Sun Management Center 3.5 Update 1 追補マニュアル

第 4 章 Performance Reporting Manager (PRM) の強化機能

Sun Management Center 3.5 Update 1 では、Performance Reporting Manager (PRM) に多数の機能を強化しました。 この章で説明する概念や用語の完全な説明については、『Sun Management Center 3.5 Performance Reporting Manager ユーザーガイド』を参照してください。

この章では、Sun Management Center 3.5 Update 1 における Performance Reporting Manager への次の機能について説明します。

システム稼働統計レポート

PRM のシステム稼働時間レポートは、shutdowninit などの Solaris コマンドによって記録された /var/adm/wtmpx ファイルの内容に基づいて、システムの稼働時間と停止時間を計算します。

エージェントマシンの PRM モジュールは、5 分ごとに更新されるタイムスタンプを管理することによって、電源停止または wtmpx ファイルを更新しないコマンドによるシステム停止時間を計算します。 wtmpx に状況が記録されていない場合は、判明している最後のタイムスタンプをおおよその停止時間の記録として使用することによって、システム停止時間を計算します。

電源停止または wtmpx ファイルを更新しないコマンドによるシステム停止時間を計算するには、エージェントとサーバーの両方のマシンに PRM 3.5 Update 1 インストールが必要です。

Sun Management Center 3.5 Update 1 では、稼働時間に関する 3 つの新しい標準レポートが追加されました。


注 –

稼働時間ステータスレポート、稼働時間率 (合計) レポート、および 総稼働時間 (合計) レポートを生成できるのは、エージェントをサーバーホストのトポロジに追加してから 90 分後です。

稼働時間率 (詳細) レポートと総稼働時間 (詳細) レポートを生成できるのは、サーバーを起動してから 1 日後です。


CSV の自動生成

レポート要求作成画面には 2 つの新しいレポート出力形式が追加され、次のような CSV (コンマ区切り値) 形式のレポートを自動生成できるようになりました。

このような形式のレポートには、次のような利点があります。

その他のグラフオプション

3 つの新しいグラフ形式が追加されました。

Java Console からの印刷

Java Console から直接レポートを印刷できるようになりました。 「画面の印刷」メニューオプションは、現在の画面またはページを印刷します。 複数ページにまたがる表形式のレポートの場合、各ページを個別に印刷する必要があります。