、上記ファイルで次のように入力します。


agent = { 
 agentServer = <myHostname>      
	 ..                 
	 agentRegisterRetry = 450         
} 
300 秒より低い値を指定した場合、システムは 300 秒 (最小値) を使用します。 900 秒より高い値を指定した場合、システムは 900 秒 (最大値) を使用します。 値を指定しなかった場合、システムは 300 秒 (デフォルト値) を使用します。