大域ゾーンは、1 つのリソースプールにバインドされていない唯一のゾーンです。大域ゾーンは、任意のプールから CPU リソースを取得できます。ホスト上のすべてのリソースプールには隠れた大域ゾーンがあるので、大域ゾーン内のプロジェクトは、ホストのすべてのリソースプールから CPU リソースを取得できます。
たとえば、リソースプール Pool_default には CPU が 4 つあり、zone_1 と zone_2 が配備されているとします。Pool_default の CPU シェア数は 10 です。zone_1 の CPU シェア数は 5、zone_2 の CPU シェア数は 4、大域ゾーンの CPU シェア数は 1 です。
別のリソースプール Pool_1 には CPU が 2つ、CPU シェアが 10 個あります。Pool_1 には、ゾーン zone_3 だけが配備されています。zone_3 の CPU シェア数は 9 です。大域ゾーンの CPU シェア数は 1 です。
大域ゾーン内のプロジェクトでは、配備されているプールの 1 CPU シェアから CPU リソースが取得されます。
Solaris Container Manager では、大域ゾーン内のプロジェクトは pool_default に配備する必要があります。