次の手順で、テスト環境で Container Manager をツールとして使用して、アプリケーションのリソース消費の傾向を把握できます。
Container Manager ソフトウェアと必要なソフトウェアをインストールおよびセットアップします。
詳細は、第 2 章「Container Manager のインストールと設定」を参照してください。
監視するすべてのエージェントマシンに Performance Reporting Manager をインストールします。
詳細は、第 2 章「Container Manager のインストールと設定」および『Sun Management Center 3.5 Performance Reporting Manager ユーザーガイド』を参照してください。
傾向を把握するアプリケーション用に、有効なアプリケーションベースのコンテナを作成します。新規プロジェクトウィザードで、最小 CPU 予約数だけを設定します。メモリーキャップは設定しません。
詳細は、「アプリケーションベースのプロジェクトの作成」および「アプリケーションベースのプロジェクトを作成する」を参照してください。
日別、週別、またはリアルタイムのグラフで、使用されているリソースを数週間、監視します。1 つのホストで実行中のコンテナの CPU とメモリーリソースの 2 つのグラフを確認できます。また、「プロセス」表でアプリケーション内で実行中のプロセスを監視することもできます。
詳細は、「有効なプロジェクトのリソース使用状況レポートを要求する」および「プロジェクトのプロセスの表示」を参照してください。
アプリケーションに必要な物理メモリーの最大容量を把握したら、コンテナのプロパティを変更してメモリーキャップを設定します。メモリーキャップは、アプリケーションで使用される最大メモリー容量以上にします。
詳細は、「プロパティシートを使用してプロジェクトを変更する」を参照してください。
使用メモリーが、設定したメモリーキャップを超え始めたときに通知を受け取るようにアラームを設定します。必要な場合は、プロパティシートでメモリーキャップを調整します。
詳細は、「アラームのしきい値を設定する」および「プロパティシートを使用してプロジェクトを変更する」を参照してください。
Container Manager を使用してリソース使用状況の傾向を把握したら、コンテナを使用して本稼働環境でサーバーを統合できます。
サーバーの統合の計画および実行については、David Hornby、Ken Pepple 共著『Consolidation in the Data Center』(Sun Blueprints) を参照してください。ORACLE データベースを使用しているシステムのサーバー統合については、Sun のホワイトペーパー『Consolidating Oracle RDBMS Instances Using Solaris Resource Manager Software』を参照してください。